モントレーのスコティッシュリンクス

快晴のザ・リンクス・アット・スパニッシュベイ。

スパニッシュベイというのは、1769年にスペインの探検家ホアン・ポルトラがモントレー湾に教会と要塞を建てる場所を探しているときに上陸した場所なので名付けられたようです。

ペブルビーチ内のゴルフ場としては1987年開場と新しいコースになります。

設計はR・T・ジョーンズJr.、リンクスを得意としているトム・ワトソン、元USGA会長のフランク・サンディ・テイタムの共同設計。（三人ともゴルフの名門スタンフォード大学出身というつながり）

全英オープン5勝でリンクスを熟知しているトム・ワトソン、

USGAのチャンピオンシップ委員会のメンバーで、主にコース選定、セッティングを担当していたコース通のテイタム。

この二人のアドバイスを活かしてR・T・ジョーンズJr.が彼らが思い描くスコティッシュリンクスを具現化したのがスパニッシュベイです。

スパニッシュベイは環境保護を第一に考えていて、自然破壊を一切許さずに設計されたようです。

また芝もスコットランドからフェスキュー芝を輸入して移植されていてモントレーに本場のリンクスコースを再現されています。

環境保護が第一に考えているため、ペブルビーチGLに比べると見た目が地味なこともあり、一般受けしないのかもしれません。14番ホールは、The 500 World’s Greatest Golf HolesのThe Five Hundredに選出されています。

 

スパニッシュベイはアウトがパー３５、インがパー３７のパー７２のコースでこの日は自滅覚悟（笑）でブルーティー（バックティー）からのラウンド。

ブルーティーからはコースレート　74.2、スロープレート　142ということなので、

スパイグラスヒルがコースレート　75.5、スロープレート　147

ペブルビーチがコースレート　73.8、スロープレート　142

と比較するとコースレート、スロープレート上での難しさでは

スパイグラスヒル＞スパニッシュベイ＞ペブルビーチ

ということになります。

 

1番ホール（To the Sea）　500ヤード　パー5

その名の通り海に向かって進むパー５

 

2番ホール（Straight & Narrow）　307ヤード　パー4

その名の通り、真っすぐでティーショットの落ちどころが狭くなっているパー４

バックティーから２００ヤード以上打つとフェアウェイが狭くなっています。

コース右側から振り返った風景。

 

3番ホール（Pitch & Run）　407ヤード　パー4

左ドッグレッグのパー４

 

4番ホール（Shepherd’s Haven）　190ヤード　パー3

直訳すると羊飼いの安息所？という名のパー３

ゴルフの起源は羊飼いが石ころを杖で転がしてウサギの巣に入れていたのが始まりという説もあります。

 

5番ホール（Blind Choice）　451ヤード　パー4

盲目の選択という名の距離のある右ドッグレッグのパー４

盲目の選択と名付けられた理由はコース内に３つのバンカーがあり、そのバンカーがティーグラウンドからは見えにくく、コースを左右に二分しているからのようです。

バンカーを振り返った風景。

写真ではわかりにくいのですが３つのバンカーがコース中央に並んでいます。

 

6番ホール（Sandy）　400ヤード　パー4

砂だらけという意味の右ドッグレッグのパー４

その名の通り、このホールには１１個のバンカーが配置されていました。

グリーン奥からコースを振り返った風景

 

7番ホール（Left Begone）　418ヤード　パー4

左にブッシュが茂っていてフェアウェイが分断されているパー４

 

8番ホール（Marsh Corner）　158ヤード　パー3

湿地のコーナーという名のパー３

その名の通り、このホールの向こう側はモントレーペニンシュラカントリークラブになり、スパニッシュベイの９番ホールは左側にあるのでちょうどコースの角になっています。

 

9番ホール（White Dune）　394ヤード　パー4

白い砂丘という名の打ち上げのパー４

右サイドはOBが続きます。

コースを振り返った風景。

 

 

10番ホール（Half & Half）　520ヤード　パー5

その名の通り、ハーフの折り返し地点。最初は右、次は左にダブルドッグレッグするパー５

ここから左にドッグレッグしています。コースのセンターには３つのバンカーがフェアウェイを左右に分断しています。

 

11番ホール（Top Hat）　365ヤード　パー4

右ドッグレッグのパー４

このホールのグリーンは傾斜が強くてホールの名前のように帽子の形のようにセンターが盛り上がっていました。

 

12番ホール（Cathedral）　432ヤード　パー4

二打目が谷越えの距離のあるパー４

 

13番ホール（Wee Precipice）　126ヤード　パー3

距離の短い谷越えのパー３

Weeというのは小さいという意味。ちっさい断崖という意味でしょうか。

 

14番ホール（Wind & Willow）　576ヤード　パー5

海に向かって進むパー５

私の愛読書「THE 500 WORLD’S GREATEST GOLF HOLES」の中で選ばれているパー５のホールになります。

ティーショットはブッシュ越えになります。

コースは真っすぐ海に続いています。

コース内にはバンカーが左側とフェアウェイのセンターに配置されています。

種類の違う海鳥が寄り添っていました。黒いほうが群れからはぐれてしまったのでしょうか。白い海鳥に甘えていて可愛かったです。 

 

15番ホール（Missing Link）　390ヤード　パー4

二度のブッシュ越えがあるパー４

バックティーからブッシュを越えるのも私にとっては一苦労。。

ブッシュを越えても再度、ブッシュ越えが待っています。

コースの右側にあるバンカー。

 

16番ホール（Dune Hollow）　200ヤード　パー3

距離のあるパー３。右は自然保護区域。

ティーショットは右の自然保護区域に入ったのでアンプレイヤブルで3オン2パットのダボ

 

17番ホール（Whale Watch）　413ヤード　パー4

15番に続き二度のブッシュ越えがあるパー４

バックティーからブッシュを越えるにはキャリーで180ヤード以上必要になります。

グリーンからコースを振り返った風景。

18番ホールのティーグラウンドから17番のグリーンを見た風景。

 

 

18番ホール（Long Home）　574ヤード　パー5

長い最終ホールという名のパー５

ブッシュ越えです。

コース途中から振り返った風景。

こちらもコースを振り返った風景。

グリーンだけ最後は左側にあり再度ブッシュ越えになります。