ニャチャン滞在三日目は最終日。
この日は昼にKNリンクスでゴルフをして、夜の便でホーチミンに戻る予定だったので、朝のうちに街の空気を感じておきたくて、朝食前に Chợ Xóm Mới / ソムモイ市場まで散歩に出かけた。


ソムモイ市場は、観光客向けというより完全にローカル向けの生鮮市場である。
屋根付きの市場の中には魚介類のエリア、肉のエリア、野菜やハーブのエリアがぎっしりと詰まっていて、並べられた丸ごとの魚、色とりどりの南国の果物など、海沿いの街ニャチャンの「台所」がそのままここに凝縮されているような光景だった。


ベトナム中部の海辺の街らしく、魚のすり身を使った Chả Cá / チャーカーの店がとても多い。
写真に写っているピンク色のすり身の塊を円盤状に成形して揚げたものがそれで、ニャチャン名物のブン・チャーカーなどに使われる。
市場の一角では、女性が黙々とすり身をこねて成形し、隣では油で揚げる音が響いていて、朝から食欲を刺激される。


ゴルフ場やビーチとはまた違う顔のニャチャンを見られるのが、この市場歩きの面白さである。
衣料品・生活雑貨の市場、ダム市場
あわせて触れておきたいのが、初日に訪れたChợ Đầm / ダム市場である。
こちらは巨大な円形の建物を中心にした複合市場で、衣料品や生活雑貨、土産物を扱う店が中心。
ソムモイ市場が「ニャチャンの台所」だとするとこちらは「ニャチャンのデパート」といった雰囲気である。建物の中はぎっしりと小さなブースが並び、帽子やバッグ、ベトナムらしい柄のワンピースなどが販売されている。


円形の建物の横にも新しい建物があり、そちらにも店舗があり、今はそちらがメインになっているようだった。
昔、どこかの海外の地方で購入した安物の靴が劣化してダメになり、タイミングがいいので1500円ぐらいで安物のジョギングシューズを購入した。


ニャチャンで市場を歩くなら、この二つをセットで回ると「暮らし」と「買い物」の両方の顔が見えてきて面白いと思う。



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