別府地獄巡り

27.散歩中の風景
27.散歩中の風景

別府GCでのラウンド、城下かれい、関サバ、関アジに舌鼓を打った翌日。

時間があるので別府の地獄巡りをすることに。
 
ホテルのパンフレットにタクシーで移動する地獄巡りの案内があったのでリクエスト。
 
数分後、タクシーが到着。
車中でいろいろと別府温泉事情を聞いていると、どうやら別府地獄組合という組合が幅を利かせているらしい。
よくパンフレットやガイドブックに紹介されている地獄巡りの地獄は地獄組合に加盟している地獄で人工的に造られた地獄も含まれていて子どもがいるファミリー向けにはいいけど、大人向きではないなど、いろんな話を伺った。
 
本当に大人が見るべき地獄は4つだけでそのうちの1つの坊主地獄はかつては地獄組合に加入していたがその運営方針で対立して組合から退会したので共通観覧券の中には入っておらず、退会した坊主地獄の穴を埋めるために鬼石坊主地獄を後で人工的に作り出し、追加したらしい。
 
ホテルで申し込んだこのツアーも坊主地獄は入ってないとのことなので追加料金を払うので坊主地獄も案内してもらうことに。
(ちなみに大人が見る価値がある地獄は龍巻地獄、血の池地獄、海地獄、坊主地獄の4つ)
 
共通観覧券は2000円で組合に入っている8つの地獄をすべて見ることができます。1つずつだと400円になるので中には400円の価値はない地獄もちらほら。
 
まずは間欠泉の「龍巻地獄」
一定の時間で熱湯が噴き出すのですが、岩についている緑色の物体は苔らしく熱湯に耐えれる苔のようです。自然の力って偉大ですね。
 
そしてしばらく待つと勢いよく熱湯が吹き出ます。5分ぐらい噴出してました。
 
続いて「血の池地獄」
奈良時代に編纂された「豊後風土記」にも赤湯泉という名前で登場している日本最古の地獄です。
 
次の地獄に移動する途中に高台から見た別府市街の風景。
町中に湯気が立ち上っています。朝もやの中で見る景色がとても美しいようです。
奥には野焼きされた扇山も見えます。
 
続いて「白池地獄」
青みを帯びた白い湯です。見た目が地味なので、熱帯魚を育てている小さな水族館が併設されていました。
 
こちらは「鬼山地獄」
 
別名、ワニ地獄と呼ばれていて、温泉の熱を利用してワニを飼育していました。
ワニの飼育は大正時代から行われているようです。
 
5つ目の地獄は「かまど地獄」
この地獄は地獄の1丁目から6丁目まであり、ほかの地獄で見られる地獄をここ一か所で見ることができる地獄でした。時間のない海外からの団体のツアー客はこの地獄だけ観覧していました。
 
かまど地獄の血の池地獄もどき。
 
こちらは海地獄もどき。
 
こちらは坊主地獄もどき。人工的な感じがプンプンしてます。
 
そして6つ目は「海地獄」
海のような美しいブルーの色でした。こちらは国指定名勝にも認定されているので天然です。
 
続いて、「鬼石坊主地獄」
もともと所属していた坊主地獄が退会したので後になり人工的に造りだした地獄。
 
この泥の気泡も定期的に空気を機械で送り出してる感がします。
 
そして8つ目の最後は「山地獄」
岩の隙間から湯気が立ち上っている地獄です。
 
こちらもインパクトが小さいのでミニ動物園が併設されてました。
 
ここまでが別府地獄組合に参加している地獄。
締めは元組合に参加していて現在は退会しているためにガイドブックなどに乗っていない坊主地獄。
入り口にも「天然坊主地獄」と他所の人工の坊主地獄とは違うぞとアピールしています。
本坊主とも呼ばれているのだとか。
 
入り口あたりに設置されていた別府市内の地図を見ても天然と人工の地獄の差がはっきりとわかります。
龍巻地獄、血の池地獄、海地獄の場所を示す丸いマークと他の地獄のマークのサイズが若干違いますよね。
 
入場料400円払って入場。
 
こちらの水が溜まっているのは昔活動していた場所か固まったモノのようです。
 
活動中の部分はこのように泥がブクブクと噴き出していて周囲が固まっていっています。
 
泥が噴出する場所は時代とともに移動しているのだとか。
 
大分県の天然記念物に指定されています。坊主地獄の由来はこの看板に。
 
こちらが吹き飛んだ本堂があった場所。
クレーターのようにへこんでました。すさまじいパワーだったのだと思います。
 
入り口の石仏が見事だったので撮影。
大分は石仏も有名なので次回は石仏めぐりもしてみたいと思います。
 
地獄巡りを終えて続いてタクシーで明礬温泉に移動します。

 

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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