1979/1981年にランキング入りして現在はランク外のコース達

1939年にナショナルゴルフレビューというゴルフ雑誌が 世界で初めて世界TOP100コースを発表しました。

その後、40年間の空白があり、1979年にゴルフマガジン社が 「Golf Magazine TOP 50 in the World 1979」 を発表しました。そしてその二年後にも第二回の発表を。

この1979年と1981年のランキングのコースで現在のランキング(2013年以降)から姿を消した20のコース達を簡単に紹介していきたいと思います。

(ホームページのスクリーンショットをクリックするとそのゴルフコースのホームページに飛びます)

Bali Handara Country Club
バリハンダラカントリークラブ
インドネシア
バリ島
P.Thomson , 1976

バリ島にある高原リゾートコース。設計はピーター・トムソンで1976年に開場。開場時は、バリハンダラカントリークラブというコース名だった。世界TOP50コースの選考理由は「その壮大な景色、涼しい気候、手入れの行き届いたグリーン」

何度かコース名が変わり、現在はハンダラゴルフ&リゾートバリとして営業。

Butler National Golf Club
バトラーナショナルゴルフクラブ
アメリカ
イリノイ州
G.Fazio, T.Fazio, 1972

ジョージ・ファジオとトム・ファジオの設計で1972年に開場。バトラーナショナルGCは1974~1990年までウエスタンオープンが開催されていた。「Top100GolfCourses」ではイリノイ州4位。

現在、TOP100に残っていないのは当時はファジオが得意としていたモダンコースが流行りだったのが時の流れで廃れてしまったのと、おそらくフラットすぎる地形が理由。

Champions Golf Club The Cypress Creek course
チャンピオンズゴルフクラブ・ザ・サイプレスクリークコース
アメリカ
テキサス州
R.Plummer, 1959

1957年にジャック・バークJr.とジミー・デマレットの二人のマスターズチャンピオンによって設立。

ラルフ・プラマー設計のサイプレスクリークコース(1959年)とジム・ファジオ設計のジャックラビットコース(1964年)の36ホールある。サイプレスクリークコースは1969年全米オープンの会場。

Club de Golf Mexico
クラブ・デ・ゴルフ・メヒコ
メキシコ
メキシコシティ
P.Clifford, L.Hughes, 1952

クラブは1949年に創立。パーシー・クリフォードとローレンス・ヒューズ設計で1952年に開場。クリフォードはメキシコアマチュアゴルフチャンピオンに6度もなり、メキシコ国内で40以上のコースを設計。そしてアメリカゴルフコース設計者協会のメンバーにメキシコ人として初めて入会した人物。

 

Club El Rincon de Cajica
クラブ・エル・リンコン・デ・カヒカ
コロンビア
ボゴタ
R.T.Jones SR, 1958

1958年に9ホールで開場。その後、R.T.ジョーンズJr.に設計を依頼して1963年に18ホールに拡張。1980年のワールドカップの会場にもなったコロンビアNo.1のコース。

Firestone Country Club South Course
ファイヤーストンカントリークラブ・サウスコース
アメリカ
オハイオ州
B.Way, R.T.Jones SR, 1929

タイヤメーカーのファイアストーン社が社員の福利厚生のために造ったコース。現在はサウス、ノース、ウエストの3コース(54ホール)あるが、最初にバート・ウェイが設計したコースがサウスコース。これをR.T.ジョーンズSRが改造。サウスコースは、1960年、1966年、1975年と全米プロゴルフ選手権の会場に。また2018年まで長年ブリジストンインビテーショナルの会場であったことでも有名。

Glen Abbey Golf Club
グレンアビーゴルフクラブ
カナダ
オンタリオ州
J.Nicklaus, 1976

1976年開場。ジャック・ニクラスがカナダで初めて設計したコース。それまでニクラスは、ハーバータウンやミュアフィールドビレッジなど手掛けてきたが初めて一人で設計したコースでもある。カナダオープンを1977年にグレンアビーで開始されて以来、30回も会場になっている。

