くるりと丸まった不思議な麺
2012年2月 7日 17:58
[刑記鼎邊?]
基隆での食べ歩きのメインは鼎邊?という一風変わった麺。
しかし、麺と呼ぶのは適切ではないかも。
日本で麺といえば、粉をこねて細長く加工したものを指しますが、中国では「麺」の原料は小麦粉。
鼎邊?の原料は米なので麺といういい方は正式ではなかったり。
米を原料とする加工物は中国語で「粉」というのですが、日本でビーフンと呼ばれる細い米の麺は中国語では「米粉」と書きます。
鼎邊?は米が原料なのですが細い長い「米粉」の形状ではないので「鼎邊?」という名の「粉」なのです。
※ちなみにきしめんみたいなライスヌードルは「河粉」と呼んだりします。
どのように変わっているかというとその形状、わかりやすく言えば分厚いワンタンの皮がくるりと丸まっているのです。
どんなものか写真でみてもらうほうがわかりやすいのでこんな感じ。
福建省福州で食べられている「粉」で、福建省では鼎辺糊と呼ばれています。
作り方はお湯の入った鍋のふちに米で作った生地を張り付けてゆでて作るようで、
鼎邊?の「鼎」は大鍋、「邊」は鍋のふちという意味なので作り方から名付けられたのがわかります。
鼎邊?は基隆以外でも食べれます(昨晩、台北市内で魯肉飯を食べた金峰魯肉飯のもう1つの看板メニューが鼎邊?)が基隆の夜市では2軒の老舗が味を競いあうようになり、いつしか、基隆の名物になったようです。
今回、私が食べたのは、その老舗のうちの1軒「?記?邊?」
(刑記鼎邊?と紹介されていることもあります)
創業70年ほど経っているようです。もう一軒の向かいのライバル店の「呉家?邊?」は創業100年を過ぎてるみたい。
こちらが鼎邊?。
干しエビやイカ、シイタケなどを煮込んだスープにガーリックチップ、セロリ、ニラをちりばめて完成。
このスープが素晴らしいのです。
あっさりとしていて旨味がたっぷり出ているスープにセロリの爽やかな香りとガーリックとニラの風味。
それにモチモチ、チュルンとした生地。
あっという間に完食。
刑記鼎邊?
電話番号:886-2-24260043
電話番号:886-2-24260043
住所:基隆夜市廟口小吃 27番の店
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2012年2月 7日 17:58 | カテゴリー: 02.グルメ・食べ歩き | コメント(0) | トラックバック(0)
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