井上イズムを受け継いだ宮澤長平設計のリゾートコース

[スターツグアムゴルフリゾート]
08.グアムゴルフ
08.グアムゴルフ

グアムゴルフの最終ラウンドは、グアムの北部にあるスターツグアムゴルフリゾート。

スターツグアムゴルフリゾートは以前はアルテグアムゴルフリゾート(2004年8月31日まで)、その以前は初穂インターナショナルカントリークラブ(1998年まで)と呼ばれていたようです。

設計は宮澤長平が担当。宮澤長平は東急系のゴルフコースの設計で有名な設計家です。

宮澤長平が設計したコースをわかる範囲で列挙すると

ファイブハンドレッドクラブ、東急セブンハンドレッドクラブ、筑波東急ゴルフクラブ、小見川東急ゴルフクラブ、季美の森ゴルフ倶楽部、勝浦東急ゴルフコース、蓼科東急ゴルフコース、望月東急ゴルフクラブ、有田東急ゴルフクラブ、大分東急ゴルフクラブ、阿蘇東急ゴルフクラブ、ロイヤルフォレストゴルフ倶楽部、信濃ゴルフ倶楽部、瀬戸内ゴルフリゾート、泉ヶ丘カントリークラブ、杜の都ゴルフ倶楽部
シャトレーゼカントリークラブ石狩(旧札幌東急GC)、ニセコ東急ゴルフコース、シャトレーゼカントリークラブマサリカップ(旧:マサリカップ東急ゴルフクラブ)、ストークヒルゴルフクラブ、フォレスト旭川カントリークラブ、湯布高原ゴルフクラブ、グランドオークゴルフクラブ、ハイビスカスゴルフクラブ、福井国際カントリークラブ、エメラルドコーストゴルフリンクス、初穂カントリークラブ、宇都宮ガーデンゴルフクラブ(ミサワガーデンC)、藤枝ゴルフクラブ、ザ・ロイヤルゴルフ&カントリークラブ(タイ)

スターツを入れると実に31コース。

これだけ設計しているのに宮澤長平設計のコースをラウンドするのはスターツが初めて。

ということで、宮澤長平について少し調べてみました。

まず日本ゴルフコース設計者協会の副理事長の職にもつかれていたこともある方で、井上誠一とも交流があり、設計思想や仕事への姿勢などを受け継いでいたようです。

宮澤がなぜ東急系のゴルフコースの設計を数多く担当したのかを調べてみました。

理由は単純明快でした。宮澤は東急の社員だったのです。

東急の二代目総帥の五島昇が都内に9ホールの「砧ゴルフ場」を作った1955年頃に東急に入社して砧ゴルフ場のグリーンキーパーとして勤めたのがきっかけ。その後、1971年にスリーハンドレッドクラブのベースの設計を五島が担当し、グリーン周りなどの設計を宮澤が担当したのがはじめての設計の仕事のようです。

その後はメキメキと頭角を現して数多くの東急系のコースの設計を任されるようになったのでしょう。

そんな宮澤が初めて海外のコースとして設計したのが1987年12月に開場したスターツグアムゴルフリゾート(当時、初穂インターナショナルカントリークラブ)

EASTコース、WESTコース、NORTHコースと27ホールあります。

せっかくなので27ホール全てをラウンドしたいのでトップスタートになるように予約。

この日は一人でのラウンドになる予定でした。

ゴルフ場につき、スタートの準備をしていると「飛び込みで一名日本人の方が来場したので組み合わせでもいいですか?」とスターターの方に聞かれたので「もちろん」と回答。

そのお相手は名古屋からお孫さんと一緒に家族でグアム旅行に来られていて最終日にせっかくなのでゴルフしてから帰りたいと思って急きょ来られたTさん。

挨拶をして二人でカートに乗りこんで、ティーはホワイトティーでWESTコースからティーオフ。

WESTコース=>NORTHコース=>EASTコースの順でラウンド。

Tさんは1ラウンドの予定なのでNORTHコースまでのお付き合い。

WEST、NORTHの組み合わせでホワイトティーからはコースレート68.5・スロープが126ということなのでリゾートゴルフ仕様な感じ。(トーナメントティーのゴールドティーは73.2・136でした)

WEST 1番ホール 480ヤード パー5

右ドッグレッグのパー5

WEST 2番ホール 358ヤード パー4

二打目が池越えのパー4

WEST 3番ホール 134ヤード パー3

距離の短いパー3

WEST 4番ホール 308ヤード パー4

距離の短いパー4

WEST 5番ホール 357ヤード パー4

右ドッグレッグのパー4

WEST 6番ホール 564ヤード パー5

左ドッグレッグのパー5

WEST 7番ホール 383ヤード パー4

グリーン左手前に池があるパー4

WEST 8番ホール 160ヤード パー3

グリーン周りにバンカーが配置されているパー3

WEST 9番ホール 330ヤード パー4

緩やかな打ち上げになっているパー4

WESTコースの次はNORTHコース。

一旦、スターターのところまで戻って、同伴者のTさんとビールを買って飲むことに。

二人で「ビール2つ!」と注文するとまだ9時になってないのでアルコール類は販売できない」とのこと。

時計を見ると8時40分。ハワイでは朝6時から深夜0時まで購入できるのでグアムも同じだと思っていたら朝9時かららしい(一部の情報では朝8時~買えるようですが、スターツでは買えませんでした)

「じゃあ、ラウンド終わったら飲みましょうか?」ということでひとまずビールはお預けして後半スタート。

NORTH 1番ホール 324ヤード パー4

やや右ドッグレッグのパー4

NORTH 2番ホール 155ヤード パー3

池越えのパー3

NORTH 3番ホール 331ヤード パー4

距離の短いパー4

NORTH 4番ホール 506ヤード パー5

コース途中の左に池があるパー5

NORTH 5番ホール 277ヤード パー4

距離の短いパー4。フェアウェイは右に傾斜しています。

NORTH 6番ホール 282ヤード パー4

左右が狭い距離の短いパー4

NORTH 7番ホール 450ヤード パー5

距離の短い池越えのパー5。セカンドは打ち上げになります。

NORTH 8番ホール 340ヤード パー4

左OBで右が池で1ペナのパー4

NORTH 9番ホール 183ヤード パー3

池越えの距離のあるパー3

最後は追加ハーフのEASTコースです。

同伴していたTさんも最初は18ホールの予定だったのですが私と一緒に追加ハーフをラウンドされることになりました。

ひとまずスターターに戻ってビールで乾杯してからEASTコースのスタートです。

曇りと小雨の天気だったのですが追加ハーフからは青空が見えてきました。

EAST 1番ホール 506ヤード パー5

真っすぐなパー5

EAST 2番ホール 391ヤード パー4

距離のあるパー4

EAST 3番ホール 310ヤード パー4

距離の短いパー4

EAST 4番ホール 153ヤード パー3

池とバンカーでガードされているパー3

EAST 5番ホール 314ヤード パー4

距離の短いパー4

EAST 6番ホール 299ヤード パー4

距離の短い右ドッグレッグのパー4

EAST 7番ホール 164ヤード パー3

左に大きなバンカーがあるパー3

EAST 8番ホール 405ヤード パー4

距離のあるパー4

EAST 9番ホール 460ヤード パー5

まっすぐで途中左に2つ池があるパー5(池はひっかけない限り気になりません)

写真はEAST9番のサードショットの位置から振り返った景色。

スターツはOBも少なくノビノビと気持ちよくラウンドできるリゾートコースでした。

これにてグアムにある7つのゴルフ場(8コース)のラウンドは終了!

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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