福島県いわき市にある水石山(みずいしやま)の山頂にかつて存在していた水石山ゴルフ場。
福島県最古のゴルフコースは、1961年(昭和36年)開場の福島ゴルフ倶楽部 民報コースだと思われがちだが、水石山ゴルフ場は、その7年前の1954年に造られたのでこちらのほうが古い。
そして当記事のタイトルが福島県最古の民間向けゴルフコースになっているのには理由がある。
それは、現在の会津磐梯カントリークラブがある大野ヶ原(別名:鳥狩原)で昭和天皇が皇太子時代の1924年(大正13年)に草原を刈り、「鳥狩原ゴルフ場」としてゴルフをしたという記録がある。
そのため、民間向けで最古のゴルフコースと紹介している。
水石山ゴルフ場は開場後、わずか10年で民間から反対運動があり、閉鎖されて現在は公園になっている。
国土地理院の空撮画像を見るとゴルフ場の名残がわかるので、近くに行くことがあれば訪れようと思っていた。
今回、近くの小名浜オーシャンホテル&ゴルフクラブをラウンドしたので日没にギリギリ間に合いそうなので行ってみることにした。
水石山は、いわき市の北西に位置し、海抜735mにあり、いわき市や太平洋を一望できる。
山頂にある岩のくぼみには、常に水が溜まっているので水石山と呼ばれるようになった。
公園内をここがティーでここがグリーンだったのかな?、と想像しながら散策。
左に見えるのは展望台のようで、そこまで歩いて、景色を楽しみたかったが、日が暮れるので諦めた。
わずか10数分ほどの滞在だったが、アップダウンがある地形だけど、広々とした草原という感じのコースでノビノビとプレイできていたのが想像できた。
コメント