Kasumigaseki Country Club East Course
霞ヶ関カンツリー倶楽部 東コース
日本
埼玉県
藤田欽哉,赤星四郎等, 1929

1929年に東コースが藤田欽哉, 赤星四郎らの設計で開場。その3年後に西コースが開場し、日本初の36ホール持つゴルフ場に。そして開場の翌年1930年にはC・H・アリソンが改造のアドバイスを行い、バンカーの追加などを行った。10番ホールはThe 500 World’s Greatest Golf Holesに選出されている。1954年に開催されたカナダカップ(ワールドカップの前身)の会場。

Pevero Golf Club
ペヴェロゴルフクラブ
イタリア
オルビア=テンピオ県
R.T.Jones, 1972

イタリアのサルデーニャ島の北東の海が見える土地にR.T.ジョーンズSR設計で造られたコース。1978年イタリアンオープンの会場。

Real Sociedad Hipica Espanola Club de Campo Negro Course
レアル・ソシエダ・ヒピカ・エスパニョーラ・クラブ・デ・カンポ・ネグロコース
スペイン
マドリッド
J.Arana, 1956

Club de Campo Villa de Madrid

RSHECC

1931年にSociedad Deportiva Club de Campoとして創設、その一年後に9ホールのコースが開場。数年後に設計トム・シンプソン、フィリップ・マッケンジー・ロスで18ホールに増設。そして1942年にReal Sociedad Hípica Españolaと合併し、Real Sociedad Hípica Española Club de Campo(RSHECC)に。

スペイン内戦後の1952年にコースをスペインのゴルフコース設計家の第一人者、ハビエル・アラナが復旧(ネグロコース)。1984年にはマドリッド市が土地の権利を行使して、Club de Campo Villa de Madridを立ち上げて、RSHECCは場所を移動することになりました。Club de Campo Villa de Madridは1992年にセベ・バレステロス設計のアマリージョコースを増設。RSHECCも場所を移動してノルテコース/Norte、スルコース/Surの36ホール持つクラブとして存続しています。(1979年のランキングではRSHECCでしたが、現在のクラブ名はClub de Campo Villa de Madridです。)

Royal Golf Dar Es Salam Red Course
ロイヤルゴルフ・ダルエスサラム・レッドコース
モロッコ
ラバト
R.T.Jones SR, 1971

モロッコ国王のハッサン2世がR.T.ジョーンズSRに依頼して造った18ホールのレッドとブルー、そして9ホールのグリーンの45ホールあるコース。モロッコ王国の首都ラバトにあります。

Royal Durban Golf Club
ロイヤルダーバンゴルフクラブ
南アフリカ
ダーバン
B.Grimsdell, 1922

1892年にダーバンゴルフクラブとしてグレイビル競馬場のトラック内に開場。1932年にボブ・グリムスデルがリビルドして現在のコースに。グリムスデルはコルト&アリソン社に認定された設計家。1932年にキングジョージ5世からロイヤルの称号をもらい、ロイヤルダブリンゴルフクラブに。(※2013年に100位にランクインしていたダーバンカントリークラブとは別のクラブです。)

Royal Hong Kong Golf Club
ロイヤル香港ゴルフクラブ
香港 1911

1889年にロイヤル香港ゴルフクラブとして設立。もともとハッピーバレーでプレイしていたが、1898年にディープウォーターベイに9ホールのコースを作り、移動。18ホール化のためにファンリングにも土地を確保して1911年にオールドコースが開場。1930年ニューコース、1970年エデンコースと増設。ランクインしていたコースは香港オープンが開催されるニューコース(8ホール)とエデンコース(10ホール)のコンポジットコースだと思われる。コンポジットはE1-2,E7-12,E16,N11-16,N18,N1,E18の順。香港返還に伴い、1996年にロイヤルを返上し、香港ゴルフクラブに。

