金沢駅前のビジネスホテルに宿泊。
朝4時半に起床。早く起きた理由は5時から兼六園が見学できるため、ラウンドする前に見学することにしました。
しかも早朝は無料のようです。タクシーの運転手に兼六園までと伝えるとこんな早くに行くんですか?と無料で見学できるのを知らなかったようです。帰りのタクシーの運転手さんも最近まで知らなかったと言っていました。
兼六園には到着したら5時20分頃。
まずは隨身坂口近くにある金沢神社に。
まだまだ真っ暗です。
菅原道真が祀られているようです。
明治紀念之標。
中央に日本武尊像が建っています。西南戦争で戦死した郷土軍人の霊を慰めるもので、銅像の身長は5.5m、明治13年(1880)日本で最初に建てられた銅像といわれています。
そのまま上坂口方面に移動して街の風景を撮影。少しずつ明るくなってきてます。
こちらは山崎山という小さな小山。小山の上には展望スペースがあり、年配の女性の方が佇んでいました。
その女性の方は毎日、早朝に兼六園にやってきてここからの日の出を見ているとのこと。
ここからの日の出はとても綺麗らしいのですが私は時間がないので先を急ぐことに。
鶺鴒島。
昔、いざなみ、いざなぎの尊が、男女和合の方法を鶺鴒から教わったという故事より、その名が付けられています。
正面に「三社」と書かれた石額がかかった鳥居を据え、その奥に陰陽石(誕生)、相生の松(結婚)、五重の石塔(死)を配置して、人生の三儀式を表しています。
花見橋
花の季節になると周りには色んな花が咲き誇るようです。
ようやく明るくなってきました。
大小40数本もの根が地上2mにまでせり上がっている松です。
13代藩主・斉泰(なりやす)が土を盛り上げて若松を植え、根を深く土で覆い、成長後に土を取り除いてこのような松を作ったとのことです。
日本で一つしかなかった天然記念物、兼六園菊桜の2代目。
一つの花に花びらが300枚以上つき、菊の花のように咲くことからこの名で呼ばれています。開花期は4月下旬から5月上旬までの約2週間。普通の桜と違って、濃紅、薄紅、白と色が移っていくのが特徴。
七福神山。
「福寿山」とも呼ばれていて自然の石をそのまま左から、恵比寿、大黒天、寿老人、福禄寿、布袋、毘沙門天、弁財天にみたてて配置しています。
雁行橋(がんこうばし)
11枚の赤戸室石を使用し、雁が夕空に列をなして飛んでいく様をかたどっています。
石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから「亀甲橋」とも言われています。
この橋を渡ると長生きするとされてきていたのですが、現在は通行できなくなっています。
霞ヶ池(かすみがいけ)
兼六園のほぼ中心部に位置する、園内で最も大きな池。
池の周辺には色々な名勝が配置されています。
こちらは唐崎松。13代藩主・斉泰(なりやす)が琵琶湖の松の名所、唐崎から種子を取り寄せて育てたようです。
時間がないので足早に移動してるので、あまり感動がありません(笑)
本来ならベンチに座りながらじっくりと時間の流れを楽しめば美しさもわかるのかもしれません。
来た時期も一番中途半端だったかも、桜の時期か紅葉の時期か雪の時期に来るといいかも。
霞ヶ池のそばからは、六勝の一つ「眺望」を楽しめます。
内橋亭(うちはしてい)
かつて蓮池庭内にあった四亭の一つで、明治7年(1874)、現在の場所に移築しました。
元々は、蓮池馬場の馬見所に建てられていたそうです。
眺望台の付近から霞ヶ池を見た風景
こちらは水道の遺構らしい。よくわかりません(笑)
徽軫灯籠(ことじとうろう)
徽軫灯籠は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。奥にはモミジの古木、手前には曲水に架かる虹橋があります。
虎石
虎が前足を低くして吠える姿を連想させることから、この名が付けられました。
栄螺山(さざえやま)
