ういろうといえば名古屋が有名です。
そして小田原では、万能薬のういろうが知られています。
小田原ではお菓子のういろうも名物なのですが、実は、ういろうの日本の発祥の地は福岡なんです。
1368年に当時の元が滅び、明が成立。この時、大陸から陳延祐という官職が日本の福岡に妙楽寺に逃げてきました。
陳は元で礼部院外郎という薬を扱う官職だったようで、陳は役職名の一部を用いて、日本での苗字を陳外郎と名乗りました。
そして、陳外郎家は透頂香(とうちんこう)という万能薬を大陸から輸入して外郎(ういろう)として販売しました。
この薬の外郎は足利義満にも献上され、外郎家は京都に移住。
外郎はかなり苦いために口直しに米粉に砂糖を加えたお菓子を提供するようになり、このお菓子も「ういろう」と呼ばれ、全国に広がりました。
そして、応仁の乱で屋敷が焼けた後は相模国(小田原)に移り、現在も外郎家は、薬のういろうを小田原で販売しています。
そんな、ういろうにゆかりのある妙楽寺にある「ういろう伝来之地」の石碑の見学にやってきました。
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