サウスカロライナ州のヒルトンヘッドアイランドにあるシーパインリゾート。
リゾート内にはハーバータウンゴルフリンクス、ヘロンポイントByピートダイ、オーシャンコースの3コースがあります。
この中でハーバータウンゴルフリンクスは米国ゴルフマガジン社が二年に一度発表するTop 100 Course in the World(世界ゴルフ100選)の2013年版で81位に全米100選では42位にランクインされています。
そのハーバータウンゴルフリンクスをラウンドしてきました。ハーバータウンGLは1969年開場で開場した年から「ヘリテージ・ゴルフ・クラシック(現在はRBCヘリテージ)」というPGAツアーが現在まで開催されています。
一年前に、マスターズを観戦してその翌週からジョージア州、フロリダ州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州と世界ゴルフ100選のコースを巡るアメリカ東海岸ゴルフ旅をしたのですが、その時にここハーバータウンGLだけラウンドすることができませんでした。マスターズの翌週にRBCヘリテージが開催されていたためです。
今回は試合に重ならないようにスケジュールを決めて、やってきました。1年越しのラウンドです。
ハーバータウンGLの設計はピート・ダイ。監修をジャック・ニクラスに依頼して、ヒルトンヘッドアイランドの湿地帯に造ったコースです。
ピート・ダイの出世作のコースとも言われています。
湿地帯のためにコースにアップダウンはありませんが、木々やウォーターハザードを巧みに配置してグリーンを小さく設計し、戦略性の高いコースになっていました。
クラブハウスの左端には18番ホールのグリーン後方に見える赤と白のハーバータウンライトハウスのミニチュアが飾られていました。
18番ホールは「THE 500 WORLD’S GREATEST GOLF HOLES」のThe One Hundredに、15番、17番ホールはThe Five Hundredに選ばれています。
ティーはヘリテージティー、ダイティー、シーパインズティー、カロライナティー、パルメットティーとあり、ダイティーからティーオフ。
1番ホール 392ヤード パー4
ストレートなパー4
何の変哲もないホールだと思いましたが左右の木々が邪魔でティーショットがまっすぐに打たないとグリーンを狙うショットが木に邪魔されます。
2番ホール 495ヤード パー5
フェアウェイ左サイドにバンカーがあるパー5。写真は左のバンカー手前辺りから撮影した風景。
グリーンの手前には左右に木が植えているのでこのホールも方向性が重視されるホールになっています。
3番ホール 411ヤード パー4
ほぼストレートなパー4
グリーン左手前には巨大なバンカーが配置されています。
4番ホール 187ヤード パー3
池越えのパー3
グリーンの手前と左は池。
5番ホール 511ヤード パー5
左ドッグレッグのパー5
コース途中から左に池が出てきます。
6番ホール 401ヤード パー4
フェアウェイ左に巨大なバンカーが配置されているパー4
7番ホール 172ヤード パー3
グリーンの周りにはバンカーが囲まれているパー3
8番ホール 435ヤード パー4
距離のあるやや左ドッグレッグのパー4
セカンドショットからは左に池が出てきます。池の手前には長いバンカーがグリーン横まで続いています。
9番ホール 322ヤード パー4
距離の短いストレートなパー4
距離が短い分、グリーン手前にはバンカーが配置されています。
10番ホール 421ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4。左には池が。
左の池を気にし過ぎてティーショットを右に打ち過ぎるとグリーンを狙うショットで右の木々が邪魔になります。
11番ホール 413ヤード パー4
やや左ドッグレッグのパ-4
フェアウェイ左にはバンカーが。
12番ホール 404ヤード パー4
右ドッグレッグのパー4
13番ホール 354ヤード パー4
距離の短いやや左ドッグレッグのパー4
グリーン手前と両サイドにはU字型の巨大なバンカーがガードしています。
このホールのアイデアはTPCソーグラスの17番がそうであったようにピート・ダイの妻アリスが紙ナプキンに描いたことがきっかけで実現されたホールのようです。
14番ホール 165ヤード パー3
池越えのパー3
池を意識し過ぎて左に行くと奥にはポットバンカーが配置されています。
深くないポットバンカーですが、池に向かって打つ奥行きのないバンカーショットはアベレージゴルファーにとっては緊張感のあるショットになると思います。
15番ホール ヤード パー
左ドッグレッグのパー5
コース途中から左サイドには池が。
グリーンを狙ったショットが先週まで開催されていたRBCヘリテージのスタンドに。ボールを探しに行くとスタンドの床が練習マットと同じ素材なのでそのままアプローチしました(笑)
グリーンからコースを振り返った風景。
16番ホール 361ヤード パー4
左にほぼ直角にドッグレッグしているパー4
左サイドにはグリーン手前までバンカーが続いています。
17番ホール 174ヤード パー3
湿地帯越えの美しいパー3
18番ホール 444ヤード パー4
距離のある湿地帯越えのパー4。奥にはハーバータウンの象徴の赤と白のストライプの灯台が見えます。
試合直後だったためにスタンドがまだ解体されておらず全体が見えなかったのが残念でした。
セカンドも2オンを狙うなら湿地帯越えになります。
ベイナード湾が奥には見えます。
ハーバータウンのトレードマークの灯台は観客スタンドが邪魔になりこんな感じ。
ラウンド後、反対側に車で行って撮影してきました。
湿地帯ということでコースに起伏がなく、木々とバンカーと水のハザードで戦略性を高める必要があったので私好みのコースではありませんでしたが、それでも後半の13~18番はメモラビリティも高く、フィニッシュに向けて盛り上がる構成になっていた素敵なコースでした。
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