アメリカ東海岸ゴルフ旅の第14ラウンドはペンシルバニア州のフィラデルフィア近郊のアードモアにあるメリオンゴルフクラブ イーストコース。
今回の旅の最終ラウンドになります。
メリオンゴルフクラブはメリオンクリケットクラブを前身として1896年に旧コースが開場。
そしてクラブは新コースの設計をメンバーのヒュー・ウィルソンに依頼。
ウィルソンは、1911年に7か月間、スコットランドとイングランドを旅して本場のリンクスを視察。
帰国後、イーストコースを設計して1912年に開場しました。(この時、旧コースは閉鎖。)
続いてウィルソンはウエストコースを設計して1914にオープン。この時、全米で初めて2つのコース(36ホール)を持つコースになりました。
メリオンの設計は一般的にはヒュー・ウィルソンだと言われていますが、ウィルソンは設計の助手にウィリアム・フリン(シネコックヒルズGCの改造などを行った人物)を雇っていて、開場後もスーパーインテンダンド(コース管理の最高責任者)として従事し、ウィルソンが1925年に他界した後も、メリオンのメンテナンスをフリンが担当していたので共同設計者と言ってもいいのかもしれません。
イーストコースは、ゴルフマガジン 2015年世界ランキング11位にランクインしていて、過去に1934、1950、1971、1981、2013年と5度も全米オープンを開催しています。
16番ホールは、The 500 World's Greatest Golf HolesのThe Eighteen(世界のベスト18ホール)に、そしてThe Best Holes In America、The Holes Most Nearly Impossible To Get Onの18ホールの1つにも選ばれています。
18番ホールは、The Five Hundredに選ばれています。
そしてメリオンでもう1つ有名なのはウィッカーバスケットのピン。
ヒュー・ウィルソンがスコットランド・イングランドに視察に行ったときにコースでみたウィッカーバスケットをメリオンで採用し、現在も使い続けています。
このウィッカーバスケットが夫人の髪留めのピンの形に似ているので現在でもピンやピンフラッグと呼ばれているという話は有名な話。
ティーはバック、ミドル、フォワードとあり、ミドルティーからティーオフ。
1番ホール 339ヤード パー4
距離の短い右ドッグレッグのパー4
2番ホール 515ヤード パー5
ストレートで打ち下しのパー5。
セカンドは打ち上げ
3番ホール 168ヤード パー3
4番ホール 559ヤード パー5
フェアウェイが左に傾斜しているパー5
セカンドは打ち下ろしに。
グリーン手前にはクリークが横ぎっています。
グリーン手前左サイドからクリークを見た風景
5番ホール 404ヤード パー4
フェアウェイが左に傾斜しているパー4
コースの左サイドはグリーン横までクリークが縦に流れています。
グリーンも右から左の傾斜がとても強かったです。
6番ホール 413ヤード パー4
やや右ドッグレッグのパー4
7番ホール 348ヤード パー4
距離の短いパー4
セカンドは打ち上げ
グリーンから振り返った風景
8番ホール 342ヤード パー4
距離の短いパー4
セカンドは打ちおろし
9番ホール 160ヤード パー3
打ち下ろしでウォーターハザード越えのパー3
グリーン手前はこのような感じになっています。
10番ティーから9番グリーンの右サイドから見下ろした風景。
10番ホール 291ヤード パー4
距離の短い左ドッグレッグのパー4
11番ホール 348ヤード パー4
打ち下ろしのパー4
セカンドショットはクリーク越え。
クリークはそのまま縦に流れてグリーン右サイドに続きます。
グリーン手前から振り返った風景
12番ホール 351ヤード パー4
ティーショットはクリーク越えの右ドッグレッグのパー4
セカンドはやや打ち上げに。
13番ホール 115ヤード パー3
距離の短いパー3
グリーン手前のバンカーはかなり顎が高いです。
14番ホール 396ヤード パー4
左ドッグレッグのパー4
セカンドは打ち上げ
15番ホール 358ヤード パー4
右ドッグレッグのパー4
セカンドは打ち上げ
16番ホール 407ヤード パー4
The 500 World's Greatest Golf HolesのThe Eighteen(世界のベスト18ホール)に、そしてThe Best Holes In America、The Holes Most Nearly Impossible To Get Onの18ホールの1つにも選ばれているパー4
セカンドショットはこちらの石切り場と呼ばれる荒れ地越え。不安な人は右の細いフェアウェイにレイアップもできます。
グリーン奥から振り返った風景
17番ホール 205ヤード パー3
距離のあるパー3
18番ホール 407ヤード パー4
距離のあるパー4
フェアウェイにはプレートが。
ベン・ホーガンが交通事故から復帰した1950年の全米オープンでこのホールをパーで上がらないとプレーオフに持ち込めなかったのを1番アイアンでここまでボールを飛ばして、見事パーを取り、翌日、プレーオフを制した時の記念のプレートです。
グリーン奥から振り返った風景。
最高のコースに最高の天気に最高の仲間。
とにかく素晴らしいコースでした。
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