茨城県の大みかゴルフクラブをラウンドしてきました。
大みかゴルフクラブは1936年（昭和11年）10月11日に日立ゴルフ倶楽部という名前で井上誠一設計で18ホール・パー74の本格的なコースとして開場しました。
この時、茨城県では１番、関東では８番、全国でも14番目に造られた古いコースでした。
しかしその7年後の1943年には、戦争のためにゴルフ場を閉鎖して大みか農場と改称されて芝をはがして、イモ畑、麦畑となりました。
戦後、1950年にはゴルフ場として、ショートコース3ホールで再開。
1953年には6ホールに拡張されて、最終的には8ホールのゴルフコースで日立製作所の福利厚生施設として運営を続けられています。
なぜ8ホールなのかというと9ホール以上だとゴルフ場という扱いになり福利厚生施設として認められなくなるからのようです。
元々は井上誠一設計のコースでしたが再開後は同じ敷地内に新しく作り直したので当時の面影はほぼ残っていません。
開場当時のコースのレイアウトはこんな感じだったようです。
こちらが現在の大みかゴルフクラグ。グーグルマップの画像を上の日立ゴルフクラブのレイアウトと同じ角度になるように回転してみました。
比較してみると主に日立ゴルフ倶楽部のインコース（上半分）の部分を使用して新たに造ったのがわかります。
Aグリーン、Bグリーンの2グリーン制でこの日はAグリーンを使用していました。
1番ホール 494ヤード パー5
やや左ドッグレッグのパー５
旧10番と18番と15番の辺りを使用しているようです。
Aグリーンは左。
2番ホール 381ヤード パー4
やや右ドッグレッグのパー４
旧14番と10番ホールの辺りを使用しています。Aグリーンは左。
3番ホール 124ヤード パー3
旧10番ホールの辺りを使用しています。Aグリーンは右。
4番ホール 511ヤード パー5
左ドッグレッグのパー５
セカンド以降は打ちおろし。
旧11番、12番ホールを使用しています。
Aグリーンは右。
5番ホール 351ヤード パー4
緩やかな打ち上げでストレートなパー４
Aグリーンは左。旧17番ホール辺りを使用しています。
セカンドショット地点から右をみた風景。アプローチの練習場のようなエリアがありました。
おそらく旧7番ホールの辺り。
6番ホール 167ヤード パー3
打ち上げのパー３
Aグリーンは右。
現在はここまでの6ホールを３周して18ホールとしてラウンドしているようです。
使用されていない7番ホールと8番ホールもあったので撮影してきました。
まずは6番ホールと並行して配置されている7番。
7番ホール 156ヤード パー3
打ち上げのパー３
こちらは6番ホールのグリーン奥に横にレイアウトされている8番ホール
8番ホール 93ヤード パー3
距離の短いパー３
井上氏が設計した当時の日立ゴルフ倶楽部の面影はありませんでしたが、手引きカートを引きながら、当時のレイアウトに思いを馳せてラウンドするのも楽しいものです。
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