マウナ・ケアのご来光

[マウナケア山頂 ]
27.散歩中の風景
27.散歩中の風景

ハワイ島に着たら一度は見ておくべき景色に標高4205mのマウナ・ケアの山頂から眺めるサンセットがありますが、それ以上にお勧めなのがサンライズです。

しかし、サンライズを見に行く場合、深夜に出発するために暗闇の中、舗装されていない道を進む必要があるのでツアーに参加するのがお勧めです。

なぜサンライズのツアーがお勧めかというと、

1.サンライズのツアーはマウナ・ケア山頂を独り占めできる
マウナ・ケア山頂に登れるツアー会社は9社しかないようです。それぞれ1社につき1回に2台までしか車を出すことができないと聞きました。
1台に12名ほど車に乗車できるので、サンセット時には9×2×12=216人ほどの観光客が山頂に集まります。
その他、ツアーに参加せずに自分たちで登頂する観光客もいるのでこれ以上の人数がいる日もありますが、サンライズ時には深夜出発のため素人が運転できる状況ではないのでツアー客しか山頂にいません。しかも、サンライズのツアーを行っているツアー会社は1社しかなく最高12人だけが山頂を独占できるのです。

2.時間を有効に使える
サンセットのツアーは昼過ぎに出発して21時ぐらいに戻ってくるプランが多いようです。
サンライズのツアーは深夜0時から2時ぐらいの間に出発して朝の9時頃に戻ってきます。
登頂中の車の中では睡眠は禁止(高度が高くなり酸素が薄くなることでそのまま昏睡状態になる可能性があるので)ですが、帰りは睡眠できますので戻ってからも時間を有効に使うことができるからです。

3.サンライズのほうがパワーがもらえる気がする
太陽が地平線から顔を出した瞬間、体いっぱいに光を浴びて体中に力が漲る気がします。

私はサンライズツアーを唯一開催している太公望ハワイのツアーに申し込みました。
「マウナ・ケア山頂サンライズ&星空観測ツアー」
http://www.taikobo.com/

このツアー、上記のような理由のために大人気です。直前に申し込むと満席になっていることが多いので早めの予約が必要なのですが、今回のハワイ行きは1週間ほど前に突然決めたこともあるのでその時点では予約がいっぱいでした。
キャンセル待ちでお願いしていたら運良くキャンセルが出たので参加することができてラッキーでした。

E氏にもマウナ・ケア山頂でみるサンライズの素晴らしさを説明して参加を促したのですが興味ないとのことでE氏は不参加。ベッドの中で熟睡です。

ツアー会社のホームページの注意事項に
・ 『心臓、呼吸器系疾患』『妊婦』『高血圧』ダイビング後24時間以内』のいずれかに該当する方は安全等の理由によりご参加頂けません。また前夜(参加12時間以内)の飲酒はご遠慮下さい。
と記載があります。

先ほどハワイ・コールズ・レストランでワイン1本空けてるって?
フランス人は水の代わりにワインを飲みます。水みたいなもんです。。

長ズボンと長そでを着て集合時間の深夜2時25分にフロント前の車寄せまで移動。
すでにバンが止まっていました。ガイド兼運転手の人に参加費の150$を支払い、乗車。
この会社は途中の説明などもすべて日本語で説明してくれます。

どうやら私が最初のピックアップのようです。
太公望のバンは4列で各列3人座るバンです。2列目と4列目は窓ガラスの境目になるので1列目と3列目の左側がお勧めです。
右側の座席は通路を挟んで窓がありますが、左側は窓際なので星空を眺めながら移動できます。

次のピックアップ先のマリオットに移動。お友達同士の女性二人が乗車。
続いて、マウナ・ラニ・リゾートに移動してマウナ・ラニ・ポイントでピックアップ。カップルが乗車。
続いてマウナ・ラニ・テラスでピックアップ。カップルが二組乗車。
そして最後のピックアップ先のマウナ・ケア・リゾートに移動して、ハプナビーチ・プリンスホテルでピックアップ。こちらでもカップルが乗車。

