スペインの香りがするゴルフコース

茨城県のセゴビアゴルフクラブ・イン・チヨダをラウンドしてきました。

あの奇才デズモンド・ミュアヘッドがスペインをイメージして設計したコースです。

開場は1993年。

スペインのセゴビアをイメージしたから千代田のセゴビアという意味でイン・チヨダがついてるんでしょうか？

クラブハウスは「白雪姫」のモデルにもなったアルカサール城がモチーフのようです。

セゴビアゴルフクラブ・イン・チヨダはミュアヘッドが設計した他のゴルフ場と同じく各ホールがネーミングされています。それも一緒に紹介します。

この日はレギュラーティーからティーオフ。

1番ホール（FLAMENCO）　443ヤード　パー５

左ドッグレッグのパー５。右は1ぺナです。

コースガイドには「このゴルフコースにとっての、またスペイン物語にとっての序章となるホール。フラメンコの野性的で規則的なリズムが、フェアウェイの起伏やひるがえるスカートのようなバンカーによって奏でられています。これからの楽しさを予感させるホールです。」

2番ホール（ANDALUSIA）367ヤード　パー４

左ドッグレッグのパー４。

コースガイドには「アンダルシア地方の砂丘を表現した大きなバンカーは、ヤシの木のような形でスペイン南部の穏やかな気候を表現し、マウンドぽ雪をいただくくネバダ山脈。グリーン周囲はこの地方独自のアンダルシアハットを表現しています。思わず興奮させられる設計です。 」と記載されているようにグリーンの周りに１周ぐるりとバンカーが配置されています。

 
３番ホール（GUITARRA）１５２ヤード　パー３

ギターラはスペインのフラメンコで使用されるギターのこと。

ティーグラウンドからグリーンまで一直線にバンカーが続いています。

写真ではわかりにくいのですが、

ティーグラウンドが弦をまとめるヘッドになっていて、真っ直ぐなバンカーが弦の部分。グリーンがギターのボディーを表しています。 
 
 
４番ホール（CROSSBOW）３７６ヤード　パー４

池越えの真っ直ぐなパー４。グリーンまで右側は池が続いています。

ティーショットは右にスライスして半島っぽく突き出しているラフに。

クロスボウはスペインの伝統的武器。グリーンに向かって矢の形をしたバンカーが配置されています。

 
 
５番ホール（GUERNICA）３８５ヤード　パー４
二打目が池越えになるパー４。ティーショットは真っ直ぐ短めに刻むか、右奥にせり出している半島側に打つのか選択できます。

コースガイドには「スペインの内乱で激しい爆撃を受けた町ゲルニカ。その様子を描いたパブロ・ピカソの絵からイメージを得たホール。飛び散る手足、グリーン奥からプレーヤーをにらみつける"一つ目"が印象的です。まずは花道にティショットを打って池を避けていきましょう。 」と書いてあります。

  
６番ホール（IBERIA）３９０ヤード　パー４

右ドッグレッグで池越えのパー４

池はもちろんグリーン横まで続いています。

コースガイドには「"イベリア半島"型のグリーンを果敢に攻めていきたい、スペイン仏統の冒険心あふれるホール。グリーンは"地中海"を表現した池の中にせりだし、左手には"ポルトガル"のバンカー。ピンポジションによってはかなりむずかしく、大胆なショットが必要です。 」と書かれています。

７番ホール（MARBELLA）５１３ヤード　パー５

ティーショットが池越えで二打目がクリーク越え、グリーン左が池でガードされているパー５ 

コースガイドには「コスタ・デル・ソル（太陽の海岸）にある有名なリゾート地の名前のホール。しかし、池と大胆なバンカーがあるのでリゾート気分でのプレーは禁物です。スコアをまとめるにはショットの落下地点を選ぶこと。特にセカンド、サードショットのクラブ選択が重要です。 」

 
８番ホール（JOAN MIRO）　１２９ヤード　パー３

左が池とバンカーでガードされているパー３

ホール名のジョアン・ミロはあの画家のミロの名前。

４つのガードバンカーは、ミロが好んだシンボルをかたどったようです。 

９番ホール（DALI）３５７ヤード　パー４

右に池がある真っ直ぐなパー４

コースガイドには「このホールを攻略するには、ティショットは花道に、セカンドショットはバンカーを避けていくしかありません。これをはずれると、セカンドショットで常識はずれのことをやってしまうパラノイア患者になってしまいます。「ダリの絵のような」というわけです。 」と書いてあります。

10番ホール（CORRIDA）　312ヤード　パー４
やや右ドッグレッグのパー４

コリーダは闘牛という意味でグリーン前方に少し盛り上がったマウンドがあります。

それが牛の角をイメージしているようです。

 
11番ホール（PYRENEES）　496ヤード　パー５ 

真っ直ぐで右はピレネーをイメージした土手が、左は池が続いています。

12番ホール（TOREADOR） 371ヤード　パー４

真っ直ぐなパー４。右にはクリークが左には池があります。トレアドルは闘牛士の意味。

コースガイドにはグリーンは闘牛が持つ闘争的な面とスポーツ的な面の二つの緊張を象徴したユニークな形と書いてありましたがあまり記憶にありません。

 
１３番ホール（HOLY　TOLEDO）４２６ヤード　パー５ 

右ドッグレッグのパー５。右はOBです。

ホール名のホーリイ　トレドは「あっしまった！」とか「なんてこったい！」という意味のようです。

トレドはスペインの昔の中心地の地名。

三打目が池ポチャになって、HOLY　TOLED!と叫んでしまうからでしょうか。 

１４番ホール（GAZPACHO） １３９ヤード　パー３

池の中にアイランドグリーンが浮かぶパー３

ガスパチョは、ご存じ野菜の冷静スープの意味。

池がそのスープになるのでしょうか。
 

１５番ホール（SOUTH AMERICA ）３４９ヤード　パー４  

右ドッグレッグのパー４

コースガイドには、ティショットの落ちる当たりは、南米特有の大草原ーバンパスに似た感じです。と書いてありました。

 
１６番ホール（GRANADA）３１７ヤード　パー４

距離のない真っ直ぐなパー４

グリーンは左側にあります。コースガイドには「フェアウェイをガードするかのように生えでいる背の高い樹木が、グラナダのアルハンブラ宮殿を思い起こさせるホール。ティショットはいつのときもそうですが、落下地点をよく考えること。武器のような形のガードバンカーにも注意してください。 」と書いてあります。

 
１７番ホール（COSTA BRAVA）１６０ヤード　パー３

池越えのパー３

グリーンがバームクーヘンを半分にカットしたような形状になっています。

コースガイドには「入江や岬が断崖絶壁を形成しているスペイン南方の海岸"コスタ・ブラパ"に由来するホール。ティインググラウンドもグリーンもバンカーも精巧な円のフォルムを取り入れていますが、形に惑わされず、力まないショットが必要です。 」と書いてあります。

 
１８番ホール（THE INQUISITION）３４６ヤード　パー４

真っ直ぐなパー４。右には池が続きます。

グリーンの周りにはぐるりと取り囲むようにバンカーがありました。

ジ・インクウイジションは宗教裁判所という意味で、コースガイドには「多くの異端者を処刑した悪名高い、スペインの施設を名前に持つホール。池やバンカーの容赦ない"刑"が用意されていますが、現代の宗教裁判所、＜セゴビアゴルフクラブ＞の18番は果敢に戦う人にはいつも優しく微笑みます。」