ゴルフマガジン社「Top 100 Courses in the World」（1989年）

ゴルフマガジンが1979年に世界のゴルフコースランキングを発表してから6度目の1989年のランキングについてまとめてみます。ちょうど10年を過ぎて11年目の次の10年の始まりの年度です。

前回ランクの列は前回の1987年のランキングからどのぐらい上下したかをまとめています。
(—)は、移動なし　(↑1)は、1ランクアップ　(↓4)は、4ランクダウン
(↑***)は、初ランクイン　(↑1939/47)は、1939年のTOP100の47位から再ランクイン で表しています。

GOLF Magazine’s Top 100 Courses in the World 1989

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1989年のランキングの考察

100コースのうち、私がラウンドしたコースは33コース。（マスターズ観戦のオーガスタも含む）

新しくランクインしたコースは7コース。前回ランクが (↑***)になっている コースです。 そして1985年のTOP100から再ランクインしたコースは1コース。 合計で8コースが新たにランクインしました。

TOP100の常連コースであるフィッシャーズアイランドとカマルゴとモルフォンテーヌが今回、新しくランクインしました。

新設コースでは1986年に開場したヘイグポイント、レイクノナ、1987年に開場したPGA WESTニクラスコースがランクインしてきました。

国別のコース数

アメリカ56コース（+2）、イングランド9コース（-1）、スコットランド6コース、オーストラリア8コース、日本3コース、カナダ4コース、アイルランド2コース、北アイルランド2コース、スペイン2コース、以下1コース、 南アフリカ（-1）、ドミニカ共和国、コロンビア、イタリア、モロッコ 、メキシコ、フランス、ニュージーランド

（国の後のプラスマイナスの数値は前回からの増減数）

1コースあったインドネシア、 ウェールズ が0コースに。代わりにフランスとニュージーランドが0から1コースに。

設計家別のコース数

8コース　アリスター・マッケンジー
7コース　ドナルド・ロス、R.T.ジョーンズSR、ピート・ダイ
6コース　ハリー・コルト、A.W.ティリングハースト
5コース　トム・モリス
4コース　ジャック・ニクラス、トム・ファジオ、ペリー・マックスウェル、セス・レイナー
3コース　ウィリアム・フリン、C.H.アリソン、C.B.マクドナルド
2コース　ディック・ウィルソン、G.C.トーマス、ジョージ・ファジオ、ウィリー・パークJr.、ウィリー・ファーニー 、ハリー・バードン 、トム・シンプソン、リース・ジョーンズ

セス・レイナー設計のフィッシャーズアイランドとカマルゴがランクインして4コースに。

トム・シンプソン設計のモルフォンテーヌがランクインして2コースに。

リース・ジョーンズが新たにランクインしたヘイグポイントの設計と1988年全米オープンの会場になったザ・カントリークラブを改造を行い、2コースになりました。リース・ジョーンズはオープンドクターとも呼ばれ、パインハーストやベスページなどの全米オープンの会場を数多く改造していきます。

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新たにランクインして 現在はランク外のコース達

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10ランク以上ランクアップしたコース

クリスタルダウンズが38ランクと大幅にアップ。

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10ランク以上ランクダウンしたコース

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圏外に落ちたコース

ランクは1987年のランキングの順位です。サニングデール・ニューコースは2015年に、ロイヤルポースカウルは2009年に再びランクインしてきます。