広島県の広島カンツリー倶楽部 八本松コースをラウンドしてきました。
開場は昭和38年。設計は、上田治。
広島カンツリー倶楽部にはもう1つ、西条コース(さいじょうコース)があり、こちらは昭和30年に開場。
八本松コースは広島一の名門といわれ過去に、
1979年と2004年に日本女子オープンゴルフ選手権、1984年マツダジャパンクラシック、1972~2007年までは広島オープンなどが開催されています。
広島カンツリー倶楽部と広島ゴルフ倶楽部とは、兄弟のような関係なのですがこれは後程、紹介します。
八本松コースは、元々は2グリーンでしたが、2004年の日本女子オープンの前に1グリーンに改造されました。
1番ホール 353ヤード パー4
距離の短い右ドッグレッグのパー4
右のフェアウェイバンカーの右には池があります。
2番ホール 522ヤード パー5
フラットでほぼストレートなパー5
3番ホール 179ヤード パー3
窪地越えのパー3
窪地の左右には池が配置されています。
4番ホール 382ヤード パー4
ストレートなパー4
4番ホールを終えると茶店があり、そのそばにこんな看板が。
広島カンツリー倶楽部ではなくて、広島ゴルフ倶楽部?
気になり調べてみると、もともとこの地で昭和4年5月に旧・広島ゴルフ倶楽部が12ホール・パー48で開場して八本松リンクスと呼ばれていたようです。設計は天野進作、中村尋。開場翌年には18ホールに増設。
現存するゴルフコースで中国地方で一番古いコースは岡山霞橋ゴルフ倶楽部(昭和5年開場)なので倶楽部としては旧・広島ゴルフ倶楽部が中国地方では最古のゴルフ倶楽部になります。
しかし、太平洋戦争が開戦し、昭和17年陸軍が八本松リンクスを接収。
その後、終戦してコースは広島大学の農場になったために、戦後に再発足させた広島ゴルフ倶楽部は昭和27年に広島市の鈴ヶ峰に6ホールの広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コースを開場させたようです。
その後、広島ゴルフ倶楽部は昭和49年に18ホールになり、鈴が峰の地で歴史を刻んでいっています。
一方で旧・広島ゴルフ倶楽部のもう1つのグループが18ホールではない鈴ヶ峰コースに物足りなさを感じて西條に広島カンツリー倶楽部西條コースを昭和30年に開場させました。
その後、広島大学の農場が移転することになり、旧・広島ゴルフ倶楽部(八本松リンクス)の跡地に広島カンツリー倶楽部 八本松コースを復活させたという歴史があり、現在の広島ゴルフ倶楽部と広島カンツリー倶楽部は戦前の旧・広島ゴルフ倶楽部を親にした兄弟倶楽部のような関係だとわかりました。
広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コースの記事はこちら
5番ホール 223ヤード パー3
距離のあるパー3
6番ホール 453ヤード パー4
距離のあるパー4
残り100ヤード地点から打ち上げ。
7番ホール 455ヤード パー4
距離の長い左ドッグレッグのパー4
二打目はやや打ちおろし。
8番ホール 557ヤード パー5
右ドッグレッグのパー5
ティーショットのランディングエリアの右の林の中には池があります。
9番ホール 460ヤード パー4
距離のある右ドッグレッグのパー4
10番ホール 348ヤード パー4
距離のない打ち上げのパー4
11番ホール 173ヤード パー3
打ち下しで池越えのパー3
12番ホール 522ヤード パー5
右ドッグレッグのパー5
13番ホール 441ヤード パー4
距離のある左ドッグレッグのパー4
ティーショットはフェアウェイセンターの松の右狙い。
14番ホール 179ヤード パー3
やや打ち下しのパー3
15番ホール 365ヤード パー4
ストレートなパー4
グリーン正面にはバンカーが。
16番ホール 564ヤード パー5
距離のある左ドッグレッグのパー5
17番ホール 454ヤード パー4
距離のある右ドッグレッグのパー4
二打目は打ち上げ。
18番ホール 502ヤード パー4
距離のある左ドッグレッグのパー4
左のバンカーより更に左に行くと池があります。
グリーンは砲台グリーン。
極端なアップダウンがないフラットなコースに松が適度なハザードとして配置されていた素晴らしい林間コースでした。
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