私は普段、腕時計を付けていない。
時間を知りたければスマホを見ればいいし、おしゃれにも無頓着なので、腕時計にはそもそも興味がなかった。
そんな私が、スマートウォッチの Garmin vivoactive 5 を購入した。
Garminは用途別にシリーズが細かく分かれていて、選択肢がやたら多い。
「ゴルフ用ならApproachシリーズ」というのが定番だし、実際ゴルファーの多くはそこを選ぶと思う。
それなのに、なぜ私がvivoactive 5にしたのかというと、きっかけはゴルフとはまったく関係ないところにあった。
発端は、いま進めている仕事のとあるプロジェクト。
デジタル時計のレイアウトを検討している中で「かっこいい演出って何だろう」という話になった。
そこでふと思ったのが、映画『マトリックス』の“デジタルレイン”みたいな世界観。
あの、緑の文字がザーッと流れていく映像の中に、さりげなく時計が表示されていたら
そんな時計なら、普段腕時計をしない自分でも「身に着けてみたい」と思った。

調べてみると、スマートウォッチにはデジタルレイン風の文字盤(ウォッチフェイス)がいくつか存在していた。
「なるほど、これなら腕時計も面白いかもしれない」と、自分好みのデジタルレイン時計を作成するために購入の検討が始まった。
候補に挙がったのは大きく3つ。
Apple Watch、Wear OS(Android系)、そして Garmin だ。
まずApple Watchは、常時表示まわりに制限がある。
Apple側が用意した時計の仕組み以外では「常時表示で画面を動かす」という前提を満たしにくく、今回の目的とは相性が悪かった。
次にWear OSは自由度が高いが、カラーで常時表示できる端末は価格が高い。
デジタルレイン時計を作って楽しむだけにしては、正直オーバースペックだった。
そこでちょうど良かったのがGarminだった。
中でもvivoactive 5は、発色の良い液晶表示のAMOLEDで、常時表示も現実的。
しかも型落ち価格で手が届きやすい。
「これなら遊びとしてもありかな」と思い、購入を決めた。
そして、さっそく自分が考えたデジタルレイン時計を作ってみた。
公開されているデジタルレイン系の文字盤は、時計部分だけは中央に固定して視認性を確保しているものが多い。
でも、私はそれが逆に雰囲気を壊しているように感じた。
だから自分のは、時計部分も“雨”の一部として落下していく仕様にした。
当然、時間表示の行が揃ってないので一目で時刻を読み取るのは難しい。
でも、そもそも実用性を求めていない。
欲しいのは、世界観であって、時間を正確に知ることではない。
その意味では、割といい出来になったと思っている。

GarminはMonkey CというJAVAでもCでもない独自言語で開発する。
AIを使うと環境構築も含めて2〜3時間で形になった。ほんと、誰でもプログラムが作れる時代になってきている。すごい時代だ。
ちなみにvivoactive 5には、ゴルフGPS機能も入っている。
世界中の4万コースのデータが使えるらしい。
私はもともと、残り距離は目視で想像しながらラウンドするのが好きだ。
まずは自分の感覚で「ここから何ヤードくらいだろう」と考える。
その上で、vivoactive 5を“答え合わせ”に使うくらいがちょうどいい。
ゴルフ用に買ったわけではない。
でもゴルフにも使えるので、次のラウンドで試してみようと思う。


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