JFE瀬戸内海でのラウンドを終えて岡山空港に移動。
その前に岡山駅前の福寿司で岡山独自のお寿司を夕食に食べてから移動します。
お酒は岡山県津山市、難波酒造の純米酒 作州武蔵で。
がら海老の唐揚げ。瀬戸内沿岸では体長5〜10cmの小型のエビを総称して「ガラエビ」って呼んでいて、なかでも、クルマエビ科のサルエビを指すことが多いらしい。
続いて、「ままかり寿司」。ままかりとは隣家からご飯(まま)を借りてくるぐらい美味いことから由来していて、正式にはサッパという小魚。
岡山では食材として親しまれています。二枚におろして酢でしめて握り寿司に。
さわらのひしお。炙ったさわらとひしお味噌の和え物。鰆も岡山ではよく食べられている魚。日本酒が進みます。
そして、こちらが「岡山ばら寿司」、備前ばらずしとも呼ばれています。
福寿司のばら寿司は、明治の始めから太平洋戦争前まで備前から西大寺、岡山あたりの一般家庭で食べられていた鰆のつけ酢を使用してるのが特徴。
ここ福寿司では準備の関係上、食べる二日前までに予約が必要です。
福寿司のページに以下のようにして準備してると書いてます。
[調理にあたって]
1)、ごぼう、れんこん、さといもなど根菜類は鰆のあらの煮汁で、干瓢、高野豆腐その他の煮ものは昆布、かつお節、椎茸のもどし汁でそれぞれ完全に煮切って加えています。
2)、ごはんには鰆を絞めた漬け酢を振り込むことでこのおすしの味の根源を担わせています。
3)、酢合わせは摂氏90度前後、具の混ぜ込みは約50〜60度のとき、寝かせは約30分行いました。
4)、砂糖は三温糖を主に、酢は純米酢を使ってあります。
5)、乾物のもどし、鰆の漬け込み、野菜の下処理などを含めまる2日を費やしております。
とにかく手の込んだお寿司です。
岡山ばら寿司は五目ちらし寿司の一種で、江戸時代の岡山藩主、池田光政が倹約令「食膳は一汁一菜とする」に対して、いろいろな具を乗せても「一菜」と庶民の知恵を絞って生まれたようです。
黄ニラの味噌汁も一緒にいただきました。黄ニラも岡山の特産です。
福寿司の備前ばら寿司は具材の味がそれぞれしっかりと楽しめて美味しかったです。
福寿司
岡山県岡山市北区奉還町2丁目16-17
TEL 086-252-2402
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜21:30 月曜休み
http://fukuzushi-okayama.jp/
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