失われた都道府県最古のコース(東日本編)

01.ゴルフの話題
01.ゴルフの話題

特集記事の「19th Hole」を整理して新たに「47都道府県最古のコース」と「メジャー大会開催コース」と「閉鎖されたゴルフコース」と「発祥の地巡り」のページを増やしました。

各都道府県の最古のコースはこちら「47都道府県最古のコース」をご覧いただくとして、 現在、存在しない失われた都道府県最古のコースをピックアップしてみます。

福島県最古のコース

1961年(昭和36年)開場の「福島ゴルフ倶楽部 民報コース」だと思われがちですが、その7年前の1954年に水石山の山頂に造られた「水石山ゴルフ場」が最古のコースです。現在は公園になっているのですが最新の空撮画像を見るとゴルフ場の名残がわかります。近くに行くことがあれば訪れてみます。

水石山公園の上空からの写真(提供 国土地理院)

群馬県最古のコース

群馬県最古のコースは戦後に一番最初に造られた太田ゴルフ場です。富士重工の前身の中島飛行機の太田飛行場が終戦と共に米軍が接収。その飛行場横に米軍が1946年に作りました。接収が終わった後も1987年までゴルフ場がありましたが現在は、スバルの工場となり完全に姿を消しています。

太田ゴルフ場があった場所の現在の上空からの写真(提供 国土地理院)

1987年頃の上空の写真には、はっきりとゴルフコースが(提供 国土地理院)

これを見ると完全にスバルの工場内の敷地内に埋もれてしまっているのがわかります。

千葉県最古のコース

千葉県最古のコースは1926年に開場した武蔵野カンツリー倶楽部六実コースです。大谷光明設計で現在の松戸市六高台あたりに造られていたようです。武蔵野CCは1931年に現在の下総航空基地 あたりに藤ヶ谷コースを増設し、日本初の36ホール所有する倶楽部になりましたが1944年に両コースとも陸軍に強制接収されて閉鎖になりました。藤ヶ谷コースの設計は赤星六郎が担当していたので残っていれば大谷光明と赤星六郎が設計した2コースを所有する価値ある倶楽部になっていたと思うので残念です。古い航空写真を調べてみましたが写真自体ありませんでした。

東京都最古のコース

東京都最古のコースは1914年(大正3年)にG.G.ブレディとF.E.コルチェスターの設計で駒沢に造られた東京ゴルフ倶楽部です。こちらの記事に詳しく取り上げています。

神奈川県最古のコース

神奈川県最古のコースは1906年(明治36年)に根岸競馬場の中に造られた根岸ゴルフ場です。こちらの記事に詳しく取り上げています。

富山県最古のコース

富山県最古のコースは1935年(昭和10年)に大川寺公園に6ホールのコースを作ったという記録があります。コース名などの情報はなく、「富山県のゴルフの歴史は、大川寺公園にその黎明を見ることができる。東京から赴任した内務省の役人を中心に、公園の草っ原に6ホールのコースを設営し、クラブを握ったのである。 歴史的に見ても、日本海側で唯一であり、富山県のゴルフの原型が、ここに見られる。」と呉羽カントリークラブのホームページに記載されています。

続いて京都府、島根県、広島県、高知県、福岡県、熊本県、宮崎県、沖縄県と続きますが長くなったのでここで一旦区切って、西日本編として続きます。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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