天空のリゾートゴルフコース
2011年12月19日 06:23
[天城高原ゴルフコース]
静岡県の富士箱根伊豆国立公園内にある天城高原ゴルフコースをラウンドしてきました。
設計は井上誠一氏。
元々、このゴルフ場は、静岡県と伊東市、中伊豆町(当時)が地元の振興を目的に産経新聞社の水野成夫社長や川奈ホテルの大倉喜七郎氏に協力を仰ぎ、「伊豆の軽井沢」を目指して第三セクター方式で計画されていた一部だったらしい。
その計画は「冬の川奈は暖かいが夏は暑い」ということで川奈に近くて夏、涼しい場所を探して天城山が選ばれ、その地にゴルフ場以外にホテルや別荘などを建設してリゾート地として発展させる計画だったのだとか。
しかし、諸般の事情で頓挫してしまいその代わりに東急グループが代わりになり計画を続行したという経緯があります。
そんなリゾートコースの天城高原GCを設計する前に井上氏は海外の名門コースを視察したようです。
1962年5月中旬から7月中旬の2カ月の間に米国、英国、欧州のゴルフ場の視察に出かけたらしいのですが、当時は一般人の外遊が制限されていた時代で、この計画の協力者の産経新聞社の水野成夫社長の計らいで産経新聞記者の肩書きで渡航していた。
アメリカではパインバレーGC、ザ・ナショナルGLオブアメリカ、オークランドヒルズCC、オーガスタナショナルGC、パインハーストCCNo.2、ザ・メリオン・クリケットクラブ東コース、ペブルビーチGL、サイプレスポイントクラブ、ウィングドフットGC、パルタスロールGC、ベルエアCCという錚々たる名コースを訪問。
更に英国では、セントアンドルース、プレストウィックGC、ウェントワースGC、ノースバーウィックGC、サニングデールGC、グレンイーグルズCC、カースヌティGL、ロイヤルトルーンGCとこちらも素晴らしいラインナップ。その後、デンマークやスイスなども訪問して帰国。
そして帰国後、開場前に井上氏は
「世界中の名のあるコースを見てまわりましたが、天城高原ゴルフコースほど立地条件に恵まれたところは何処にも見当たらなかった、そう申しても過言ではないと思います。40万坪の大自然の中にゆったりと展開される18ホールズ・6,780ヤードのチャンピオンコースは、30数年にわたる私の体験と見聞の集大成と言いうるでしょう」
と語っています。
上記のコースの中で私はペブルビーチをラウンドしてサイプレスポイントは外から見ただけで他のコースに行ったことはないですし、さらにダッファーの私が同じ目線で発言はできませんが、井上氏のこの発言は多少のリップサービスも入っていると思います。
リップサービスも入ってはいますがこの天城高原も素晴らしい立地であることは間違いないでしょう。
遠笠山、万二郎岳、万三郎岳の天城三山に囲まれた高原はその名の通り「天の城」のようですし、1番ティーを振り返ると霊峰富士を眺めることができ、次の写真のように、ゴルフ場の下には雲が一面に広がっていてまさに「天空のゴルフ場」のようです。
南東の方向には大島などを見ることができ、夏の緑が輝いている時期に来たらもっと良さが際立つのでしょう。
そんな天空のリゾートゴルフコースでのラウンドはシングルパパさんとの対決ラウンドでもありました。
前半は5打リードで終え、後半も一時は7打リードあったのですが最後は一打を争う展開に。
さていつものようにドタバタゴルフの始まりです。
ティーはレギュラーティー(白ティー)6347ヤードからティーオフ。
1番ホール 336ヤード パー4
距離の短い真っ直ぐなパー4。左OB。
ティーショットはフェアウェイキープ。
二打目をグリーン手前に。アプローチを寄せて1パットのパー。
2番ホール 389ヤード パー4
右OBのパー4。ティーショットは富士山の山頂にめがけて打つとよいそうです。
ティーショットはミスショットで当たりが悪くスライスして距離がでず、フェアウェイですが200ヤード以上残りました。
二打目がまずまずでグリーン手前の花道に。3オン。しかし3パットしてしまいダボ。
芝目の影響もありそうなグリーンです。
3番ホール 337ヤード パー4
左OBの打ちおろしのパー4
ティーショットはフェアウェイセンターに。
フェアウェイにも微妙なアンジュレーションがあり、難しいです。
二打目はトップしてしまいバンカー手前のラフに。三打目のアプローチもトップ。
グリーン奥の下のほうに。打ち上げのアプローチが残りました。
おまけにグリーンは超受けグリーンなので高い球でないと止まらないので柔らかい球でグリーン手前にワンクッションさせることに。これが大成功でボールが止まり、1パットのボギー。
