ゴルフマガジン社「Top 100 Courses in the World」（2007年）

ゴルフマガジンの2007年のゴルフコースランキングについてまとめてみます。 1979年にランキングを発表してから15度目のランキングになります。

前回ランクの列は前回の2005年のランキングからどのぐらい上下したかをまとめています。
(—)は、移動なし　(↑1)は、1ランクアップ　(↓4)は、4ランクダウン
(↑***)は、初ランクイン　(↑1985/47)は、1985年のTOP100の47位から再ランクイン で表しています。

GOLF Magazine’s Top 100 Courses in the World 2007

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2007年のランキングの考察

100コースのうち、私がラウンドしたコースは52コース。（マスターズ観戦のオーガスタも含む）

新しくランクインしたコースは7コース。前回ランクが (↑***)になっている コースです。再ランクインしたコースは0コース。

新しくランクインした中で新設コースは2003年開場のナネア（76位）、2004年開場のオールドサンドウィッチ（77位）、2006年開場のバリーニール（82位）の3コース。

残りの4コースは歴史あるコースで1932年開場のロイヤルメルボルン・イースト（72位）、1910年開場のスウィンリーフォレスト（95位）、1876年開場のマクリハニッシュ（97位）、1878年開場のノースベリック（98位）。

マクリハニッシュやノースベリックなど古き良きコースが今までTOP100にランクインされていなかったのが驚きです。ゴルフマガジンでランキングが始まった1980年代はモダンコース全盛の時代であったので、こうした名コースが埋もれていたのでしょう。

そして2000年代に入り、モダンコースからモダンクラシックコースに流行が移る中で、古いコースの良さを再認識するパネリストが増えてきたのでランクインしたのだと思います。

国別のコース数

アメリカ52コース（-4）、イングランド10コース（+1）、スコットランド11コース（+2）、オーストラリア6コース（+1）、日本4コース、カナダ3コース、アイルランド4コース、北アイルランド2コース、 ニュージーランド2コース　以下1コース、 南アフリカ、ドミニカ共和国、フランス、メキシコ 、 スペイン 、韓国

（国の後のプラスマイナスの数値は前回からの増減数）

設計家別のコース数

8コース　アリスター・マッケンジー、ハリー・コルト
7コース　A.W.ティリングハースト、ドナルド・ロス
6コース　トム・モリス
5コース　ピート・ダイ
4コース　セス・レイナー、C.H.アリソン、R.T.ジョーンズSR、トム・ドーク
3コース　トム・シンプソン、ジャック・ニクラス、ビル・クーア、ベン・クレンショー、ペリー・マックスウェル
2コース　C.B.マクドナルド、G.C.トーマス、ウィリー・パークJr.、ウィリー・ファーニー 、ハリー・バードン 、ハーバート・ファウラー、スタンレー・トンプソン、デブルー・エメット、トム・ベンデロー、リース・ジョーンズ、デビッド・マクレイ・キッド

トム・ファジオは2コースがTOP100圏外になり、3コースから1コースに。ここでは2コース以上の設計家しか掲載していないので名前が消えました。

1980~90年代はモダンコース全盛でトム・ファジオの設計するコースはその象徴ともいえるコースで人気がありましたが、流行の移りと共にシャドークリーク、1コースのみになりました。（※シャドークリークも次回のランキングで圏外に落ちてトム・ファジオ設計のコースは0コースになります。）

トム・ドーク設計のコースは、1コース増えて、4コースに。クーア＆クレンショーと共に存在感を出し、モダンクラシックの時代のコース設計の第一人者として確固たる存在になりました。

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新たにランクインして 現在はランク外のコース達

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10ランク以上ランクアップしたコース

以下の9コースが10ランク以上ランクアップしました。フライヤーズヘッドの41ランクアップは目立ちますね。

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10ランク以上ランクダウンしたコース

以下の11コースが10ランク以上ランクダウンしました。

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圏外に落ちたコース

以下の7コースが前回の2005年のTOP100から圏外に落ちました。バンドントレイルズとピーチツリーは2019年に再ランクインします。