ホーチミン第二の日本人街と呼ばれているファンビッチャンはビンタイン区にある。
その近くに前から気になっていたバーがあるので行ってみた。
カクテルごとにペアリングでフードがついてくるというのが気になった理由だ。
そのバーの名前は、Tủ Bar / トゥバー
住所はInstagramのアカウントに記載している。Googleマップでは位置が少しずれていて、大通り沿いにピンの位置が登録されているが、そこから路地に入ってこのような建物が見えてきたらそこだ。
全くの予備知識なしで扉を開けたので一瞬戸惑った。上着がかけられている。
あー、なるほど。スピークイージー風な演出だなと上着をかき分けると奥に扉があり、そこを開けると店内に入れた。
円形の棚を取り囲むようにカウンターがぐるりと配置されている。
最初の一杯をジントニックでオーダーしたら、まずはおススメのジンをテイスティングして気に入ったジンを選んでくださいということで４種類出してくれた。
そして気に入ったジンを選ぶと、次に、好きなお箸と箸置きを選んでくださいというのも面白かった。
作られたジントニックはとてもバランスの良いジントニックで貝柱のつまみが一緒にでてきた。この時点でもうこのバーは再訪したいバーだなと確信。
２杯目はマンハッタンをオーダー。正式なマンハッタンかマンハッタン的な何かか？どちらがよいか？と聞かれたのでマンハッタン的な何かとお願いしてでてきたのが、リメンバーザメインというクラシックカクテルがでてきた。
合わせてでてきたのは牛肉のタルタルに目の前でチーズをたっぷりと削ってサーブしていただく演出。
続いてギムレットをツイストしてほしいとお願いして出てきたのがこちら。特別な塩（忘れてしまった）と木の皮と何かの葉っぱ（忘れてしまった）などを使ったギムレットは爽やかな仕上がり。
ギムレットにはクリームチーズが。
最後に一杯は、バーテンダーの方のおススメでお願いします。とオーダー。そしてデザート用のスプーン置きを選んでくださいということで三色団子を選んでみた。
そして締めに出してくれたカクテルがこれまた、秀逸で驚いた。
味はもちろん、アードベッグ、ポーリのVaca Mora、スーズ、プント・エ・メスと「私の好みの酒を知ってるの？」「もしかして占い師！？」と驚くぐらいの好きなお酒を何も言わずに使ってくれて、私の好きなフレーバーで締めることができたのだ。
Tủ BarのTủってどういう意味？と聞くと、ベトナム語で戸棚とかクローゼットという意味だと教えてくれた。
そして会計を済まして帰ろうと思うと1杯サービスさせてください。と言ってサントリーのウイスキーで使ってハイボールを作ってくれた。しかも、日本人の私に合わせてコーベハイボールを作ってくれたのだ。
トゥアン、ありがとう。
必ず再訪すると約束して店を後にした。
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