13代藩主・斉泰(なりやす)が霞ヶ池を掘り広げたときの土を利用してつくった築山。高さ9m、周囲約90mで、山頂に「避雨亭(ひうてい)」と呼ばれる御亭(おちん)を配しています。頂上へ登る道は、時計回りでぐるぐるとうずを巻き、まるで栄螺の殻を思わせることからこの名が付きました。
親不知(おやしらず)
山腹が霞ヶ池の水際に迫り、配置された岩の荒々しい様子が、北陸道の難所、新潟県の親不知海岸を連想させることから名付けられました。
栄螺山から霞ヶ池を見た風景。
黄門橋(こうもんばし)
謡曲の石橋(しゃっきょう)を題材につくられた橋らしいですが、謡曲?石橋?勉強不足で知りません。。
兼六園のHPによると、青戸室石でできた反橋は、橋台石に斜めに架けられているほか、一枚石を二枚石に見えるよう立体感を持たせて細工されています。このように独創的な手法が凝らされている黄門橋は、用と美が見事に調和した、たぐいまれな橋であると言えます。
と書いてありましたが、この曲線美は綺麗だなぁと思いました。
この噴水は霞ヶ池を水源とし、池の水面との高低差による自然の水圧であがってるようです。
水の高さは約3.5mあります。日本最古の噴水らしいです。
夕顔亭(ゆうがおてい)
瓢池(ひさごいけ)の東岸にある茶亭。茶室内の壁にある夕顔の透彫りから名付けられたようです。
竹根石手水鉢(たけねいしちょうずばち)
夕顔亭の横にある手水鉢で竹の化石に見えるのでそのように名付けられていますが、椰子類の茎と根の化石で学術上、かなり珍しいものらしいです。
翠滝(みどりたき)
霞ヶ池から瓢池に注ぎ込む大滝。夕顔亭の対岸に懸かっています。
海石塔(かいせきとう)
兼六園のHPより
瓢池の中島に建つ、高さ4.1mの塔。虫が喰ったように穴の空いた淡茶色の笠石が、六重に重ねられています。3代藩主・利常(としつね)がつくらせ、金沢城の庭園にあった13層の石塔の一部を移したという説と、朝鮮出兵の際、加藤清正(かとうきよまさ)が持ち帰ったものを、のちに豊臣秀吉(とよとみひでよし)が、前田利家(まえだとしいえ)に贈ったという説があります。
伯牙断琴の手水鉢(はくがだんきんのちょうずばち)
兼六園のHPより
自らの琴の音を最も理解した友人の死を嘆き、一生、琴を奏でないことを誓った名手 ・伯牙の姿が浮き彫りにされている手水鉢。夕顔亭の縁先にあるこの手水鉢は、高さ 45cm、直径85cmと大きいもので、5代藩主に招かれた京都の名金工・後藤程乗 (ごとうていじょう)の作とされています。
手水鉢の上には何か造形されたものがあるのですが遠くて見えませんでした。
瓢池(ひさごいけ)
兼六園のHPより
瓢池周辺はかつて蓮池庭(れんちてい)と呼ばれ、兼六園の作庭はこの辺りからはじまったと言われています。そのユニークな名前は、池のなかほどがくびれて、瓢箪(ひょうたん)のような形をしていることから名付けられたものです。池の中には不老長寿の島、神仙島をかたどった大小二つの島があります。
時雨亭(しぐれてい)
兼六園のHPより
5代藩主・綱紀が兼六園を作庭した頃からあった建物で、廃藩の後、惜しくも撤去されてしまった時雨亭。それを、平成12年、新しい庭園の完成とともに復元したものです。
ざっと小一時間ぐらいで兼六園をぐるりと散策しました。
もっとのんびりして見れば印象も変わったのですが、美しいなぁと思ったのは黄門橋の曲線美ぐらいでした。今度は時間のあるときにじっくりと観賞してみたいと思います。
もっと年を重ねないと理解できないのかも。。
さて、これからホテルまで戻り、チェックアウト後に金沢駅から加賀温泉駅まで電車で移動します。
コメント
ですね、兼六園は桜か雪がお勧め。
どちらもライトアップの期間があって茶店で一杯楽しめますし?
また、ごゆるりと起こし下さいませ(^。^)
はなこさん
今度は桜の時期にゆっくりと観賞してみたいなぁと思ってます
[…] ゴルフの前に早朝の兼六園を散歩 チェックアウトの前、早朝に見学に行ってみました […]