夕食を食べた後はモンサンミッシェルに初上陸します。
かつてモンサンミッシェルは満潮時には孤島になっていたのですが、モンサンミッシェルに続く道路を建設したことなどにより、周辺では砂の堆積が進み、周辺の海が後退し、モンサンミッシェルのそばに駐車場なども作られて景観も損なわれるようになっていて問題になっていました。
そこでフランス政府は2005年から10年間かけて駐車場を2km以上離れた陸地に作り、道路をなくし、その代わりに海水が下を流れる橋を新たに作りました。
2015年にその工事が完了し、昔の姿を取り戻しました。満潮時の潮位の高さが12.85mを越えると完全な孤島になります。
2015年8月30日の20時36分には13.2m
2015年8月31日の9時1分には13m、21時21分には13.4mと2日間で3度も孤島になる珍しい機会なので訪れてみました。
今日から2泊しますのでこの3回の満潮の機会を利用して、モンサンミッシェルの外からと中から孤島になる様子を見学しようと思っています。
無料バスがモンサンミッシェルの入り口近くまで往復していますが、まずは歩いて行ってみます。
現在、20時12分。あと24分でモンサンミッシェルは孤島になります。想像していたより速い潮の流れでどんどんと周辺が海水で覆われてきています。
ホテルからモンサンミッシェルの入り口辺りまでは約2km
もうすぐしたら完全に孤島になります。
満潮になり完全に周囲が海に囲まれました。潮が引くのを待つことにします。
完全に潮が引く前に数名が海を渡り始めたので私も待ちきれずにモンサンミッシェルに向かうことにしました。
しばらく進んでからわかったのですが、私が歩いている右サイドは水位が深くてズボンはビショビショに。
写真に写っている左側を歩いている人のほうのほうが水位が低くて何とかズボンをまくると渡れる状態でした。
戻るに戻れずにズボンがずぶ濡れの状態でモンサンミッシェルに初上陸しました。
中を散歩してみます。
細い路地など迷路のように道が分かれています。一通り歩いてわかりましたが、迷うほどの分岐はありませんでした。
建物と建物の間の細い隙間にも階段があります。
人が一人通過できるぐらいのスペースです。
この後、夜食をモンサンミッシェルの中のレストランで食べたのですが、そのことは次の記事で紹介したいと思います。
夜食を食べて休憩が終わったら、もう少しだけモンサンミッシェル内を散策します。
修道院を目指して階段を登っていきます。
もうすぐしたら修道院の入り口です。
この階段の上が修道院の入り口。上まで登ってみましたが、この時間ですから門は閉まっていました。
今日はモンサンミッシェル内の散策はこのぐらいにしてホテルに戻ることにします。
ライトアップされているモンサンミッシェルは幻想的でした。
潮が引いてもこの時期は全体的に潮位が高いので周辺は海水で覆われていました。
明日は午前中の満潮時には内側から孤島になる様子を見学しようと思います。
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