今日は北投温泉に行ってみることに。
台北駅からMRT淡水線で北に移動。
北投駅にて一駅だけの新北投支線に乗り換えて新北投駅に。
改札を出ると目の前には北投公園があります。
公園の左右の道沿いには小川が流れていて緩やかな坂が続いています。
案内図の左端がMRTの新淡水駅で公園に沿って小川をさかのぼると源泉の地熱谷まで続くのです。
その道沿いに温泉旅館や公営の日帰り温泉などが並びます。
公園の左側の道を小川に沿って歩くと北投温泉博物館に到着。
1913年に北温泉公共浴場が建設されて、その後、利用されなくなったものを台北市政府が1998年に博物館に改装。無料で入場できます。
北投温泉は、日本統治時代に開発された温泉で昭和天皇も皇太子時代に訪問したこともある温泉で、世界中で秋田県の玉川温泉とここ北投温泉でしか産出されてない北投石でも有名です。
外観はレンガ造りで洋風ですが中は和風。
こんな感じで2Fは畳敷きの和室も。
昔は風呂上りにこの和室で休憩していたのでしょう。
和室の横にはミニシアターも。
二階から庭を見た風景。
博物館だけあり、温泉にまつわるものが展示されています。
こちらが有名な北投石。
秋田の玉川温泉と台北の北投温泉でしか産出されないラドンやラジウムが含まれていて微量な放射線を出す鉱物。抗癌治療にもよいといわれているとか。
北投温泉の泉質は青湯、赤湯、白湯と3種類あり、青湯は玉川温泉と同じラジウム泉(源泉は地熱谷)、白湯は硫黄泉(源泉は硫黄谷)、赤湯は鉄泉(源泉は龍鳳谷)とそれぞれ源泉が違う。
温泉の源泉を採掘していたときの器具なども展示されてました。
1Fに降りると大浴場が展示されています。
大浴場の廊下にはステンドグラスが。
よく見ると富士山でしょうか?このあたりも日本統治時代の面影が残ります。
太陽の光でステンドグラスがより一層綺麗に輝いています。
現在はこの博物館の浴槽にはお湯は入っておらず展示のみなのが残念。
ゆっくりとこのステンドグラスを見ながら入浴できたらとても気持ちよさそうなのに。。
博物館を後にして源泉の地熱谷を目指します。
北投温泉博物館
台北市北投区中山路2号
電話 02-2893-9981
HP http://peitoumuseum.culture.gov.tw/
開館時間 AM9:00-PM5:00(月曜日、祝日、旧正月期間閉館)
コメント