アメリカ東海岸ゴルフ旅の第15ラウンドはニューヨークのシネコックヒルズゴルフクラブ
まだこのラウンドをいれて3ラウンド残っていますが、今回のゴルフ旅のメインディッシュです。
GOLF Magazine's Top 100 Courses in the World 2015の6位にランクイン。(2017年のランキングも9月に発表されましたが同じく6位でした)
来年の2018年と2026年の全米オープンの会場に決定しています。(1896年の第2回全米オープンを初めに過去4度開催されていて来年で5度目の開催)
パー70でUS OPENティーは7445ヤード。
始まりは、インディアンの墓地跡に150人のインディアンを雇い、造成して1891年に12ホールで開場。
そのためにクラブのロゴはインディアンの横顔が採用されています。
その時の設計はスコットランド出身のプロゴルファーのウィリー・デイビス。デイビスは今回の旅でラウンドしたニューポートCCの設計も担当。
1893年には女性専用のコースもオープンしました。
そして1895年に同じくスコットランド出身のプロゴルファーのウィリー・ダンがコースを18ホールに拡張。ダンはフランスのビアリッツゴルフクラブの設計を行い、あのビアリッツグリーンを考案した人物。
シネコックヒルズGCは1894年に設立された全米ゴルフ協会の前身のAmateur Golf Association of the United Statesの発足時の5つのクラブの1つでもあります。
女性専用コースは1901年にコース延長と改造のために、閉鎖されて、この時の改造をC・B・マクドナルドとセス・レイナーが担当。ダンが造った5ホールは残されました。
その後、高速道路の拡張により、一部土地を移動させて1931年にウィリアム・フリンが改造して現在のコースの形状に。
このようにゴルフコース黄金期の名匠たちがバトンを引き継ぎ、名コースができあがりました。
シネコックヒルズGCをラウンドした後の感想ですが、とにかく楽しくラウンドできました。
ティーショットのベストルートを狙い通りにクリアできるとご褒美があり、ミスしたり逃げたりすると次が厳しくなり、ナイスショットした時の喜びが強調されるレイアウトになってます。
グリーンも風や距離を間違えるとショートして戻されたりオーバーして奥に転がりアプローチが難しくなったり、とにかくよく考えて造られてます。
派手さはないですが、正統派の名コースという感じでした。
今まで私がラウンドしてきて感動を覚えた一番大好きなコースを挙げると1つに絞り切れずに次の4コースを挙げていました。
ラウンド順にペブルビーチGL、ノースベリックGC、ロイヤルカウンティダウンGC、ナショナルゴルフリンクス・オブ・アメリカ。
それぞれのコースはそれぞれ違う評価のベクトルで大好きなコースですが、シネコックヒルズGCもまた違ったベクトルで大好きなコースの5つ目に入りました。
11番、14番、16番ホールはThe 500 World's Greatest Golf Holesに選出されています。(14番がThe Eighteen、11番、16番がThe One Hundred)
ティーはブルーティーからティーオフ。
1番ホール(Westward Ho) 388ヤード パー4
打ち下ろしで右ドッグレッグのパー4
2番ホール(Plateau) 197ヤード パー3
距離のある打ち上げのパー3
グリーン上からクラブハウスを見た風景
3番ホール(Peconic) 440ヤード パー4
打ち下ろしのパー4
4番ホール(Pump House) 378ヤード パー4
右ドッグレッグのパー4
5番ホール(Montauk) 500ヤード パー5
コース内を左手前から右奥にバンカーが横切っているパー5
6番ホール(Pond) 418ヤード パー4
右サイドに池があるパー4
グリーンから振り返った風景
7番ホール(Redan) 178ヤード パー3
レダンホール。マクドナルドとレイナーが設計したホールがそのまま残っています。
8番ホール(Lowlands) 354ヤード パー4
やや右ドッグレッグのパー4
9番ホール(Ben Nevis) 410ヤード パー4
左ドッグレッグでセカンドが打ち上げのパー4
グリーンから振り返った風景
10番ホール(Eastward Ho) 406ヤード パー4
窪地越えのパー4
グリーン手前にも窪地が。
左から右に傾斜しています。
グリーンから振り返った風景
11番ホール(Hill Head) 150ヤード パー3
打ち上げのパー3
グリーンが砲台グリーンでかなり難しいです。
12番ホール(Tuckahoe) 427ヤード パー4
打ち下ろしのパー4
セカンドショットが公道越え。隣のNGLAでもありましたね。
13番ホール(Road Side) 360ヤード パー4
打ち下ろしでティーショットが公道越えで右ドッグレッグのパー4
14番ホール(Thom's Elbow) 445ヤード パー4
打ち下ろしの距離のあるパー4
グリーンから振り返った風景
15番ホール(Sebonac) 400ヤード パー4
打ち下ろしで右ドッグレッグのパー4
左に行きすぎるとセカンドがグリーン手前のバンカー越えに。
ティーインググラウンドから見える右のバンカー越えに成功するとセカンドが楽になります。
16番ホール(Shinnecock) 512ヤード パー5
S字にドッグレッグしているパー5
17番ホール(Eden) 167ヤード パー3
バンカー越えのパー3
18番ホール(Home) 400ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4
グリーン横から振り返った風景
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[…] 「インディアンの墓地跡にゴルフコース黄金期の名匠たちが受け継いだ名コース」 […]