幻の蟹「黄金蟹」と加能蟹の食べ比べ

[大名茶家]
02.グルメ・食べ歩き
02.グルメ・食べ歩き

今年もズワイガニが解禁になりました。毎年、解禁したら石川県に食べに行きます。

お気に入りのお店はこちら。

金沢駅前にある「大名茶家」

席数も多く、よい蟹を仕入れてくれます。

今回、幻の蟹と呼ばれている黄金蟹とズワイガニを食べ比べてみることにしました。

まずは蟹をさばいてもらっている間に一品料理をオーダー。

加賀野菜の金時草の酢の物。

熊本では、水前寺菜。愛知では式部草。沖縄ではハンダマと呼ばれていて、葉の裏が紫色で火を通すとぬめりがでてきます。

金時草(きんじそう)の由来は裏側の紫色が金時芋(きんときいも)の色に似ているからだそうです。

梅貝の石焼

梅貝(ばいがい)は金沢ではエッチュウバイガイのことを言うことが多く、コリコリしていて美味しいです。

黄金蟹とズワイガニの前に香箱蟹(石川県のズワイガニのメス蟹)もいただきました。

そして主役の登場。

左の鮮やかな色の蟹が黄金蟹で右が加能蟹(ズワイガニの石川県産ブランド蟹)

明らかに色が違いますね。

黄金蟹はズワイガニとベニズワイガニの交配種でズワイガニ1000杯に1杯取れるかどうかという貴重な蟹で幻の蟹とも呼ばれています。

ズワイガニは水深200m~400mに生息し、ベニズワイガニは水深500m~2500mに生息しているのですが金沢近海ではズワイガニとベニズワイガニが一緒に生息している場所があり、ここで交配されて黄金蟹が産まれます。

黄金蟹は茹で上がると、口の部分が黄金色になるからそのように名付けられたのだとか。

ズワイガニとベニズワイガニの両方の特徴を持ち、どちらの影響が多いかによって肉質が変わってくるようです。

一般的にベニズワイガニはズワイガニより、水分が多いので水っぽい身になり、ズワイガニのほうが身が詰まっていると言われています。

黄金蟹と加能蟹を焼きとしゃぶしゃぶで食べ比べてみることに。

まずは焼き蟹の食べ比べ

こちらは加能蟹

そしてこちらが黄金蟹。

加能蟹(ズワイガニ)と比較すると蟹みそが白っぽいです。

実際に焼いて食べ比べしてみました。

左が黄金蟹、右が加能蟹。黄金蟹のほうが水分が多いので、みずみずしい焼き上がりに。

旨味は加能蟹、みずみずしさは黄金蟹というところですね。

こちらは加能蟹の蟹みそ。濃厚な苦みで日本酒が進みます。

そしてこちらが黄金蟹の蟹みそ。食べると見た目と同じくクリーミー。

苦みが少ないので、蟹みそが苦手な方でも食べることができる蟹みそです。

続いて、蟹しゃぶで食べ比べ。

まずは加能蟹。

続いて黄金蟹。

違いは焼き蟹ほどわからないです。

締めの雑炊に向けてズワイガニの蟹みそに蟹の身を和えて準備。

雑炊をお願いして作ってきていただきました。

蟹身をトッピングして完成。

その後も何度か黄金蟹とズワイガニの食べ比べをしましたが、好みもありますが私なりの結論はズワイガニは蒸しで、黄金蟹は焼きで食べるのが一番おいしい食べ方かなと思います。

こちらは別の機会の時にいただいた加能蟹(ズワイガニ)の蒸し蟹。

蟹の旨味を閉じ込めてほくほくでいただけます。

そしてこちらが黄金蟹の焼き蟹。

このぐらいの半生が食べごろ。余分な水分が飛んでみずみずしい旨味が凝縮した焼き蟹がいただけます。

雑炊も食べたいので黄金蟹は半身を焼き蟹で半身を蟹しゃぶにするのがおススメ。

黄金蟹と加能蟹を2人で食べ比べるなら加能蟹を蒸しで一杯、黄金蟹の半身を焼き蟹で残り半身を蟹しゃぶで締めに雑炊が私の答えです。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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