専門店系の別府冷麺発祥の店

国東でのゴルフを終えて別府市内に戻ってきました。

ランチは別府冷麺の胡月で。

昨夜食べたアリランも別府冷麺発祥とメニューに書かれていましたが、こちらの胡月も別府冷麺発祥の店と入り口に大きく書かれています。

別府冷麺の発祥について、少し調べてみました。

まず、上の写真の文章に「昭和二十年代、先代が」と書いてあるのは松本一五郎さんという人物のようです。

昭和20年代に松原公園近くにあった松本一五郎さんが開いた「大陸」という冷麺専門店で教えを受けた浦田公太郎さんが胡月を1968年頃（昭和40年代）に創業して、大陸の常連から助言などをもらい現在の味に辿り着いたのだとか。

大陸で働いた人々は胡月以外に「大陸ラーメン」、「ラーメン亭一番」とそれぞれ独立していき、味を引き継いでいます。

そして別府冷麺のルーツを更に遡ると「アリラン食堂」という焼き肉屋にたどり着きます。現在の「アリラン」の前身です。この創業者は金光一さん。

戦後の満州で金光一さんと松本一五郎さんは出会い、帰国後に金さんがアリラン食堂を創業し、松本さんがそこで働いたのち、大陸を創業。

つまり別府冷麺は焼き肉屋系（ツルツル系の麺）のアリランが発祥で、そこから専門店系（モチモチ系の麺）の大陸に派生していったというのが流れのようです。

ちなみに昨日、最初に食べた別府冷麺の六盛も大陸の冷麺を再現すべく立ち上げたお店なのだとか。

こちらがモチモチ系の麺の別府冷麺発祥の血を引いている胡月の別府冷麺。

モチモチ系の六盛の麺より、モチモチしていて食べ応えがありました。

スープは六盛のクリアなスープより、若干臭みが。この臭みがパンチになって好む方もいるかもしれませんが、スープは私は六盛のほうが洗練されていて美味しいと感じました。

専門店系と焼き肉屋系を同列に比較はできませんが食べ歩いた三店舗を私の好みで順位付けすると

スープは1位　六盛、2位　アリラン、3位　胡月。麺は1位　胡月、2位　六盛、3位　アリラン。

総合では六盛が一番私好みの別府冷麺という結果に。

ちなみに、この胡月は去年の2017年12月末にいったん、後継者不足で閉店になったのですが、胡月の味を絶やしたくないと後継者が現れて2018年2月1日に再オープンしました。

胡月（こげつ）
別府市石垣東8-1-26
0977-25-2735
営業時間    11:00〜18:30（月曜16:00まで）　火曜休み