閉鎖について
川越グリーンクロスは荒川流域の治水対策(荒川第二・第三調整池整備事業)により立ち退きが必要となり、2025年12月31日(水)をもって運営終了・閉鎖が決まった。占用継続可能範囲が縮小し、現行通りの運営継続が困難になったためである。
河川敷コースは河川敷(河川区域)を占用許可で借りて運営していることが多く、洪水対策や調整池整備など公共目的が必要になれば占用解除という宿命を背負いがちであり、昨今の気候変動で災害対策の必要性が増している現実を踏まえれば、判断自体は理解できる。
一方で、河川敷はフラットなレイアウトが多い中、川越グリーンクロスはフェアウェイに起伏があり、単調ではなく個性があったコースである。だからこそ、この閉鎖は残念である。
埼玉県の川越グリーンクロス。
1967年に東急建設の設計で開場。開場当時は京信産業という企業が経営。その後、経営が何度変わり、現在はPGMが経営している。
南コース、中コース、北コースの27ホールあり、荒川沿いにある河川敷コース。

面白いのがクラブハウスとコースが荒川の両対岸にあるので移動するのに渡し舟に乗って移動する。

堤防を越えて荒川沿いまで歩いていく。

キャディバッグを自分で担いで乗船して対岸のコースに。
ハーフを終えてクラブハウスで昼食するのもこの渡し舟で戻ってくるので1ラウンドで2往復する。

川越グリーンクロスはベストスコアが出やすいコースと言われている。
その理由は、一番後ろのティーでも南コースが3187ヤード、中コースが3134ヤード、北コースが3015ヤードと短く、さらに南と中はパー4、パー5、パー3がそれぞれ3ホールずつで、短いパー5が多い構成なので楽にパーオンできるからだと思う。
しかし、河川敷らしくなくコース内には起伏があり、林間コース風の雰囲気もあり、それなりに楽しめるレイアウトになっていた。
今回は南コース=>中コースとラウンド。ティーはブルーティーから。
南1番ホール 482ヤード パー5
ストレートな距離の短いパー5。右はOBが続く。



南2番ホール 338ヤード パー4
距離の短いパー4。左には池が配置されている。



南3番ホール 165ヤード パー3
クリークが横切っているパー3。2段グリーン。

南4番ホール 493ヤード パー5
左にクリークが流れる距離の短いパー5

左に流れているクリークが右奥に横切っていき、セカンドはクリーク越え。



南5番ホール 352ヤード パー4
クリーク越えのパー4


南6番ホール 180ヤード パー3
池越えのパー3。この写真だけ見ると河川敷のパー3だとは思えない。

南7番ホール 339ヤード パー4
距離の短いやや左ドッグレッグのパー4


南8番ホール 190ヤード パー3
クリーク越えの距離のあるパー3

南9番ホール 477ヤード パー5
距離の短いストレートなパー5



中1番ホール 354ヤード パー4
ストレートなパー4。右にはクリークが流れている。


中2番ホール 333ヤード パー4
距離の短い左ドッグレッグのパー4

グリーン横まで右サイドにはクリークが流れている。

中3番ホール 148ヤード パー3
右サイドに池があるパー3

中4番ホール 480ヤード パー5
ティーインググラウンドの先にクリークが流れている距離の短いパー5


グリーン右サイド手前には池が配置されている。

中5番ホール 177ヤード パー3

中6番ホール 479ヤード パー5
距離の短いパー5


グリーン手前にはクリークが流れている。

中7番ホール 131ヤード パー3
クリーク越えで二段グリーンのパー3

中8番ホール 317ヤード パー4
距離の短い左ドッグレッグのドライバブルパー4


中9番ホール 518ヤード パー5
ストレートで右に池があるパー5






コメント