日本プロゴルフ殿堂顕彰者の九州の重鎮が設計した福岡のコース

[かほゴルフクラブ]
03.日本のゴルフ場
03.日本のゴルフ場

福岡県の「かほゴルフクラブ」

開場は1975年。設計は島村祐正

福岡には昔からよく仕事や遊びに来ていたのだが、かほゴルフクラブというコース名も島村祐正という人物も初めて聞いたので島村祐正という人物について調べてみると素晴らしい功績を残しているプロゴルファーであったことがわかった。

島村祐正は日本プロゴルフ殿堂の第2回顕彰者(2013年)になんと日本初のプロゴルファーの福井覚治、初代PGA会長の安田幸吉、JLPGA初代理事長の二瓶綾子、そして説明の必要がない樋口久子青木功という錚々たるプロゴルファーと一緒に顕彰されていた人物なのであった。

日本プロゴルフ殿堂のホームページでは以下のように評されている。

九州の重鎮。戦後初の米国遠征メンバー

出身は千葉県だが、20代前半で九州に渡って根をおろした。初優勝は38歳時の関西プロ(1953年)という遅咲き。しかし、そこから同大会3連覇を飾るなど実力を開花させた。

フェアウエーウッドの名手で、初優勝の前年、1952年には中村寅吉、林由郎、石井迪夫とともに戦後初の米国遠征メンバーに選ばれている。この実績から、未勝利時代でも評価が高かったことが伺える。また、1960年には小野光一とともにカナダカップ代表に選出されている(団体17位、個人36位)。日本オープンではプレーオフ負け1回を含む2位が2回と惜しいところでタイトルを逃した。シニア入りしてからも長年活躍し、多くのタイトルを加えている。

1969年からは日本プロゴルフ協会理事を務める。また、福岡国際CC(福岡県)、大分CC月形コース(大分県)などの設計を手掛けている。

日本プロゴルフ殿堂ホームページ

ゴルフやゴルフコースの歴史に関心があるのにまだまだ勉強不足を痛感した。

島村祐正は、関西プロ3連勝を含む4勝、関西オープン1勝、読売プロ1勝という戦績を残し、ゴルフコース設計では福岡国際カントリークラブ(福岡県・1969年開場、浅見緑蔵と共作)、鷹羽ロイヤルカントリークラブ(福岡県・1974年開場、ピーター・トムソンと共作)、大分カントリークラブ月形コース(大分県・1970年開場)、天瀬温泉カントリークラブ (大分県・1967年開場、木下俊雄と共作)がある。

かほゴルフクラブは、1975年に福岡で倉庫業を営んでいた見上グループが見上カントリークラブ庄内コースとして開場。その後、2006年に東急不動産の傘下に入り、嘉穂カントリー倶楽部にコース名を変更。2011年にはアコーディアの傘下に入り、2012年から現在のかほゴルフクラブとコース名が変わっていったという歴史がある。

グリーンはニューベントとベントの2グリーンでこの日はニューベント。

ティーはレギュラーティーからティーオフ。

コースは広々としているが絞るところは絞っていて、変化にとんだレイアウトで上手に設計しているコースだった。

1番ホール 514ヤード パー5

グリーン手前で左にドッグレッグしているパー5

ニューベントは右。

2番ホール 303ヤード パー4

距離の短いグリーンが右サイドにあるパー4。右の木があるのでティーショットは左狙い。

ニューベントは右(木と木の間に見える)

3番ホール 149ヤード パー3

ニューベントは奥。

4番ホール 460ヤード パー5

距離の短いパー5

ニューベントは左。

5番ホール 360ヤード パー4

池越えのパー4

セカンドは打ち上げ。ニューベントは左。

6番ホール 159ヤード パー3

かなりの打ち上げのパー3

ニューベントは奥。

7番ホール 333ヤード パー4

打ち下ろしでフェアウェイが左に傾斜しているパー4

ニューベントは右。

8番ホール 331ヤード パー4

距離の短い打ち上げのパー4

ニューベントは右。

9番ホール 382ヤード パー4

打ち下ろしのパー4

ニューベントは右。

10番ホール 433ヤード パー5

距離の短い打ち下ろしのパー5

ニューベントは左。

11番ホール 399ヤード パー4

打ち下ろしのパー4

セカンドも打ち下ろし。ニューベントは右。

12番ホール 404ヤード パー4

緩やかな打ち上げのパー4

ニューベントは左。

13番ホール 173ヤード パー3

打ち下ろしのパー3。ニューベントは右。

14番ホール 440ヤード パー5

S字にドッグレッグしているパー5

IPから右にドッグレッグしていて、グリーン手前で左にドッグレッグしている。

このホールだけ1グリーン。

15番ホール 168ヤード パー3

池越えのパー3。ニューベントは右。

16番ホール 340ヤード パー4

ハザード越えの打ち下ろしでやや右ドッグレッグのパー4

ニューベントは右。

17番ホール 347ヤード パー4

打ち上げのパー4

ニューベントは右。

18番ホール 409ヤード パー4

打ち下ろしのパー4

セカンドも打ち下ろし。ニューベントは右。

芝鳥 のぶあま

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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