二打目、三打目のミスを四打目のアプローチで挽回することができました。
4番ホール 150ヤード パー3
谷越えのパー3。雲がなければ右手に大島を見ることができるようです。
ティーショットはナイスオン。ピンの奥ですが3mぐらいでバーディーチャンス。
なのに傾斜を考え過ぎて大ショート。。パーパットも外してしまい3パットのボギー。
トホホ。。
5番ホール 490ヤード パー5
右ドッグレッグの軽いうちあげのパー5
ティーショットはミスショットして距離が出ずに右のラフに。
二打目を力んでしまいチョロ。
三打目がまずまず。
四打目は距離が残ってましたが何とか4オン。2パットのボギー。
6番ホール 153ヤード パー3
グリーン奥はOBのフラットなパー3
ティーショットはナイスショット。完ぺきなボール。カップは右のバンカーのエッジに隠れて見えないのですがホールインワン?と思えるぐらいのボール。
ワクワクしながら見に行くと入ってませんでした。。そんな甘くないですよねぇ。
楽々沈めてバーディー。
これで前半は4オーバー。
7番ホール 412ヤード パー4
打ちおろしで真っ直ぐなパー4。向こう側にはインコースが見えます。
ティーショットは当たりが悪く距離が出ずにフェアウェイに。
二打目はチョロ。仕切り直しの三打目がシャンク気味にグリーン右手前のOB方向に。
暫定球をとりあえず打ち、ボールを見に行くとセーフ。打ち上げの難しいアプローチでしたが何とかボギーを狙える位置に4オン。1パットで入らずに2パットのダボ。
8番ホール 477ヤード パー5
真っ直ぐなパー5
ティーショットはまずまずでフェアウェイキープ。
二打目もまずまず。3オンが狙える位置に。
グリーンは奥に着けると3パット、4パットを簡単にしてしまいそうなぐらいな超受けグリーン。
3オンしたかなと思ったのですが受けグリーンのためにボールが転がり、グリーンエッジに。
写真で写すと傾斜ぐあいが分かりにくいですがこんな感じで急な傾斜です。
パターで寄せるもパーパットを外してボギー。
9番ホール 384ヤード パー4
真っ直ぐなやや距離のあるパー4
ティーショットはフェアウェイですが、距離が出ず。
二打目はフェアウェイセンターに。三打目がショートして4オン。2パットのダボ。
前半は45(17パット)
シングルパパさんは50なので5打リード。今日は勝てるかな。
10番ホール 334ヤード パー4
真っ直ぐな距離のないパー4
ティーショットはフェアウェイキープ。
二打目がダフり気味にグリーン手前50ヤードに。ピンが手前なのでベタピンのアプローチを狙うも僅かにショート。パターで寄せて1パットのボギー。
ここでシングルパパさんがチップインバーディー。3打差に。
11番ホール 500ヤード パー5
左ドッグレッグのパー5。右OB。
ティーショットはフェアウェイキープ。
二打目はまずまず。
三打目をグリーン左手前に。4オン。しかしグリーンにやられて3パットのダボ。
12番ホール 390ヤード パー4
やや右ドッグレッグのパー4
ティーショットは右の林ギリギリを狙うらしい。狙いとは裏腹に左のフェアウェイに。
二打目がミスショットでゴロボール。三打目で乗せたのですが長いパットが残り3パットのダボ。
13番ホール 351ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4。ティーショットは左に見えにくいのですがポールがあり、そのポール方向狙い。
ティーショットはポールに向かわずにカート道方向に。フェアウェイキープ。
二打目はグリーン手前に。アプローチを寄せてパーチャンス。これを外してしまい2パットのボギー。
14番ホール 168ヤード パー3
池越えのパー3
ティーショットは1オン成功。バーディーチャンス。本日ショートホールで三度目。しかしこれまた外れて2パットのパー。
10番ホールでチップインバーディーで3打差まで詰め寄られたのですが、この時点でシングルパパさんとは7打リードに。
残り4ホールで7打差なので今日は楽々、勝てるかなぁと思っていたのですが。。
15番ホール 327ヤード パー4
打ち上げの真っ直ぐなパー4
ティーショットの狙い目は左にあるカエデの右狙い。
私のティーショットは左に引っ掛け気味にラフのほうに。カーンと何かに当たった音が。何もないはずなのに。
見に行くとおそらく150ヤードのヤード杭に当たったようでかなり戻ってました。
二打目がダフってしまいカエデの前方に。3オン。3パットしてしまいダボ。
シングルパパさんはボギーで6打差。
16番ホール 198ヤード パー3
距離の長いパー3
