浦添市屋冨祖にある名前のない会員制の熟成肉のお店の記事を以前紹介しました。
会員制熟成肉のお店のオーナーシェフの高江洲さんは元寿司職人。
その高江洲さんが時々、お寿司屋さんを営業することがあります。
しかし、誰でも行けるわけではなく、招待した人だけ訪れることができるという招待制のお寿司屋さんなのです、熟成肉と同じ屋冨祖にあります。
このお寿司屋さんが、素晴らしいお店でした。
まず、お寿司をいただく前にサプライズがありました。
この日は、友人と二人で伺うことになっていたのですが、先に到着した友人からLINEに、「着きましたー 屋外です(笑)」という連絡が。
到着すると屋冨祖通り沿いのオープンエアでアメリカのカントリー風なカジュアルなカウンターでした。
外で食べるお寿司も面白いなと思い、最初の一品の野菜のおひたしとビールで乾杯。
一品目を食べ終わると、高江州さんがではビールと荷物を持って移動しましょうと「え?」と驚きながら、カウンター裏の隠し扉に案内。
中には素敵な内装の寿司カウンターが。食べる前から、この演出にやられました。スピークイージーのようなお寿司屋さん。かっこいいです。
お寿司も美味しくて、特に最後の太刀魚の握りは最高でした。
初めての招待(2022年5月)
まずは雲丹からスタート。
二週間ほど熟成したマグロ。沖縄はマグロが冷凍されずに水揚げされるので美味しいです。
この日いただいた、ネタです。
この締めの太刀魚の握りが最高でした。触ると崩れるぐらい繊細な握り。
パパイヤの巻物。かんぴょう巻きの代わりみたいな感じですね。
デザートはホオズキ。そして占領時代中の年代物のジョニーウォーカーもいただけました。
行きたくても招待されないといけないお寿司屋さん。次の招待が今から楽しみです。
葵月 鮨の夜会(2022年6月)
嬉しい事に2か月連続、招待制の寿司屋に招待を受けました。
葵月 鮨の夜会
ツキヒガイって貝、初めて食べました。綺麗な貝でした。
高江洲さんのお寿司が面白いのはシャリの温度を自然に冷ましてその温度に合わせて提供するネタの順番を決めているところです。なのでいつも最初は雲丹からスタート。
この日、いただいたお寿司
神楽月の鮨宴(2022年11月)
ありがたい事に今年3度目の招待をしていただきました。
今回のスペシャリテはこちらの真っ赤になるまで茹でない海老
海老は茹でるとアスタキサンチンがタンパク質から分離されて赤くなります。
70度ぐらいのお湯で真っ赤になるのだとか。
これを50度のお湯で活海老を茹でて旨味を逃がさないように調理。
旨味はもちろん、食感も最高でした。
左は、海老の殻からダシを取った玉子焼き。こちらも口に入れると海老の風味が爆発して美味しかったです。
この日、いただいたお寿司。イカは、超薄切りにしてそれを千切りにするようになっていてバージョンアップされていました。ねっとり感がブーストされてこちらも美味しかったです。
駆け抜ける鮨の華宴(2022年12月)
12月も、先月感動した海老は健在でした。
今回のスペシャリテはコハダ。コハダから魚醤を造って、それをコハダの味付けに使用。
美味しかったので魚醤だけで少しいただきました。まだ作ったばかりなので若い魚醤ですが、このぐらいのほうが癖もなくお寿司には合うなと。
魚醤が好きで、「いしる」「しょっつる」だけでなく「ナンプラー」「ヌクマム」など色々と味比べをしてきましたが、このぐらい若い魚醤ってどこも販売してないなぁと。ライトな魚醤として販売してもよいのになと思いました。
これに指を漬けて、舐めながら日本酒がかなり進みました。
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