フランスでの最後の食事は豪華にミシュラン三つ星レストランでいただきたいと思います。
そのレストランとは、Four Seasons Hotel George V Paris(フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュ・サンク・パリ)のLe Cinq(ル・サンク)。
正確に言うとル・サンクで食事した2015年9月の時点では二つ星でした。
ル・サンクは2000年に開業し、すぐに一つ星を獲得、翌年は、二つ星に、そして2003~2006年までは三つ星になったレストランです。
しかし2007年に、二つ星に降格してから長い間、二つ星のままでした。
そんな中、三つ星を再獲得すべく、ルドワイヤンで12年間、三つ星を維持し続けていたクリスチャン・ル・スケールが2014年10月に総料理長として就任。
そして、この一年の活躍から、2016年のミシュランでは三つ星を再獲得するだろうと言われてました。
その予想どおり、2016年2月に発表されたミシュランでは、三つ星を再獲得したのです。
フォーシーズンズホテル・ジョルジュサンクに到着。
中庭も綺麗です。
そしてこちらがル・サンク
まずは、アヴァンアミューズ
カリカリに焼いたピザのようなものと説明してくれました。
続いて、アミューズブーシュ
どれも手が込んでいて素晴らしいのですが、感動したのがスプーンの上にのっているゼリー状のもの。
ゼラチン状の中にカンパリやオレンジの液体をくるんで口の中に入れるとほんのり生姜の香りと共にオレンジの風味が口に広がります。
キノコのサラダ
キノコとトリュフの香りが素晴らしい。
クリスチャン・ル・スケールはどこにもない香水をつくるイメージで調理すると語っていますが、まさにこの一品はそれを表す素晴らしい一皿でした。
続いて、ロブスターサラダ
四日前にル・トゥケ・パリ・プラージュで新鮮で美味しいロブスターを食べた後だから更にその素晴らしさがわかる一皿になりました。
四日前のロブスターが霞むぐらい、プリプリの食感で驚きました。この食感を越えるロブスターは今後食べられない気がします。
グレープフルーツホワイトバターソースでいただきます。
感動はまだまだ続きます。
オニオングラタンスープ
丸いボール状の物体をスプーンですくって口に運ぶと、口の中でアツアツのオニオングラタンスープが弾けます。
彼はフランス料理の定番料理を現代風にアレンジすることをテーマに掲げていて、このオニオングラタンスープは彼の代表作だと思います。
鱈のソテー
食後にはコニャックをいただきました。
キャラメルフィンガー・ウィズ・ソルト
クリスチャン・ル・スケールが挨拶に。
お土産にキャラメルをいただきましたが、これがまた濃厚で美味しかった。
フランスの締めくくりとして最高の食事になりました。
Le Cinq(ル・サンク)
http://www.restaurant-lecinq.com/
コメント
[…] フランス最後のランチは三つ星を再獲得したル・サンク […]