珍珠灘瀑布を後にして、バスに乗り、下山することに。
入り口のゲート行きのバスだと思ったのですが、途中の樹正寨・民族文化村というところでバスが停車。
どうやら行き先が違うバスに乗ったみたい。
ここでもう一度、ゲート行きのバスに乗り換える必要があるのですが、せっかくなので樹正寨を見学してみることに。
樹正寨は九寨溝に9つあるチベット族の寨(村)の1つで、現在は観光地化していてお土産屋などを販売して生計を立てているようです。
村には仏塔があり、その周囲にはチベット仏教で有名なマニ車で囲まれています。
マニ車の側面にはマントラが刻まれていて、内側には経文がおさめられていて回転させると読経したことと同じ効果があるらしい。
実は、この地域はチベット仏教ではなく、ボン教と呼ばれるチベット古来の民族宗教が盛んで、この村もボン教の村のようです。
ボン教はチベット仏教とは兄弟関係のような宗教なのですが、このマニ車の回転方向がチベット仏教とは逆回転らしい。(チベット仏教は時計回り・右回りなのですがボン教は反時計回り・左回り)
更にボン教ではマニ車のことをマシモ車というようです。
聖地を巡礼するコルラもチベット仏教は右回りですがボン教は左回りという違いがあるのですが似ている点も多いのだとか。
仏塔の周りにはタルチョーが風で靡いていました。
靡いた分だけ読経したことになるチベット仏教やボン教。やはり合理的ですね。
さて、村のお土産屋さんを物色。
ヤクという毛の長い牛の肉を販売しているお店がありました。
試食ができるので一通り試食。ちょっと臭みのある部位もありますが、まずまず美味い。
ピリ辛で味付けした肉とスモークした肉を購入。
ちなみにヤクはこんな牛です。(写真はWikiから転載)
標高の高い高地で生きていける数少ない家畜のようです。
漢字では牛編に毛で牛毛と一文字で書きます。
ヤクの肉は真空パックに詰めてくれました。奥にある陶器はヤクのミルクから作ったお酒。
中身は透明でした。匂いをかぐとほのかにミルクの香りがします。度数は48度。
飲むとちょっと癖のある味。容器には150ml入っていましたが癖があったので全部飲めず。
こちらは青?酒というハダカムギを使ったチベット族の白酒。度数は同じく48度。
こちらの青?酒はさっぱりしていて美味しく飲めました。
(白酒特有のセメダインのような香りはするので万人向けではないと思います。)
お土産の購入を終えて、下山することに。
せっかくなのでバスに乗らず、しばらくは徒歩で下山することにします。
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