3月に片山津ゴルフ倶楽部白山コースをラウンドしたときのラウンドレポートの記事にも取り上げたのですが白山コースは2004年の日本オープンの開催に向けて大改造をしました。
その時の記事はこちら
当時、改造を担当したのは加藤俊輔氏。
改造を行ったポイントは
1.2グリーンを1グリーン化
2.アウトとインの入れ替え
3.18番パー5の延長
4.17番パー3のグリーン周りの改造(左手前に池、右手前に3つのバンカーを新設)
5.14番パー5と15番パー4を入れ替えやその他のホールのルーティングも入れ替え
と、ルーティングまで変更する大改造だったようです。
そして14番と15番ホールの入れ替えはホール間の移動を考えるとどのように繋がるのか全くわからなかったのですが、片山津のメンバーのきみねぇの情報によると「コースのレイアウト変更はティボックスとグリーンを逆にしたホールもあった」とのことなので、14番と15番がそのホールであればその謎も解明されます。
そして地図をみながら古いルーティングを想像すると
旧1番=>現12番
旧2番=>現13番
旧3番=>現15番
旧4番=>現14番
旧5番=>現16番
旧6番=>現17番
旧7番=>現18番
旧8番=>現10番
旧9番=>現11番
か、
旧1番=>現12番
旧2番=>現11番
旧3番=>現10番
旧4番=>現13番
旧5番=>現15番
旧6番=>現14番
旧7番=>現16番
旧8番=>現17番
旧9番=>現18番
のどちらかかだと推測。
その謎の解明のために今回、中部アマの応援に片山津GCに行ったときに、きみねぇにロビーに片山津GCのライブラリにある資料を見せてもらいました。
そしてページをめくると改造前の白山コースのコースレイアウト図が。
そしてこちらが片山津ゴルフ倶楽部のホームページに掲載されているコースレイアウトのスクリーンショットはこちら。
資料の該当部分をアップすると答えがわかりました。
やはり旧4番が14番ホールになり旧3番が15番ホールになってティーグラウンドとグリーンの位置が入れ替えされていました。
当時の航空写真のページも掲載されていました。
そしてこちらが現在のコースレイアウト。グリーンとティーグランドが入れ替わっています。
こちらは現在の15番のグリーン。
手前の湿地帯の右側に現在の14番のティーグラウンドがあります。
資料を調べた結果旧ホールと現在のホールの対比は以下の組み合わせになります。
旧1番=>現12番
旧2番=>現13番
旧3番=>現15番(ティーグラウンドとグリーンを入れ替え)
旧4番=>現14番(ティーグラウンドとグリーンを入れ替え)
旧5番=>現16番
旧6番=>現17番
旧7番=>現18番
旧8番=>現10番
旧9番=>現11番
旧10番=>現1番
旧11番=>現2番
旧12番=>現5番
旧13番=>現6番
旧14番=>現4番
旧15番=>現3番
旧16番=>現7番
旧17番=>現8番
旧18番=>現9番
ルーティングだけでなくティーグラウンドとグリーンを入れ替えまでを行った加藤俊輔氏の発想とそれを受け入れた倶楽部の英断は素晴らしいですね。
コメント
これは良記事!
以前からのメンバーの方に聞いても分からなかったのよ。
うまくまとめてくださり感謝!
きみねぇ
私も謎が解けてすっきりしました
ありがとうございました
こんにちは。
現在のコース図の方を見ますと、14番のティー右脇の池はいかにも不自然ですよね。
でも、埋めないで残したんですね。(^^)
14番のワングリーンは15番の旧グリーンのひとつを利用しているっぽいですか?
こういうのをコース図で考察するの、私も好きです。
やきそばパンZさん
14番のティーの右脇の池はフルバックからだと池越えになります。といってもその位置から打つプレイヤーにとってはプレッシャーにならないですけど。
ただこの池を残した理由は続く15番ホールのセカンドで生きてくるんです。グリーン手前は右の池に傾斜しているのでショートするとハザードに入ってしまう設計になっています。
そして14番のグリーンはご想像の通り、15番の旧グリーンを使用しています。
航空写真見ながらレイアウトのこと考えるの面白いですよねぇ。
かなりマニアックな趣味だと思いますが
[…] 片山津GC白山コースの改造について クラブハウスにあった資料からわかったルーティングの謎 […]