京都府の京都ゴルフ倶楽部上賀茂コースをラウンドしてきました。
上賀茂コースは世界文化遺産の上賀茂神社の敷地内にある珍しいゴルフコースです。
開場は昭和23年。
昭和20年の終戦後、全国に進駐軍が入り、京都にも9月に第六軍第一軍団が進駐。
昭和21年にその軍司令部が上賀茂神社の敷地内にゴルフ場を建設する計画を打ち出し、ハロルド・シェフィールド少佐が中心となり、設計を赤星四郎に依頼する予定で、計画が進められたようです。
上賀茂神社側は神が降臨する聖域なので場所の変更の依頼をしたが、軍は譲らず戦後初のゴルフ場として工事が開始されたとのことです。
上賀茂神社の敷地内の木々を伐採して工事が進む中、マッカーサー元帥が中止の命令を出して一旦は工事が停止になったのですが、シェフィールド少佐は平和の象徴としてゴルフ場を建設するという大義名分で工事を続行して設計も行ったようです。
実際のところは、シェフィールド少佐は大のゴルフ好きだったのが工事を続行した一番の理由ではないかと言われています。
そういう戦後の混乱期に色んな思惑が重なり、神社という聖域内にゴルフコースが作られることになったようです。
コースはパー69でパー5が2つしかない短いコースですが、変化に富んだ面白いコースでした。
上賀茂コースは地元では通称、東コースと呼ばれています。東があれば西があり、鴨川を挟んで少し離れた舟山に舟山コースが西コースとして昭和37年に上田治氏の設計でパー67のコースとして開場しています。
ティーはレギュラーティーから。
1番ホール 363ヤード パー4
真っすぐなパー4。コースは右に傾斜しています。
2番ホール 341ヤード パー4
やや右ドッグレッグで二打目が打ち上げのパー4
3番ホール 279ヤード パー4
打ちおろしの距離の短いパー4。この日は手前のサブグリーン。メインでも313ヤード。
4番ホール 313ヤード パー4
真っすぐで二打目が打ち上げのパー4
5番ホール 172ヤード パー3
打ちおろしのパー3。先ほどの雨が止み、再び晴れ空に。
6番ホール 402ヤード パー4
左ドッグレッグの距離のあるパー4。右はクリークが続きます。
ティーショットは右の1ペナゾーンギリギリに。
7番ホール 364ヤード パー4
二度のクリーク越えがあるパー4
二打目もクリーク越えになります。サブグリーンの手前にクリークがあります。
グリーンの奥には御阿礼所という神様が降臨する場所がひっそりと佇んでいました。
8番ホール 503ヤード パー5
左ドッグレッグのパー5
9番ホール 110ヤード パー3
この日は手前のサブグリーン。奥のメイングリーンなら148ヤード。
10番ホール 324ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4。右には池があります。
この日は左のメイングリーン。
11番ホール 348ヤード パー4
池越えの左ドッグレッグのパー4。右OB。
12番ホール 93ヤード パー3
左に池があるパー3。この日は手前のサブグリーンを使用。メイングリーンなら131ヤード。
13番ホール 448ヤード パー5
左ドッグレッグのパー5
14番ホール 327ヤード パー4
真っすぐで二打目が池越えのパー4
グリーンは浮島みたいになっていて池越え。
15番ホール 104ヤード パー3
打ちおろしのパー3
16番ホール 348ヤード パー4
真っすぐでフェアウェイが左に傾斜しているパー4
17番ホール 170ヤード パー3
この日は左のメイングリーン。グリーン左には池があります。
18番ホール 380ヤード パー4
真っすぐなパー4
世界文化遺産の中にある京都ゴルフ倶楽部上賀茂コース、距離は短いのですが、ただ短いだけのコースではなく楽しめました。
コメント
御無沙汰してます!
隣の学校に行っていたので、近いけど遠いコース。
短いけど手強そうですね
shuuさん
私も京都大原パブリックの帰り道によく横を通過していました。
短いコースなので、ラウンド前の印象は曲がらなかったら大丈夫だろうと軽い気持ちでラウンドしたのですがグリーン周りが難しく、楽しめました