千葉県のオークビレッヂゴルフクラブ。
(※2018.4.1追記:2015年から経営が変わり、ゴルフ5カントリー オークビレッヂに名称が変わりました。)
私のお気に入りコースの富士クラシックと同じ設計者のD・ミュアヘッドが設計。
1994年開場。
富士クラシックは「葛飾北斎の富嶽三十六景」をモチーフに設計されていますが、オークビレッヂは「アーサー王伝説」をモチーフにしています。
コースレートも関東では上位にランクされていて、フェアウェイは波打っていて、グリーンもポテトチップ状のグリーンで難コースでした。
オークビレッヂでは各ホール毎にネーミングされています。それも合わせて紹介します。
(各ホールの見出しのカッコ内がホール名です)
1番ホール(NEW FOREST)349ヤード パー4
ホール名はウィリアム王一族が切り開いた森から名づけられています。ストレートなパー4。
2番ホール(CHEVY CHASE)333ヤード パー4
右ドッグレッグしているパー4。
英国とスコットランドの国境沿いの戦いから名づけられていて、グリーン手前の2つのバンカーは英国軍とスコットランド軍を表しているようです。
私のティーショットはフェアウェイのベストポジション。
二打目は谷越えになっています。写真とレイアウト図からはわかりにくいのですが、フェアウェイの少し先からバンカー手前まで谷になっています。谷の一部はOBです。
3番ホール(Grendal)529ヤード パー5
伝説の怪物グレンデルがホール名。グリーン左手前には英雄ベーオウルフに引きちぎられたグレンデルの腕のようなバンカーがあります。
左ドックレッグの距離のあるロングホール。
写真は二打目地点からの風景。
4番ホール(ROAST BEEF)207ヤード パー3
ローストビーフを形取った砲台グリーンのパー3。
バックティーからだと230ヤード。チャンピオンティーだと250ヤードの距離のあるパー3です。
5番ホール(THE LAKE DISTRICT)342ヤード パー4
イングランドとスコットランドが接する湖水地方(レイク・ディストリクト) から名づけられています。
オークビレッヂはどのホールも印象的なのですが、この5番ホールが名物ホールとなっています。
右のアイランドフェアウェイを狙い、ショートカットするか、左のルートを安全に選択するか、2通りのルートを選びます。
6番ホール(LADY GODIVA)488ヤード パー5
馬上で裸になり、馬に乗っている女性ゴディヴァを表しているようです。
グリーン周りのバンカーが女性の髪の毛に見えるような見えないような。。
打ち上げのパー5。
7番ホール(HENRY VIII)272ヤード パー4
右手に傾斜した6つのバンカーを持つホールで、ヘンリー8世の妻たちを表しているようです。6回結婚したみたいですね。
8番ホール(THE SANGREAL)147ヤード パー3
サングリールとは聖杯という意味のようです。グリーン奥のバンカーが聖杯を表しているのかなと思いきや、アーサー王伝説の円卓の騎士の一人のガラハッドを称していて、奥のバンカーはガラハッド以外に持ち主となった人間を殺してしまったという「魔法の白い盾」を表しているようです。
9番ホール(KING CANUTE)345ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4
イングランドに遠征してきたクヌート王。クヌート王は地位と力を行使して海岸へ打ち寄せる波を止めようとしたが王の偉大な権威をもってしても止めることができなかった。とウェブサイトには説明が書かれています。
このホールのグリーン。かなりのアンジュレーション。
10番ホール(St.George And The Dragon) 380ヤード パー4
セントジョージのドラゴン退治をモチーフにしているようです。フェアウェイにはドラゴンの脚を表すバンカーがあります。
打ち下ろしのパー4でティーショットの狙いは右のフェアウェイバンカーの左です。
11番ホール(BRANWEN)355ヤード パー4
打ち下ろしのパー4。グリーンの左には池があり、その奥にはストーンヘンジが設置されています。
ティーショットはそのストーンヘンジへめがけて打つとちょうどよいみたいです。
このホール名のブランウェンはウェールズの王女で、ブランウェンを取り巻く一族の争いを表現しているようです。
グリーンはブランウェンを表しグリーンを取り巻く池はブランウェンの父、フェアウェイにある大きなバンカーは争いの元凶のブランウェンのおじのようです。
写真はグリーンとその横にある池とストーンヘンジ
12番ホール(MERLIN)407ヤード パー4
ティーグラウンドから見ると一見、左ドッグレッグに見えますが、真っ直ぐな距離のあるパー4です。
ティーショットは鉄塔の左を狙います。
ホール名のマーリンはアーサー王伝説に登場する魔法使いのようです。円卓の騎士団創設に力を貸したと書いてあります。アーサー王伝説のこと、知らないのでチンプンカンプンです。
ティーグラウンド左に設置されていたこの石像がマーリンなのでしょうか。
フェアウェイは円卓、バンカーとマウンドは騎士団を表し、グリーン付近には剣が突き刺さる大きな岩が設置とオークビレッヂのホームページには記載されています。
剣ってエクスカリバーのことだと思うんですが、大きな岩に気づきませんでした。
次回ラウンドすることがあれば探してみたいです。
13番ホール(GUINEVERE)452ヤード パー5
ホール名のグウィネヴィアはアーサー王の妻のようです。
フェアウェイの段差はアーサーがグウィネヴィアを妻にするために克服した数々の試練、グリーンの段差は最後の試練、周囲をめぐるマウンドはグウィネヴィアの父の揺れ動く気持ちを表しているようです。
写真は三打目地点からの風景。グリーン前にクリークが流れています。
14番ホール(LOCH LOMOND)165ヤード パー3
アーサー王がスコットランド軍を破った場所ロッホローモンド半島のように突き出たスコットランドを表しているようです。
15番ホール(Sir LANCELOT)364ヤード パー4
右がOBで左が池なのでまっすぐ打たないとまとまりません。
狙い目はやや右。
円卓の騎士団の代表的な人ランスロットがホール名になっています。
ドーバー海峡の白崖をモデルにした石積みが特徴のホールです。
16番ホール(LONDON JOURNEY)454ヤード パー5
3打目が左にドッグレッグしているパー5。
18世紀の才人サミュエル・ジョンソンを表しているようです。フェアウェイ沿いのハザードはビッグベンや国会議事堂を表しているホール。
17番ホール(CONVENTIONAL)142ヤード パー3
頑固なままに伝統や習慣を守り続ける英国人気質そのままに目新しい物語性や象徴性を排除してごくありふれたパー3として設計とウェブサイトに書いてありますが、日本一あごの高いバンカーがあるホールでもあります。
グリーンの左下に日本一あごの高いバンカーがあります。
18番ホール(WATERLOO)397ヤード パー4
ホール名はナポレオン最後の戦いとして名高いブリュッセル南東の小さな村から名づけられているようです。
真っ直ぐなパー4で、グリーンの右は池、左はバンカーです。
写真はグリーン周りから見たクラブハウス
D・ミュアヘッドらしくコース造形に特徴があり、楽しくラウンドできました。
またラウンドしたくなる良いコースです。
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