40年の空白後に復活した世界のゴルフ場TOP50（1979年・1981年）

1979年と1981年のランキングの考察

1979年の50コースと1981年の新たな3コースの合計53コースのうち、私がラウンドしたコースは21コース。（マスターズ観戦のオーガスタも含む）

国別の内訳は、アメリカ21コース、スコットランド6コース、イングランド4コース、日本3コース、アイルランド2コース、スペイン2コース、以下1コース・北アイルランド、インドネシア、メキシコ、コロンビア、カナダ、イタリア、モロッコ、南アフリカ、香港、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、台湾、フィリピン、スウェーデン

と21か国・地域にもなります。53コースしかないのに幅広いノミネートになっていますね。その中で日本が3コースも入っています。

設計家別にみると

6コース　R.T.ジョーンズ SR
4コース　トム・モリス 、ドナルド・ロス
3コース　ハリー・コルト、 C.H.アリソン 、アリスター.マッケンジー、ジャック・ニクラス
2コース　A.W.ティリングハースト、ウィリー・ファーニー、赤星四郎

ランキング再開を提唱したジョーンズSRが53コース中、6コースと1割以上でトップですが、これはこの当時、ジョーンズSRがコース設計で勢いがあり、アメリカンスタイルのコースの流行を作り出していたから。だからこそ、ランキング再開の声を上げることができたのだと思います。

その他、歴代の名設計家が名前を連ねていますが、その中で光るのがジャック・ニクラスと赤星四郎。

ニクラスはピート・ダイと組んでハーバータウンでコース設計のデビューをしました。そのハーバータウン以外にデズモンド・ミュアヘッドと組んだミュアフィールドビレッジとカナダでのデビュー作になるグレンアビーの３コースがランクインしています。これは選手として円熟期に入り、人気が高かったから選ばれたというだけの理由ではありません。実際、現在もハーバータウンとミュアフィールドビレッジはTOP100にランクインしているので、時が経っても評価される素晴らしいコースを良きパートナーと協力して造ることができたのだと思います。

次に赤星四郎の名が２コースも。霞ヶ関（東）は多くの人物との共作になりますし、台湾GCは、改造プランを造っただけで自身のみで設計したコースではないですが、赤星四郎が設計したコースはどのコースも素晴らしいと思っていたので同じ日本人として誇らしいです。

私がラウンドした赤星四郎設計コースの記事の一覧はこちらから見れます。（六郎に協力した我孫子も入っています。）

現在のランキングから姿を消したコース達

そして世界初のナショナルゴルフレビューの1939年ゴルフコースランキングの記事の時にも取り上げてみましたが、現在のランキング（2013年以降）から姿を消した20のコース達を簡単に紹介していきたいと思います。

まずは姿を消した20コースのみをピックアップして表に。

それぞれのコースを簡単に紹介します。

続きは、こちら