杭州企業との打ち合わせがスムーズに終わり、時間が余ったので西湖の西側にある霊隠寺というお寺に行ってみることに。
霊隠寺は、中国の禅宗十大古刹の1つのようです。
古刹って聞きなれないので調べたら由緒ある古いお寺のことだそうで。
インドから渡来した慧理というお坊さんが杭州の山々を見たときに「ここには仙霊が隠れ住んでいる」と発言したことから、その山を霊隠山と名付け、その麓にお寺を326年に開いたので「霊隠寺」と呼ばれるようになったのだとか。
全盛期の五代呉越国時代には数千人の僧侶が修行していたらしい。
お寺の前には飛来峰と呼ばれる天竺にある霊鷲山の一部が飛来した岩山があり、338体もの石仏があります。
飛来峰そばにある石塔。
飛来峰の石仏。
岩山のあちこちに彫られています。
そしてこの下の洞窟に入ると一線天という穴が見れるようです。その中に入ると。
中にも石仏が。
そして上を見上げると一線天の穴が。信心深い人はこの穴から観音様が見えるようです。
この岩山はもっといろんな石仏が彫られていて上まで登れるようなのですが、時間もないのでお寺の中に入ることに。
境内には天王殿、大雄宝殿、薬師殿の順番に建物が並んでいます。
こちらは1つめの建物の天王殿の裏側から。
韋駄天像が祀られていました。正面には弥勒菩薩が。弥勒菩薩の見た目が布袋さんにそっくりなので調べてみると弥勒菩薩の化身が布袋さんなのだとか。勉強になりました。
そして天王殿の四隅には四大天王像が。
この四大天王像の迫力はものすごい迫力でした。中から撮影ができないので外からの撮影になりますが、下から見上げたときのインパクトはすごかったです。
そして続いて本殿の大雄宝殿。
本殿の正面に祀られている釈迦如来仏像は中国最大の木彫りの座像らしい。
20メートル弱ありました。
そして何より、私が一番、霊隠寺で感動したのがその裏にある「善財童子五十三参」
善財童子が五十三人の名師を歴訪、最後に悟リを得た仏話が像で描かれています。
五十三箇所の仙山には大小の仏像が計156体あリ、下から見上げると156体全ての仏像に見つめられている感じがしてずっと見上げていたくなる不思議な気持ちに。
本殿の後ろには薬師殿があり、薬師如来が祀られていてその左右には干支に配された12神将が守りについていました。
日本の寺院とは比べ物にならないスケール感に圧倒されていて最後にびっくりしたのは、こちら。
五百羅漢堂
こちらも建物の外からしか撮影できなかったので一部しか撮影できてませんが、お堂の中には500体の羅漢が祀られていましたが、一体のサイズが大きい。圧巻の一言。
時間があまりなく駆け足で鑑賞したので、ぜひ再訪して飛来峰も霊隠寺もじっくりと鑑賞したいなぁと思う素晴らしいお寺でした。
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