成都での仕事を終えた、次の日の昼過ぎ。
いよいよ四川省アバ・チベット族チャン族自治州松潘県川主寺鎮にある四川九寨黄龍空港に移動です。成都の空港から240km北にあります。
目的は世界遺産の九寨溝と黄龍を訪れるため。
今回の旅、中国人の友人から見せてもらった写真を見て前から行ってみたいなぁと思っていて、思いつきで行ったこともあり、あまり詳しくリサーチせずに行ってきました。
結果から言うと運が良かった。思っていた観光が全てできたのですが、きちんとリサーチして行かないと時間内に見どころを全て見ることはできない可能性がありました。
その理由の1つが標高。行ってみて初めて知りましたが標高が3500mぐらいの高地に観光名所があります。
空港も標高3447.65mの高地に作られていて空気が薄く、人によっては到着してすぐに高山病にかかることもあります。
そんな標高の中、九寨溝と黄龍を観光するために山を徒歩で移動するので更に酸素が足りなくなります。携帯の酸素ボンベは各地の売店で販売されていますが、高地への適応力が低い人は常備しておいたほうがいいと思います。
高地に自信のない方は初日は標高になれるためにホテルでゆっくりと休養したほうがいいかも。
四川九寨黄龍空港の風景。言ってみれば、富士山の山頂に空港があるような感じですね。
それでもまだまだ上には上があり、標高世界一の空港はチベット自治区にあるチャムド・バンダ空港(標高4334m)という空港。
標高の高い空港は、離陸に必要な揚力が得にくいので滑走路を長くする必要があり、九寨黄龍空港も離着陸する飛行機の機体のサイズに合わない3200mという長い距離の滑走路が特徴でした。
この空港が2003年に開港してくれたおかげで、以前は成都から10時間ぐらいバスで訪れる必要があったのがわずか50分弱で来れるようになりました。
話が少し脱線したので話を元に戻します。
次に2つめの理由は九寨溝と黄龍と空港の距離。何となく現地で三日間ほどあればのんびりと九寨溝と黄龍を観光できるかなと思っていたのですが、これがギリギリでした。
空港と九寨溝は88km、空港と黄龍は52kmという距離があります。どちらも標高3500m前後の山道を移動しますので片道、九寨溝へは2時間ぐらい。黄龍へは1時間ぐらいかかります。
最後に3つめの理由は、フライトキャンセルの多発。標高が高いこともあり、天候が不安定でフライトキャンセル・遅延が多発しています。実際、成都に戻る前日は落雷と雪で全便キャンセルになっていたようです。成都に私が戻る当日の便もキャンセルになり、別の便に振り替えて何とか成都まで戻ってこれた状態でした。そういうこともありギリギリの日程を組まずに余裕ある日程を組んだほうがいいと思います。
空港からでてタクシーを拾います。3日間つきっきりで600元(約7800円)で契約。一日200元ぐらいで契約できたら相場だと思います。
そんなほぼノーリサーチで突撃した九寨溝と黄龍の観光のポイントをこれから記事にしていきます。
ホテルにチェックインしてから黄龍を観光するつもりだったのですが、ドライバーによるとチェックインしてからだと日が暮れるので先に黄龍に行ったほうがよいとのこと。
ということで、まずは黄龍に移動。
コメント
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