世界遺産の九寨溝の入り口に到着。
入り口近くの建物で入場チケットを220元(オフシーズンの11月16日から3月31日は80元らしい)とバスのチケット90元(オフシーズンは80元)を購入。
購入したチケットを持っていよいよ九寨溝の中に入場。
九寨溝は大小100以上の湖(これらは海子と呼ばれ氷河の消失によって生まれた堰き止め湖の一種)や滝が広範囲に点在する景勝地で、徒歩で全ての場所を回るのは不可能。
そのため、観光ポイント間はバスで移動になります。
バスは数分ごとにピストン運行しているので気軽に降りて風景を楽しんだ後、再び乗車して次の目的地まで移動というスタイルがいいみたい。
九寨溝は途中でY字状に二手に分かれていて、バスの行き先も、九寨溝で最大の湖の長海と九寨溝で最も美しい色と言われる五彩池がある「則査窪溝景区」行きと原始森林が終点で多くの海子が連なる「日則溝景区」行きに分かれています。
九寨溝の湖入り口からのバスはどちらかに向かうようですが、どちら行きのバスか確認せずにとりあえず乗車。
私が乗ったバスはどうやら長海方面に向かうバスのようです。
九寨溝の名前の由来はこの地区がチベット族の居住地でチベット族の村(寨)が9つある谷(溝)であることから付けられたらしい。
バスで移動中、チベット族の村を見ることができました。
やはりあちこちにカラフルな旗がたなびいています。この旗のことをタルチョーといい、色の順番も正式には決まっていて写真手前の旗のように、青・白・赤・緑・黄の順が正しい順番らしい。
それぞれが天・風・火・水・地を表しているとのこと。
そしてこちらは現在、水量が少ない時期なので干上がっていますが、こちらは上季節海という海子。
この下のほうには中季節海、下季節海と続いています。
そして入り口から30分ほどバスに乗ると終着点の長海に到着。
九寨溝で一番大きい海子になります。標高3100mで、長さ5km、幅600mにもなる湖です。
「黄山より帰りて山を見ず、九寨溝より帰りて水を見ず」という中国の諺がありますが、この長海を見るだけでもその意味がよくわかります。
この後、徒歩で九寨溝で一番美しいブルーの池といわれている五彩池に向かいます。
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