続いてモンサンミッシェルの修道院の中を見学してみます。
モンサンミッシェルはフランスの西海岸のサン・マロ湾の小島の上に築かれた修道院で、元々はこの島はモントンブ(Mont Tombe) と呼ばれるケルト人の聖地でした。
708年にこの近隣のサントベール司教の夢に大天使ミカエルが現れて、「モントンブに聖堂を建てよ」とお告げを受けて礼拝堂を作ったのが始まりでその後、何度も増改築をして現在の規模になっています。
チケットを購入して提示した後、大階段を登ります。
現在9時11分。満潮から10分経過していますが、まだ道は海水でふさがれたままです。
途中の部屋の中にはモンサンミッシェルがどのように増改築されていったかを模型で見ることができました。
10世紀の頃のモンサンミッシェル
11~12世紀の間はこんな感じに
20世紀のモンサンミッシェル
修道院のてっぺんに付けられている大天使ミカエル像は避雷針の役目も果たしているようです。
あいにくの曇りですが、うっすらとてっぺんにあるミカエル像が見えます。
西のテラスには謎の銀色の球体が。調べましたが、何の意味・目的があるかわかりませんでした。修道院の中にも1つありました。
9時14分。満潮から13分過ぎました。2人がモンサンミッシェルに向かって歩いています。
おそらく、まだひざ上まで水位がある状態だと思います。
モンサンミッシェル修道院付属教会
豪華さはなく質素な造りでしたが、それがかえって荘厳な感じがしました。
回廊と中庭
合同の食事室
この部屋で修道士たちは沈黙の状態で食事を取っていたようです。
天井には天使の羽をイメージしているのでしょうか?無数の羽がデコレーションされていました。
合同の食事室から階段を下りる途中には大天使ミカエルがセントオーベルにこの地に聖堂を造れとお告げしているレリーフが飾られていました。
迎賓の間、王や貴族を迎えるときに使用されていた部屋のようです。
聖マドレーヌ礼拝堂
一度外に出て、再び中に。
太柱の礼拝堂。ちょうど修道院の中心にあり、内陣を支えるためにかなり太い柱がたくさん立っていました。
マリア像
聖マルタン礼拝堂
大車輪の通路
この車輪はかつて19世紀に牢獄として使用されていたときに食料をこの滑車を使って食料を運搬していたのだとか。
この車輪の中に囚人が入って動かしていたようです。
聖エティエンヌ礼拝堂
南北階段を進みます。
修道僧の遊歩道
騎士の間、ここにも西のテラスに設置されていた謎の銀色の球体が設置されていました。
チケット購入した場所に戻ってきました。
お土産を販売している場所を通過して外に出ます。
イギリスとの百年戦争の時にはモンサンミッシェルは要塞として使用されました。その時の名残の大砲が設置されています。
そして下を見下ろすと何やらモンサンミッシェルの外周の外に小さな建物を発見。
調べてみるとモンサンミッシェルに最初に礼拝堂を作ったサントベールを祀っている礼拝堂のようです。満潮時は孤立していますが、潮が引くと歩いて行けるみたいなので後で訪れてみることにします。
歴史博物館もありました。
かなり歩いたので一旦、ホテルに戻って休憩します。
すぐ目の前が陸に繋がる通路なのですが、まだ完全に潮が引いていないので歩けません。引き返して別ルートで向こうに見えている通路に行くことにします。
9時58分。満潮時から57分経過。もう完全に道は歩ける状態です。毎回、清掃車が道を綺麗にしています。
1時間ほどホテルで休憩したいと思います。
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