全ホールから太平洋が見える絶景のコース

[Trump National Golf Club/トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ ]
07.米国ゴルフ
07.米国ゴルフ

カリフォルニアゴルフの2日めは、トランプナショナルゴルフクラブでのラウンド。

ロサンゼルスから車で南に約30分。10億円以上の豪邸が建ち並ぶ高級住宅地のパロスベルデス。

この太平洋が見渡せる地に、トランプナショナルゴルフクラブはあります。

 

元々、このコースは、オーシャントレイルズゴルフコースというピート・ダイ設計のコースで1999年7月にオープンする予定でした。

その開場予定日の一か月前の6月2日に不運にも18番ホールと隣接する2ホール(おそらく12番と17番)が土砂崩れにあい、オープンが延期されました。

3ホールは修復をしながら15ホールのゴルフコースとして1999年11月に開場されたコースでした。

そして2002年に不動産王のドナルド・トランプがコースを買収して、2004年8月からコースをクローズして、崩落のあった3ホールの再建と全ホールのリノベーションをドナルド・トランプが行ったようです。

リノベーションが完成し、2005年9月にはLPGAのオフィスデポ選手権を開催して箔をつけた後に2006年1月にトランプナショナルゴルフクラブとして正式にオープンしたという歴史があります。

リノベーションに6100万ドルもかけたようで、オーシャントレイルズ時代からの総工費は2億6400万ドルもかかっていて世界一贅沢なゴルフコースとも言われています。

1番と17番ホールのグリーン奥には滝を作り、ビジュアル的にも強化してバンカーの数も増やして難易度も増したコースは南カリフォルニアで一番高額なゴルフコースになりました。

そんな高級なゴルフクラブですが、ラウンドした私の感想は少し下品な印象を受けてました。

コース設計もフルバックのブラックティーは闇雲に距離を伸ばしただけであったり、クラブハウスも何となく落ち着かない。

ペリカンヒルゴルフクラブは同じ高級コースでも上品なコース。こちらは成金っぽい下品なイメージのコースという印象です。

トランプ氏はあえてそういうノリとキャラで自分を売っているので、トランプ氏の意図した通りなのかもしれませんね。

 

そんなトランプナショナルゴルフクラブですが、景観は今までラウンドしたゴルフコースの中ではトップクラスでした。何といっても全ホールから海が見渡せるコースはラウンドしていて気持ち良いです。

残念なのは1番ホールが海側から内地に向かって打ち上げのホールでその後は海岸線に沿って平行に行ったり来たり、コースがレイアウトされているので海に向かって打ちおろしなどというレイアウトや、崖に向かってティーショットして海越えというようなシチュエーションなどがないことは残念でした。

しかし、それを補うぐらい海が見渡せます。

何度も行きたいと思うコースではないのですが一度はラウンドしておくべきコースという感じでしょうか。

 

ティーはブラックティー、ブルーティ、ホワイトティー、レッドティー、イエローティーとあり、ブラックティーは7242ヤード(コースレート75.0、スロープ146)、ブルーティーは6291ヤード(72.1、スロープ138)、ホワイトティーは5881ヤード(69.8、133)とブラックとブルーでは約1000ヤードもの開きがあります。

距離的にはホワイトティーでは物足りないかなと思ったのですが、ホワイトがレギュラーティーっぽかったので無理をせずにホワイトからラウンドすることにしました。

しかしそれでも、ボールを曲げるとブッシュに入り、まずボールが見つからないという難しいコースで、とんでもないスコアでホールアウトしてしまいました(笑)

(記事中のティーインググラウンドからの写真はブラックティーからの風景でヤード表示もブラックティーからのヤード表記)

 

1番ホール 340ヤード パー4

打ち上げの距離の短いパー4。ホワイトからだと309ヤード。

グリーンは手前にも滝、奥にも滝。打ち上げです。

滝の音がうるさいです。ピート・ダイのオリジナルのコースでは滝はなかったようです。

2パットのボギー。

 

