小樽カントリー倶楽部新コースのラウンドを終えた後は隣の旧コースに。
旧コースの開場は1928年(昭和3年)4月5日。開場時は3ホールでしたが半年後に9ホール拡張。
北海道最古のゴルフコースという意味では1927年(昭和2年)11月13日に函館競馬場内に開場した6ホールの函館ゴルフ倶楽部のほうが半年ほど早く開場(その後、1936年に現在の場所に移転して6ホールのコースは閉鎖)しているので、小樽CC旧コースは現存する北海道最古のゴルフコースになります。
また、1979年に刊行された小樽カントリー倶楽部の創立50周年の記念誌に佐藤棟造氏(小樽ゴルフ倶楽部、現在の小樽カントリー倶楽部の創立者)の当時の昭和2年4月29日の日記には、銭函の海岸の芝地で、ゴルフをしたと記されているのでこれをもって北海道ゴルフの始まりとしていることもあるようです。
どちらにせよ、海沿いのシーサイドコースは当時、日本にはまだなかったので日本最古のシーサイドコースと呼んでも間違いのないところです。
フラットで重機の入っていない自然の起伏をそのまま生かした9ホールは、素朴でゴルフの原点が楽しめるコースでした。
午前中に新コースをご一緒していただいたメンバーのIさんは午後から予定のあるにも関わらず、わざわざ旧コースまで見送りにきていただけました。ありがとうございます。
ティーインググラウンドは1つだけというシンプルさ。
1番ホール 355ヤード パー4
まっすぐなパー4。右はコース外でOB。
ティーショットは広々としていますがグリーン回りには木が生い茂っています。
2番ホール 139ヤード パー3
グリーン手前の左右にバンカーがあるパー3
3番ホール 380ヤード パー4
まっすぐなパー4
コースの右側には跨げるほどの水路がありました。
4番ホール 432ヤード パー4
距離のあるまっすぐなパー4
5番ホール 340ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4
距離が短いので右に打ちすぎるとコース外に出てしまいます。
グリーンはかなり狭く簡単には2オンさせてくれません。
6番ホール 487ヤード パー5
ほぼ直角に左ドッグレッグしているパー5
正面のコースの外には海岸沿いに走る道路が見えます。
この日はアゲインストでしたが風向きによってはドライバーだと飛ばし屋の方がまっすぐ打つと道路まで届いてしまうかもしれません。
ドッグレッグした地点からは海岸線沿い(道路沿い)に沿ってコースが続きます。
正面には春香山が見えます。
7番ホール 517ヤード パー5
まっすぐなパー5。このホールも海岸線沿いにあります。
8番ホール 155ヤード パー3
グリーン奥は道路になっているパー3
風の計算が難しく、オーバーしたらどうしようかとドキドキしながらのショットでした。
9番ホール 328ヤード パー4
グリーンが右の茂みによりブラインドになっているパー4
最短は茂みに沿って打てばいいのですが距離もないのでその必要もありません。左が広いのでそちらが安全です。
グリーンの左右にはバンカーが配置されています。
何も味付けされていない素朴で風が心地よいコースでした。
ラウンドを終えた、我々は小樽を後にして今回の旅の最終目的地の増毛(ましけ)に移動します。
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