ティーショットはスライス気味にバンカー手前のラフに。
シングルパパさんのティーショットはグリーン手前の花道に。このアプローチをチャックリしてしまい三打目がトップ気味にボールが転がったのですが受けグリーンもあり、見てみるとボギーチャンス。
これを見てしまい、私もベタピンを狙おうと思ったのがいけなかったのか?シャンク気味にバンカーに。。
トホホ。
バンカー用のウェッジに持ち帰るのが面倒だったのとリードしている余裕もあり、そのままのクラブでバンカーショット。砂が思った以上に柔らかくクラブが刺さり、ボールが出ず。。
さっきよりボールめり込んでるし。四打目はめり込んだボールを掘り起こして打てるようにするだけ。
5打目で何とかグリーンに。距離が残るパットで3パットの8点。
普通に気楽にアプローチしていれば。。ここでシングルパパさんはボギーで一時は7打リードだったのが一気に二打リードまで縮まってしまいました。
これはやばい展開(笑)
17番ホール 548ヤード パー5
左ドッグレッグのパー5。左はOB。
ティーショットはフェアウェイキープ。
二打目もまずまず。雲がなければ正面に富士山が綺麗に見えるようです。曇り気味なので土台の部分がかすかに見えるぐらいでした。
三打目をひっかけて左の土手の斜面に。シングルパパさんは3オン。
やばい、これを乗せないと。。何とか4オン。2パットのボギー。シングルパパさんはナイスパー。
これで1打リードだけに。もしかしたらこのまま北海道シリーズのように最終ホールで並ばれて3戦連続プレーオフ?
近くにはパターゴルフ場はあるけど、何とかこの1打リードを守って勝ちたいところ。
18番ホール 403ヤード パー4
やや左にドッグレッグしている打ちおろしのパー4
ティーショットはフェアウェイキープ。
距離が残っています。二打目をひっかけて左のバンカーの土手の方向に。ピンチ!
シングルパパさんはグリーンそばのラフに。
残り120ヤードぐらい残っている三打目を慎重にショット。これが上手く打てて3オン。
シングルパパさんは10番のチップインバーディーの再来を狙ったアプローチがトップしてグリーン反対方向に。
四打目のアプローチがグリーンに乗るもかなりの距離を残しています。ホッとしたのもつかの間、この長いパットを簡単に入れてしまいボギーでホールアウト。
私はパーパットがショートして70cmぐらいのボギーパットが残りました。
札幌GC由仁コースの最終ホールでこのぐらいのウイニングパットを外してプレーオフになって敗れた嫌な記憶がフラッシュバックします。
慎重にストロークして今回は何とかボギーでホールアウトできました。何とか1打差で辛勝。
フー、良かった。。
後半は16番のパー3で8の大叩きもあり、51(21パット)
トータルは96(38パット)
16番の8点と38パットということを考えると96点は上出来なスコアでした。
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2011年12月19日 06:23 | カテゴリー: 03.国内ラウンド | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
景色、天気最高ですね。300は曇っていたのに・・・
かなりの確率で霧が出るらしいのでこの天気でプレーできたのは幸せでしたね!その後、不幸せが起こるんでしょうが(爆)行ってみたいなー。
2011年12月21日 20:39 | クリクリ
クリクリさん
もう少し雲が少ないと富士山もくっきりだったので更に最高だったのですが、当日は暖かくてよかったです
ぜひ行ってみてください
ところで300ってどういう意味ですか?
不幸せな落とした財布の件ですが、現金は諦めたらいいですし、カードは止めればいいので、何ともないのですがハワイの運転免許証も入っていてそれだけが気がかりでした。
州法が代わり、観光客が取得できなくなってきてるので、紛失再発行ができるのかどうかということを心配していたのですが、現地に問い合わせると再発行可能ということでホッとしました。
2月頃、再発行を理由にハワイに行ってきます
2011年12月22日 05:37 | harry
クリクリさん
あ、300ってスリーハンドレッドですね。
たしかその日、クリクリさんがスリーハンドレッドをラウンドされていたのを思い出しました。
国道300号線とか県道の話かと思いました
2011年12月23日 10:14 | harry
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