1つ前の記事で幾星風「マルガリータ」や「雪国」を取り上げていましたが、この日、幾星で飲んだもう一杯のお酒がありました。それはカウンターに座った私の目の前のバックバーに陳列されていた見慣れないハーブのような木のようなものが漬けられているリキュール。
見たたことないお酒を飲むのが好きな私は織田さんに、「そのリキュールはどんなリキュールですか?」と聞いてみたところ、「ヘザーを漬けたイタリアのリキュールです」と目の前に置いてくれました。
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「ヘザーって、あのスコットランドに自生しているあのヘザーですか?」
「そうです。あのヘザーです。北イタリアで造られているリキュールですが、イタリアに自生しているのかはわかりません。」
ゴルファーがヘザーのリキュールと聞いてたら、飲まずにはいられません。
50年以上前の古いリキュールで糖分がいい感じで馴染んでいました。
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ヘザーの風味をじっくりと楽しみながら、ふと、ヘザー以外によくヒースっていう言葉も聞くなぁ。ゴースという言葉も聞くなぁ。ゴースは、たしかハリエニシダという黄色い花を咲かせる植物のはず。ヘザーもヒースも紫色の花を咲かせる植物だったはず。
しかし、きちんと調べたことがないなとヘザーのリキュールを飲みながら考えていました。
というわけで、この機会に、ヒース、ヘザー、ゴースについて調べてみました。
ヒース(heath)は、針葉の葉を持つ、低い木々が茂った乾原のことをいうようで、そこに自生する白、紫などの植物のこともヒースと呼ぶようです。
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そしてヘザー(heather)ですが、ツツジ科のカルーナ属の Calluna vulgarisという夏に自生する紫色の植物のことで、蜜が採れるようです。
スコットランドのドランブイやアイルランドのアイリッシュミストなどのリキュールに使用されています。
つまり、ヒースの中に広義ではヘザーも含まれるみたいですが、スコットランド人は、ヘザーはヘザーという認識があるのだとか。次回、スコットランドに行った時に聞いてみます。
そしてゴース(gorse)はわかりやすく、黄色い花を咲かせるハリエニシダのことのようです。
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