2番ホール 530ヤード パー5

フェアウェイが右に傾斜しているパー5。ホワイトからだと450ヤード。

ティーインググラウンドから右を向き、海を見た風景

ティーインググラウンドから振り返った風景

 

3番ホール 427ヤード パー4

ブッシュ越えのパー4。ホワイトからは336ヤード。

グリーン手前から振り返った風景。

 

4番ホール 171ヤード パー3

打ちおろしのパー3。ホワイトからは137ヤード。

 

5番ホール 513ヤード パー4

距離の長いパー4。ホワイトからは397ヤード。

ブラックティーからだとフェアウェイに届くにはキャリーで240ヤード必要です。

 

6番ホール 473ヤード パー4

真っ直ぐなパー4

 

7番ホール 578ヤード パー5

真っ直ぐなパー5。ホワイトからは512ヤード。

コースを振り向いた風景。

 

8番ホール 235ヤード パー3

距離の長い打ちおろしのパー3。ホワイトからは183ヤード。

 

9番ホール 509ヤード パー4

距離の長いやや左ドッグレッグのパー4。ホワイトからは422ヤード。レディースはパー5になります。

 

10番ホール 440ヤード パー4

ブッシュ越えのパー4。

ホワイトからは280ヤード。ブルーでも300ヤードなのでブラックティー以外は距離の短いパー4。

グリーン左側にはバンカー群が。

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グリーン周りのバンカーはこんな感じになっています。11番のティーインググラウンドから10番のグリーン方向を見た風景。

 

11番ホール 225ヤード パー3

グリーン右手前にバンカーがあるパー3。ホワイトからは187ヤード。

グリーン上から振り返った風景。風が強いです。

 

12番ホール 530ヤード パー5

真っ直ぐなパー5。ホワイトからは475ヤード。

ホワイトティーから後ろのブラックティーを振り返った風景。アメリカの星条旗が強風でせわしく、なびいています。

 

13番ホール 445ヤード パー4

真っ直ぐなパー4。グリーンが右側にあります。ホワイトからは385ヤード。

 

14番ホール 561ヤード パー5

右サイドに深いバンカーがあるパー5

14番ホールのティーインググラウンドから海側を見た風景

途中でブッシュ越えがあります。

 

15番ホール 175ヤード パー3

グリーンの左と手前がバンカーでぐるりと囲まれているパー3

 

16番ホール 338ヤード パー4

距離の短いパー4。左にはバンカーが。ホワイトからは278ヤード。

16番のティーインググラウンドから振り返って13番ホールグリーンを見た風景。

 

17番ホール 240ヤード パー3

グリーン奥には滝が流れるパー3。この滝もトランプが改造したときに造った人工滝。

左に見える高台の上には人が立っていますが、18番のブラックティーのティーインググラウンドです。

 

18番ホール 512ヤード パー4

ブラックティーからは距離の長いパー4。

ブルーで391ヤード、ホワイトは362ヤードなのでブラックティーだけここに無理やり、名物ホールにするために、ティーインググラウンドを設置したっぽい。

ブラックティーからはキャリーで220ヤードないと越えません。しかも強烈なアゲインスト。

同伴者の飛ばし屋のJさんも渾身のティーショット。完ぺきな当たり。ナイスショットでした。

こちらはホワイトティーからの風景。全く違うホールですね。

 

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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コメント

  1. こんにちは。
    お声をかけていただけまして、ありがとうございました。(^^)
    夕食、とーても楽しく、そしてしゃべりすぎました。(←私は、ですが。(^^;)
    トランプナショナル、17番18番をプレーした記憶がありません。(2007年にプレーしたのですがたぶん真っ暗だったと思われ。)
    前半9ホールはその後2010年末にラウンドして記事にしましたが、9ホールで終了してます。
    今回のhallyさんの記事を拝見して満足いたしました。(^^)

  2. harry より:

    やきそばパンZさん
    私もとても楽しかったですよ!
    ありがとうございました!
    トランプナショナルの18番のフルバックのティーはプレッシャー感じますよね。
    私の飛距離では一万発ショットしても届きません(笑)

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