オールドデリーのマティア・マホール・ロードでマトンビリヤニとフライドチキンを食べた後、口直しにインドのスイーツを食べることにした。
インドの甘いものといえば、まず思い浮かぶのは「世界一甘いスイーツ」とも呼ばれているグラブジャムンだろう。
ホテルの朝食で毎日のように見かけ、何度か食べていたこともあり、今回は別のものを探していた。
そこで目に留まったのが、Sultanii Sweets & Snacksで見つけたJalebi(ジャレビ)だった。
左の丸いものがグラブジャムンで、右の鎖のような形をしているのがジャレビである。
ただ、事前に調べていたジャレビはオレンジ色だったのに対し、この店のものはグラブジャムンのシロップに浸したような濃い茶色をしていた。
これは、マディヤ・プラデーシュ州が発祥のブラックジャレビというジャレビの派生形らしい。このお店の本店も同州にあるようだ。
通常のジャレビはマイダ粉(精製小麦粉)で作られるが、ブラックジャレビの生地は、Khoya(コヤ)と呼ばれる牛乳を加熱して固形状にした乳製品と、ジャガイモデンプン(片栗粉)から作られている。コヤはグラブジャムンの材料にも使用されていて、高温の油で揚げることでコヤがカラメル化して黒っぽくなるようだ。揚げた後はシロップに漬けられる。
Khoya jalebi(コヤジャレビ)や Mawa jalebi(マワジャレビ)とも呼ばれ、通常のジャレビより柔らかい。
グラブジャムンとジャレビを融合させたような印象のお菓子だった。

かかっていた白いソースの正体 ― ラブリ(Rabri)
指を差してコヤジャレビを注文すると、「これをかける?」というようなジェスチャーをされた。よく分からなかったが、そのままお願いしてかけてもらった。
この白く濃厚なソースはRabri(ラブリ)と呼ばれる、北インドの伝統的な乳製品デザートだ。
ラブリは、牛乳を弱火で長時間煮詰め、表面にできた膜を何度も戻しながら作る。
砂糖、カルダモン、サフランやナッツが加えられ、とろりとしていて、練乳のような感じになる。

ラブリにはカルダモンなどが使われており、練乳ほど甘ったるさを感じない。
ジャレビの甘さに奥行きが加わって、美味しかった。

特にスパイスの効いた味の濃いフライドチキンの後だったのでちょうどよい口直しになった。



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