先日、約15年ぶりに訪れた日本最古のバー、神谷バー。
そしたら運悪く休業日。。
近くに用事があったので再訪してみました。懐かしいです。
神谷バーは神谷傳兵衛が「みかはや銘酒店」の店名で1880年(明治13年)に創業。当時は濁り酒の販売をしていて翌年から輸入ワインを取り扱いました。このワインもそのままでは当時の日本人の味覚には合わないので蜂蜜や漢方薬を加えて「蜂印香竄葡萄酒」(はちじるしこうざんぶどうしゅ)という名前で売り出したのです。
そして更にその翌年の1882年に、神谷バーの名物となった電気ブラン(発売時は電気ブランデー)を発売しし、1912年(明治45年)に店名を「神谷バー」に改めて現在にいたります。
電気ブランはもともと薬用として売られていたブランデーを日本人の口に合うように 香竄葡萄酒と同じように改良したものです。ブランデー、ワイン、ジン、ベルモット、キュラソーなどがブレンドされていて当時は45度ありました。昭和33年にはアルコール度数が30度に落とされましたが、昭和58年には電気ブラン(オールド )として当時の復刻版(40度)も販売されるようになりました。
電氣ブラン オールド
ビールをチェイサーで。
生ビールとデンキブランは相思相愛と書いています。神谷バーでは食事をしながら飲むということが多いので、確かに食事しながらだ電気ブランをチビリと飲んで、生ビールをゴクリが正しい気がします。
ポテサラ
鶏のから揚げ
厳密に日本最古のバーは1860年に横浜の山下町70番地に造られた外国人向けのヨコハマホテル内に作られたバーが日本最古と言われています。しかし、ここは外国人向けであり、ホテル内のバーなので日本人にも開かれた独立した店舗のバーという意味では神谷バーが日本最古のバーであることは間違いありません。
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