昨日、ゴルフ仲間で友人のOさんから
「花屋敷GCひろのコースのオープンコンペに参加したら、私のブログをよく見てくれている鳴尾GCのメンバーのMさんという方と同組になった。楽しくラウンドできて、その方から伝言を受け取った」とメールが届きました。
内容を要約すると
・私のブログのコメントが当たり障りがないのでもっと、毒を吐いてダメ出ししてほしい
・評価は十人十色だから、他人のメンバーコースを評価する事は失礼な事だ
・芦屋GCと宝塚GCの評価が気に入らない。芦屋GCがお気に入りのようで当サイトの評価が低いと思う
という内容でした。(※伝言なので私の受け取り方が違ってMさんが話されていたこととニュアンスが違う部分もあるかもしれません。その点はご了承ください。)
Mさん、当サイトをご覧いただきありがとうございます。そしてご意見をいただきまして重ねて感謝しております。
せっかくなのでいただいた伝言について私の考えをまとめておきたいと思います。
特にゴルフ場の星評価については、そのページでも5段階評価(実際には星なしもあるので6段階)の内容を説明していますが、もう少し詳しく説明しておくにはいい機会かなと思い記事にしてみました。
まず1つめの
・私のブログのコメントが当たり障りがないのでもっと、毒を吐いてダメ出ししてほしい
について
過激なコメント・発言をしたほうがカラーがでて面白くなるのは理解していますが、あえて毒を出さないようにしています。私は基本全てのゴルフコースが大好きですし、造られた方たちへの敬意を払っています。
それに、私はゴルフの腕前がスコア90前後のアベレージゴルファーなので偉そうにコメントできません(笑)
コースマニアの方の中には、ボロクソにコメントをされる方もいらっしゃいます。
「こんなコース、ラウンドする価値がない。」
「なぜこの位置に無意味なバンカーを配置しているのか?」など、それはそれで勢いがあって面白いとは思うのですが、当サイトでは、私が素晴らしかったと思ったコースは「素晴らしい」とは伝えてあとはコース写真を見て、そしてラウンドしていただき、読者の皆さんに感じてもらえればなと思っています。
次に2つめの
・評価は十人十色だから、他人のメンバーコースを評価する事は失礼な事だ
について
「評価は十人十色」、おっしゃる通りだと思います。
私は「自然の起伏を活かしてメモラビリティの高いレイアウトに仕上がっているコース」を好きなので、そういうコースの評価を高く星を付けさせていただいています。
「他人のメンバーコースを評価する事は失礼なことだ」、私の評価が絶対的な評価ではないのは皆さんも理解していただいていると思いますし、あくまでも私の個人的な好みでつけてる遊びなのでお許しください。
それに星を付けさせていただいているには、理由があります。
当サイトをご覧いただいている読者の方から、よく「~に旅行に行くのですがおススメのコースを教えてください」というメールをいただきます。そういった方のために旅の指針となるような情報をと思い、星を付けさせていただきました。
当サイトで星付けを今年の3月頃から初めて、日本国内の星付けは完了していて、現在は海外のコースの星付けの作業中です。近々、アメリカ国内のゴルフコースの星付けを発表できる予定です。
今回の件のように似たようなことが世界のTOP100コースを2年に一度発表していることで有名なアメリカのゴルフマガジン社にも昔、ありました。
1979年に初めて「Golf Magazine TOP 50 in the World 1979」(当時はTOP100ではなくTOP50でその中での順位はなく50コースが選ばれていました。)を発表した時にも世界中のゴルフコースから、「順位をつけるとは、けしからん」という声が上がっていたようです。その後、理解されるようになり現在に至ります。
当サイトでも星付けを発表後、「このコースの評価は高くすべきだ。」「逆に、このコースの評価は高すぎだ。」という意見もいろいろといただきました。私は「ゴルフコース」は「絵画」と同じだと考えています。この絵が一番好きと、ある方が言えば、それはその方にとって一番であるわけですし、それについて間違っているとは思いません。
私は、それぞれの方の意見を尊重しています。
最後に3つめの
・芦屋GCと宝塚GCの評価が気に入らない。芦屋GCがお気に入りのようで当サイトの評価が低いと思う
について
上でも述べましたが、当ブログのゴルフコースの星付けは「ゴルフ旅のための指針」のひとつになればということで付けています。
こちらは関西のゴルフコースの評価ページの一部のスクリーンショットです。
芦屋CCは星2つですね。そして小野GCは星4つ、神戸GCは星3つですね。
そして、ゴルフコースの評価のページでは、星付けについて以下のように説明をしています。
——————————–(ここから)
おすすめ度の説明
グルメのガイドブック、ミシュランに例えるとミシュランの3つ星がこのサイトの3つ星以上にあたると考えてください。ミシュランの3つ星をさらに三段階にわけました。そしてミシュランの2つ星がこのサイトの2つ星にあたります。例外としてこのサイトの1つ星はもっと基準を下げてビブグルマン的なものも含めています。
——————————–(ここまで)
これに付け加えてもう少し詳しく星付けの説明をしておきます。
当サイトでの評価は5段階の星付けと星なしを含む6段階での評価になっています。
この中で5つ星と4つ星は日本のゴルフ場では50数個ぐらいしかなく特別な格付けなので、通常は以下の3つ星、2つ星、1つ星の3段階の評価で格付けしています。
当ブログの「3つ星」は、ミシュランの3つ星に相当
当ブログの「2つ星」は、ミシュランの2つ星に相当
当ブログの「1つ星」は、範囲を広げてミシュランの1つ星に相当するコースとビブグルマン的なコースも含めています。
これに、河川敷などのフラットで変化もなく、自分の住んでいる近くにあるなら別ですがゴルフ旅をしてまでもわざわざラウンドする必要なないコースを「星なし」にしています。
つまり1つ星以上はゴルフ旅をするには何らかの価値があるコースということです。
そして、私は芦屋CCは距離は短いがアップダウンがあり、高低さを楽しめる素敵なコースでミシュランの2つ星に相当すると評価しています。
一方、現在の日本では、世界基準のゴルフコースの評価軸とは違う基準を持っているゴルファーが多いです。
どのような基準かというと、「フラットで距離があり、木々でコースがセパレートされているコースが素晴らしい名門コースである」というバブル時代のコース乱造の弊害によって生まれたステレオタイプな基準を持っているゴルファーが多いのが現状です。
その方たちが芦屋GCを評価すると1つ星で評価される方も多いのが現実です。
そして神戸GCは3つ星にしています。この理由は起伏を活用していて面白いことと、日本最古のゴルフコースという歴史を感じることができるコースということで、このコースのためだけにでも、遠方からゴルフ旅の目的地にして訪れる価値があると私は評価しているためです。
芦屋CCは素晴らしいコースですが、このコースのためだけにやってくるのではなく、3つ星以上のコースとセットでぜひラウンドしてほしいという気持ちがあります。
ただこれも絶対的な評価だとは思っていません。ただの私の好みで付けているということだけです。
ゴルフ旅の参考にしてみようかなという方がいれば参考にしていただけると嬉しいです。
というのが、当サイトのゴルフ場の星評価についての説明になります。
なにより一番嬉しいのは星を付けたことにより、このようなありがたいご意見をいただくことができたことですね。
私は「このコースが好きだ」「いや、私はこちらだ」という話を酒を飲みながら、「あーだこーだ」とゴルフコースについて語りあうことができる時間が一番楽しい時間だと思っていますので。
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