瀬戸内海を望む山頂に造られた香川県最古のゴルフコース

[高松カントリー倶楽部・城山コース]
03.日本のゴルフ場
03.日本のゴルフ場

香川県坂出市にある高松カントリー倶楽部・城山コース

城山は、「しろやま」ではなく「きやま」と読む。これは山頂に7世紀ごろに造られた朝鮮式山城跡があり、古代では城を「き」と呼んでいたのがそのまま山の名前になったからである。

標高462mの台形状をした溶岩台地の城山の山頂に高松カントリー倶楽部がレイアウトされている。

この日は寒かったのでレストランで香川の日本酒、金陵・真紅を熱燗でいただいてスタートまで瀬戸内海を眺めながら時間をつぶした。

開場は1954年(昭和29年)に9ホールで開場。2年後に18ホールに。

香川県最古のゴルフコースで18ホールのコースとしては四国最古でもある。

設計は丸毛信勝。私のお気に入りの設計家だ。アップダウンのある地形を巧みに活かして設計するのでラウンド前から楽しみにしていた。

アウトは金毘羅コースと呼ばれて讃岐平野や阿讃山脈を楽しめ、インコースは瀬戸コースと呼ばれて瀬戸内海が見えるホールが多く、全体的に距離は短いが、狭い土地に上手に設計をしていて想像していた以上に楽しめるコースだった。

1つだけ難点を挙げると、開場時はパー70だったが、おそらく経営が変わってからだと思うが攻略しがいがあるロングパー4の2番と13番がイージーなパー5になり、無理やりパー72にしていたのだけが残念だった。

世界中にはパー72未満でも素晴らしいコースはたくさんある。日本の間違えたゴルフコースの価値観は何とかならないだろうか。

ティーはレギュラーティーからティーオフ。

1番ホール(富士見台) 150ヤード パー3

瀬戸内海に向かって打ち下ろすパー3

約三か月ぶりにクラブを握ったのでウォーミングアップに最初パー3でよかった。

2番ホール(天の川) 401ヤード パー5

距離の短い打ち上げのパー5(オリジナルではパー4)

コースを振り返ると瀬戸内海や瀬戸大橋が見れた。

3番ホール(大菩薩峠) 335ヤード パー4

距離の短いパー4。セカンドは打ち下ろし。

4番ホール(千早城) 270ヤード パー4

距離の短い打ち上げのパー4。写真で見る以上にかなりの打ち上げ。

セカンド地点から振り返るとそのアップダウンがわかると思う。

5番ホール(パラダイス) 335ヤード パー4

距離の短いパー4

6番ホール(金毘羅街道) 483ヤード パー5

距離の短いパー5。ティーイングエリアから左を見ると瀬戸内海が見えた。

7番ホール(戦場ヶ原) 350ヤード パー4

打ち下ろしで右がOBのパー4

8番ホール(残念坂) 185ヤード パー3

豪快な打ち下ろしのパー3

残念坂って何だろうと調べてみると金毘羅さんをお詣りしたあとに名残惜しんで何度も見返りながら振り返っていた見返り坂という坂があり、その別名だろうだ。

9番ホール(一目千本) 345ヤード パー4
10番ホール(塩飽七島) 410ヤード パー4

距離の長い、フェアウェイ左が窪地になっているパー4。レギュラーティーからはダイアゴナルに伸びるパー4。

塩飽七島とは瀬戸内海に浮かぶ与島、櫃石島、本島、牛島、広島、手島、高見島のこと。

11番ホール(グランドキャニオン) 360ヤード パー4
12番ホール(水口) 457ヤード パー5

距離の短いパー5セカンドショットは池越え。

このホールだけ2グリーンでこの日は左グリーン。右グリーンの場合は498ヤード。

13番ホール(ホロソ坂) 440ヤード パー5

距離の短いパー5。(オリジナルではパー4)

14番ホール(瀬戸の島山) 178ヤード パー3

距離のあるパー3

15番ホール(城門) 315ヤード パー4

距離の短い打ち下ろしのパー4

16番ホール(車道) 322ヤード パー4

距離の短い打ち下ろしのパー4

17番ホール(噫 無情) 156ヤード パー3

谷越えのパー3

18番ホール(千早城) 318ヤード パー4

距離の短い打ち上げのパー4

グリーン手前から右を見ると瀬戸内海と瀬戸大橋を最後に眺めることができた。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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