昨年の6月にラウンドしたブリストルヒルゴルフクラブを先日、1年2か月ぶりにラウンドしてきました。
前回のラウンドは土砂降りの雨の中でのラウンドで写真も綺麗に撮れませんでした。
今回のラウンドは天候も良かったので再度コース写真を掲載したいと思います。(15番ホールのみ撮影を忘れたのでそれ以外のホールを再掲載します。)
このゴルフ場、コースのレイアウトは日本のコースとは思えない、海外のコースを思わせるタフな設計でラウンドしがいのある造りになっています。好き嫌いが分かれるコースだと思いますが私は気に入っています。
前回のラウンドレポートでもコースは褒めたのですが、クラブハウスや分譲宅地について辛口コメントの記事をまとめていました。
そのゲーテッドコミュニティが、
その後、どのように挽回しているのか?
はたまた、予想通り衰退しているのか?
についても確認もしてきました。
結論から言うと、心配していたように衰退している印象を受けました。
正確にいうと、衰退というか、やや停滞気味の衰退。という感じ。
前回のラウンドから増えた住宅はラウンド中、コースから見て気付いたのは2・3軒(もしかしたら見えないところで増えているのかもしれませんが、それでも10軒もないでしょう)で、オーナーが70人(最大300人)になった時点でエクスクルーシブなプライベートコースになる予定らしいのですが、いつになったらそうなるのでしょうか。
ハワイ島の高級リゾート地でも土地だけ買っておいて上物は造らず、ゴルフの会員権だけを使うというオーナーさんもいるので、そういう活用の仕方がされているのかもしれませんが、どうみても販売が苦戦中のように見えてしまいます。
そんなこんなで気になったので少し内情を調べてみました。
実際、平成21年にグランドオープンするまでに工事が数年間、中断されたり、平成18年に事業会社が会社分割されたりしていることや、グランドオープン後も今年の平成23年2月頃に再度、会社分割していることを考えると事業が順調に進んでいるとは思えないのも気になります。
2度目の会社分割は存続会社が本部機能として投資活動を担当。新設の継承会社がゴルフ場事業及びゴルフ場名住宅事業を担当(オペレーション現場機能)すると発表されていますが、存続会社の決算状況をみると平成21年5月期で3億4千万円ほどの売り上げしかなく、赤字が1億5千万円という決算。平成22年5月期の売上は7億1千万円と売り上げは倍増したのですが物件の価格を1軒8000万円と想定しても10軒も契約が成立していないという計算になり、区画の完売はまだまだ先になりそうな感じ。
目標の70オーナー達成まで体力がもてばいいのですが、もたない場合、どうなるのでしょうか?
そういう意味でも今後の展開にも興味があります。
そして先ほど、やや停滞気味の衰退と書きましたが、逆に考えるとこういう状況なのに、よく頑張っているなという印象でした。もともと、サービス、ホスピタリティなどは中途半端だったのですが、今回は、もっと質が落ちていると思ったら、あまり変わらず、若干グレードダウンしてる状態でした。
この日もガラガラだったこともあり、スループレイで3時間ほどでホールアウトできました。
1番ホール 416ヤード パー4
ほぼストレートなパー4
2番ホール 458ヤード パー5
左ドッグレッグのパー5
グリーン手前はかなりアンジュレーションがあります。
3番ホール 575ヤード パー5
右ドッグレッグのパー5
4番ホール 164ヤード パー3
打ちおろしで池越えのパー3
去年なかった住宅がグリーン奥に一軒、増えてました。
5番ホール 392ヤード パー4
左ドッグレッグで2打目が谷越えのパー4
6番ホール 413ヤード パー4
右ドッグレッグで距離のあるパー4。2打目は打ちおろし。
このグリーン奥にも一軒、新しく家が建てられていました。
7番ホール 140ヤード パー3
左OB、右1ペナのパー3
8番ホール 324ヤード パー4
距離の短いグリーン左手前にバンカーが多くあるパー4
9番ホール 148ヤード パー3
打ち上げのパー3
前半は15オーバー。前半はパー35(後半はパー37)なので50ジャスト。
10番ホール 409ヤード パー4
ストレートで2打目が打ちおろしのパー4
11番ホール 484ヤード パー5
ブリストルヒルで一番トリッキーなホール。谷越えのティーショットの後、再び谷越えのパー5。
12番ホール 355ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4
13番ホール 468ヤード パー5
左ドッグレッグでグリーン手前が谷越えのパー5
14番ホール 529ヤード パー5
右ドッグレッグのパー5
15番ホール 169ヤード パー3
谷越えのパー3
写真なし。昨年の記事には掲載しています。
昨年の記事「日本でゴルフ場付きゲーテッドコミュニティは受け入れられるか?」
16番ホール 389ヤード パー4
打ちおろしのパー4
17番ホール 147ヤード パー3
グリーン右に段差のあるバンカーがあるパー3
18番ホール 359ヤード パー4
グリーン左手前に池があるストレートなパー4
後半は12オーバー、パー37なので49でホールアウト。トータルは99。難しかったです。
冒頭にも述べたように日本には珍しいタイプのタフなコースなので、コースが存続できるように、何らかの方針転換が行われることを期待します。
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