宿にチェックインした後、夕食を食べに、すぐそばの郷土料理武田というお店に。
ここで、幻の鮭といわれる鮭児が食べれると聞いたのでやってきた。
まずはお通し。
そして今日のお酒は昨日も根室で飲んだ根室の地酒「北の勝」
今日は大吟醸のまつり。辛口の中にほんのり甘みがして結構いけます。
北海しまえびの塩茹で。濃厚で美味い。海老みそも旨みたっぷり。
記事を書いているだけでまた食べたくなる美味さ。
ソイの刺身。新鮮で弾力があり甘みがあります。
左は鮭の白子をポン酢とゆず胡椒で。タラの白子のようにクリーミーではないが弾力があり十分に美味い。
右は、めふん(鮭の腎臓の塩辛)。日本酒が最高に進みます。
本日の主役。鮭ニギリの食べ比べ。
本来は桜鱒(サクラマス)、時知不(トキシラズ)、鮭児(ケイジ)の3種類の食べ比べができるのですが時期の関係上、サクラマスが普通の鮭になります。
本来は1貫ずつですがせっかくなので鮭児を二貫にして注文。
左から鮭、時しらず、鮭児×2。
鮭から順番に食べます。鮭でも十分に美味い。
続いて時知らず。
時知らずは、春から夏にかけて北海道近海を回遊する若い鮭(3~4年魚)で、秋に回帰する鮭(4~5年魚)と違い、季節外れに漁獲されるので時知らずと呼ばれていて産卵前なので脂がのっています。
時知らずをパクっと口にいれると、全然脂が違う。こうやって食べ比べたことがないので差が歴然としています。
そして真打登場、鮭児。
幻の鮭と言われる理由は漁獲される秋鮭1万尾に対して1尾の割合でしか獲れないと言われているため。
2~3年魚の名前の通りまだ子どもの鮭で生殖巣が未発達のため、脂をたっぷりと蓄えている。
通常の秋鮭が2~15%の脂肪率に対して鮭児は20~30%と高く、全身トロ状態。
その鮭児を口に入れると時知らず以上の感動が。。
まさにトロ。
二貫頼んでいて良かった~
この鮭ニギリの食べ比べは3貫で1600円という安さ。さすが鮭の町、標津。
日本酒が空になったのでもう一本。
今度は釧路の地酒の福司の生貯蔵酒。
爽やかで飲みやすい。
秋刀魚の塩焼きも美味そうなので注文。
もちろん旬なので脂がのっていて美味いのは当然。
そして締めは、
鰹節ならぬ、鮭節のおにぎり。
華ふぶきという鮭節を使用してるのですが、この鮭節が美味い。
華ふぶきの製法は手火山造りという江戸時代からの伝統製法で作られているようだが、この手火山造りで造られた沼津の鰹節が最高に美味いと何かの雑誌で読んだことがある。
その沼津の製法を学んで完全に再現して造っているらしいので美味いわけだ。
今晩が北海道最後の夜。
最後の夜も幸せな夜でした。
郷土料理 武田
〒086-1651 北海道標津郡標津町南一条西1-1-5
TEL : 0153-82-3007
営業時間 11:00 – 14:00 / 17:00 – 22:00
定休日 夏季(5月~10月):木曜日、冬季(11月~4月):日曜日
コメント
真面目に。
卒倒しそうなくらい美味しそうですね。
参りました。
やきそばパンZさん
写真見るだけで、味を思い出してしまうので
今すぐ、北海道に飛んでいきたい気持ちになります