ひとりで参加している物好きなオッサンは私一人でした。

これから太平洋で一番高い山マウナ・ケアに移動です。

KAWAIHAEロードを通ってワイメアの町に移動。ワイメアはパーカーランチで有名なカウボーイの町です。パーカーランチは東京23区の1.5倍の敷地がある牧場です。行きは真っ暗なので何も見えませんが帰りには朝になっているので牧場の風景を眺めることができます。

ワイメアの中心部を通過してKAWAIHAEロードの終点にはMAMALAHOAハイウェイが南北に続いています。北に行けばヒロに。南に行けばコナに着きます。
この道を南に10kmほど移動。
するとサドル・ロードというマウナ・ケアに通じる道があります。

サドル・ロードは舗装されている道路なのですが、米軍の演習場があるために戦車などが通過するのでアスファルトがボロボロになるようです。
サドル・ロードを40kmほど進むと左に曲がる道があります。これがマウナ・ケアに山頂に続く道です。

ここから急な坂道になりますがサドル・ロードのように路面は荒れていません。

途中でオニズカ・ビジターセンターというという施設で休憩。標高2800mにあります。
ここで休憩する理由は一気にマウナ・ケアの山頂に登ってしまうと気圧の変化に体がついていけずに高山病になりやすくなるためのようです。

休憩中は天体観測の時間です。雲一つない星空を鑑賞できます。
ガイドさんが星座の説明をしてくれます。バンに積んである天体望遠鏡で星や星雲の観察もできます。

体が馴染んできたら、いよいよ山頂に向かいます。ここからは舗装されていない道が続きます。
しばらく車を進めると山頂付近のマウナ・ケア天文台に到着。各国の天体望遠鏡が設置されています。

ここで車から降りて日の出を待ちます。

img20081021.jpg

幻想的な色合いです。刻一刻と空の色が変化して、見ていて飽きません。

img20081021_1.jpg

サンライズを鑑賞しているマウナ・ケア天文台付近は山頂ではなく、この写真に写っている頂がマウナ・ケアの山頂になります。

img20081021_2.jpg

だいぶ明るくなってきました。雲に陽が綺麗に反射しています。

img20081021_3.jpg

山頂付近も明るくなってきています。いよいよ日の出です。

 

img20081021_4.jpg

ものすごい光のパワーが全身を包みます。

 

img20081022.jpg太陽と逆方向を向くとマウナケアの影が雲に投影されています。
img20081022_1.jpgものすごいパワーです。
img20081022_2.jpg日本のすばる望遠鏡
img20081022_3.jpg各国の望遠鏡が並んでいます

 

最高のコンディションでサンライズを体感できました。

 

 

GDOコメント
なるほど。 

ハワイですしね。

 

 

 

 

Posted by:やきそばパンZ at 2008年10月23日(木) 14:31

 

 


やきそばパンZさん 

マウナケアの場合は標高4200mもあるので、雲が眼下にあることのほうが多いのでおそらく深夜に行動する変人はそんなにいないというのが理由かなぁと思ってます

 

 

 

 

Posted by:hally at 2008年10月23日(木) 11:08

 

 


早起きって言うか夜間行動って言うかそれが厳しいっていう理由の他に、朝だと雲が多くて雲の上の日の出を見られても海が見えないことが多いとか、そういう理由は無いでしょうかね?
夕日ツアー9社に対して朝日ツアー1社っていうのは。 

私が学生時代にアルバイトした東伊豆のペンションでは、「早起きさんは海に上がる美しい日の出が見られます。」とか謳ってるくせに、朝は大抵水平線がガスっていて素晴らしい日の出が望める日はあんまり無い、ってことは、ちょっと内緒でした。(笑)

 

 

 

 

Posted by:やきそばパンZ at 2008年10月23日(木) 00:56

 

 


やきそばパンZさん 

綺麗でしょ?

日が出たら一気に温度が上がるので体にパワーがみなぎるような感じがします

 

 

 

 

Posted by:hally at 2008年10月22日(水) 15:45

 

 


をををー!
これは綺麗だー! 

私も日の出の方が好きです。

しかし両方見られるって言うのも陸から離れた島の山頂ならではですね。大抵、夕日が綺麗な海岸は朝日は拝めませんものね。

 

 

 

 

Posted by:やきそばパンZ at 2008年10月22日(水) 09:25

 

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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コメント

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