モリス、マッケンジー、ハウツリーと各時代の名匠がバトンを受け継いでいる名リンクス

[Lahinchi GC Old Course/ラヒンチゴルフクラブ オールドコース]

アイルランドゴルフ旅の第15ラウンドはアイルランド共和国のクレア州にあるラヒンチゴルフクラブ・オールドコース。

開場は1892年。リムリックゴルフクラブの創設者のアレキサンダー・ショウとリチャード・プラマーがオリジナルのコースを設計。

現在のオールドコースの北側に9ホール、リスカナーロードと呼ばれる道路を挟んで陸側の現在のキャッスルコースがある場所に9ホール造られました。

その2年後の1984年にアレクサンダー・ショウはセントアンドリュースからトム・モリスを招聘して、改造を依頼。

この時、トム・モリスは「今まで見た中で最高に素晴しい天然コースだ」と絶賛したようです。

トム・モリスはこの改造で、リスカナーロードの陸側にあるホールの一部を海側に移しました。

ラヒンチで評価が高い4番ホールと5番ホールは、トム・モリスが設計したのではなく、開場時にアレキサンダー達が設計したという説もありますが、ラヒンチのホームページには、この2つのホールはトム・モリスが造ったと記されていることと、開場時に造られたコースは北側の部分で4,5番は南側に位置するのでトム・モリスが設計したというホームページの情報を現時点では当ブログでは採用しておきます。

そして1926年にはアリスター・マッケンジーが招かれて一年かけて大改造して全ホールをリスカナーロードの海側に全て移動させました。現在のオールドコースのレイアウトはこの時のマッケンジーの改造がベースになっています。

その後、1999年にマーティン・ハウツリーがコースの近代化を目指して改造。4ホールのルーティングを変更し、砂丘の奥深い場所に8番と11番のパー3を新設します。

この時、ハウツリーはマッケンジー残りの16ホールをマッケンジーが改造した当時のレイアウトに復元をしたようです。

このように各時代のゴルフコース設計家の名匠と呼ばれているトム・モリス、アリスター・マッケンジー、マーティン・ハウツリーがコース改造のバトンを受け継ぎ、時には大胆な改造をしながらも、大事な遺産は残して世界的な評価を維持する努力を続けています。

オールドコースは、ゴルフマガジン社の世界TOP100コース(2015年)の41位にランクインされていてアイルランド共和国では2位。北アイルランドを含めたアイルランド全体でも4位に位置する名リンクスです。

また4番ホールはThe 500 World's Greatest Golf HolesのThe Five Hundredに選出されています。

ラヒンチGCには、オールドコース以外に1963年に9ホールでオープンし、1975年には18ホールになったキャッスルコースもありますが、今回はオールドコースのみラウンドしてきました。

ちなみに、ラヒンチの意味はアイルランドの言葉で、ビジーサーファーアイランドという意味のようです。

ティーはブルー、ホワイト、グリーン、レッドとあり、グリーンからティーオフ。

 

1番ホール(Mackenzie) 363ヤード パー4

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セカンドはやや打ち上げ

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2番ホール(Village) 510ヤード パー5

打ち下ろしで右ドッグレッグのパー5

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3番ホール(Cillstifiann) 401ヤード パー4

ブラインドの左ドッグレッグのパー4

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4番ホール(Klondyke) 463ヤード パー5

The 500 World's Greatest Golf HolesのThe Five Hundredに選ばれている名物ホール。

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セカンドショットをこの砂丘を越えていきます。

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プレストウィックのアルプスホールより豪快な砂丘越えです。

砂丘の上にいるスタッフが前が空けば打っていいと合図してくれます。

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砂丘の左横から見た風景

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振り返ると砂丘の裏側には小屋がスタッフの待機小屋でしょうか。

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グリーン手前から振り返った風景。あの砂丘を越えてきたわけです。

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5番ホール(Dell) 143ヤード パー3

ブラインドホールが続きます。砂丘越えのパー3。

グリーンは砂丘で取り囲まれた谷間のようになっています。Dellは小さい谷という意味。

白い石の先にピンがあります。

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砂丘の上からグリーンを見下ろした風景

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次のホールのティーインググラウンドから左を見て5番グリーンを見た風景。

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そしてこちらは5A番ホールで冬季のみ使用されるグリーン。5番ホールの砂丘の左側に造られています。

砂丘越えのブラインドショットのワクワクを楽しんで欲しいのでぜひ夏場でのラウンドをおススメします。

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6番ホール(Paradise) 393ヤード パー4

左ドッグレッグのパー4

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グリーン140ヤード手前地点には大きな窪地があります。

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覗きこむとこんな感じ。ここに捕まるとグリーンを狙うのが厳しくなります。

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グリーン手前から窪地を振り返った風景

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7番ホール(Blind Hookey) 349ヤード パー4

左ドッグレッグのパー4

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8番ホール(Crater) 147ヤード パー3

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グリーン右サイドの砂丘の上から見た風景

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9番ホール(Burke's Corner) 355ヤード パー4

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ティーイングラウンドから左を見るとキャッスルコースのシンボルのドゥーキャッスルが見えます。

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ズームして撮影してみました。1306年に建てられた城の遺跡です。

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10番ホール(Goat) 403ヤード パー4

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11番ホール(Liscannor) 141ヤード パー3

リスカナー湾に向かってティーショットするパー3

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冬季用に11A番ホールがこのティーインググラウンドの後ろにありました。

 

12番ホール(Castle) 494ヤード パー5

ドゥーキャッスルに向かってティーショットする左ドッグレッグのパー5

狙いは城跡のやや右。

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13番ホール(Mine) 250ヤード パー4

距離の短いドライバブルなパー4

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14番ホール(Twins) 429ヤード パー4

距離のあるパー4

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ホール名のように双子のような山の間にグリーンが配置されています。

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グリーン奥から振り返った風景

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15番ホール(Brud's Vision) 428ヤード パー4

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16番ホール(Old Tom) 175ヤード パー3

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17番ホールのティーインググラウンドから16番グリーンを見た風景

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17番ホール(Pons Asinorum) 398ヤード パー4

このホール名、どこかで聞いたことがあるなと思ったら神戸ゴルフ倶楽部の7番ホールの名前に似ています。

共通する何かがあるかなと考えてみたのですが、共通点は思い当たりませんでした。

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神戸ゴルフ倶楽部の記事でも、紹介しましたが、Pons Asinorumはラテン語で直訳すると「ロバの橋」という意味があり、もう1つ別の意味があります。

幾何学の「ユークリッド言論」に、二等辺三角形の両底角は相等しいという命題があり、証明の過程で形成される線分が橋のように見えて、この命題の証明ができなかった学生を、この橋を越えられなかった愚かなロバに例えられたという話から「初心者には難しい問題」のことを意味することもあります。

つまい、このホールは初心者には難しいホールという意味なのでしょうか。

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18番ホール(Shaw) 497ヤード パー5

こちらはブルーティー(534ヤード)からの風景

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ホワイトティーはこちらの風景

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