Royal Selangor Golf Club Old Course
ロイヤルセランゴールゴルフクラブ・オールドコース
マレーシア
クアラルンプール
G.Hemmant, 1893

1893年に設立され、アジアで歴史にあるクラブ。その後1920年頃に現在の場所に移転。第二次世界大戦中は日本軍が滑走路として使用していたために戦後に、改修が行われた。2つの18ホール(オールドコース、ニューコース)、そして9ホールのショートコースがある。1962~1986年の間、マレーシアンオープンの会場に。1963年にロイヤルの称号が与えられた。

Singapore Island Country Club Bukit Course
シンガポールアイランドカントリークラブ・ブキットコース
シンガポール 1924

二つのクラブが合併したシンガポールアイランドCC。1つは1891年創設のザ・ゴルフクラブ。1924年に移転して現:ブキットコースを開場。1938年にはキングジョージ4世からロイヤルの称号をもらい、ロイヤルシンガポールGCに。この時、もう1つの現:シメコースも完成。

もう1つは1932年に造られたアイランドクラブ(現:アイランドコース)。1952年にロイヤルアイランドクラブに。1962年に合併してシンガポールアイランドCCになり、1968年にはアイランドコース側に現:ニューコースが増設されて4コースあるクラブになった。ランキングに入っているコースはブキットコースだと思われる。

Real Club de Golf Sotogrande Old
レアル・クラブ・デ・ゴルフ・ソトグランデ・オールド
スペイン
カディス
R.T.Jones SR, 1964

1964年にR.T.ジョーンズSRがヨーロッパで初めて設計したコース。ソトグランデ・オールドと現在も地元のプレイヤーには呼ばれている。これは、1974年に造られたバルデラマが当時はソトグランデ・ニューコースとして開場したために現在もその名残が残っている。(その後、ニューコースは1981年にラス・アベス、1984年にバルデラマに名称を変更。)

Taiwan Golf & Country Club
台湾ゴルフ倶楽部
台湾
淡水
赤星四郎, 1919

1918年に6ホールで開場し、1929年4月に18ホール、全長6,000ヤード、パー72に。その後、1934年には、赤星四郎が改造プランを作成。それに基づいて、6,530ヤードとパー70に。1938年には第二次世界大戦のため、台湾ゴルフクラブは日本軍により、要塞に。アメリカ軍からの砲撃でコースは荒れてしまいましたが戦後、アメリカ軍がコースを復旧しました。淡水ゴルフクラブとも呼ばれ、新淡水ゴルフクラブというゴルフ場もあるので区別するために老淡水ゴルフクラブと呼ばれることもあります。

Wack Wack Golf & Country Club
ワックワックゴルフ&カントリークラブ
フィリピン
マニラ
J.Black, 1931

1931年にイーストコースがジム・ブラック設計で開場。ウエストコースは1997年にIMGが設計。イーストコースは1977年のワールドカップの会場にもなった。

Wentworth Club West Course
ウェントワースクラブ・ウエストコース
イングランド
サリー州
H.S.Colt, C.H.Alison,1922

1922年創設。コルトとアリソンが設計したイーストコース(1924年開場)とウエストコース(1926年開場)と1990年に増設したエディンバラコースの3コースある。

世界のベスト500ホール」でウエスト17番571ヤード、パー5はThe One Hundredに、ウエスト2番155ヤード、パー3とウエスト3番452ヤード、パー4はThe Five Hundred(Great Britain and Ireland)に選出されている。

Falsterbo Golfklubb
ファルステルボゴルフクラブ
スウェーデン
スコーネ
G.Bauer, 1930

1909年開場。1930年にグンナール・バウアーにより18ホールに。世界中にある246コースのTRUE LINKSの中の1つ。ヨーロッパ大陸には14コースしかない。

次は1985年のランキングをまとめてみます。


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